農業施設

畜舎内の放射熱環境に関する研究 (V)

肥育豚の呼吸数による放射熱環境の評価

蓑輪雅好, 山口智治, 相原良安

1984 年14 巻3 号 p. 2-9
発行日: 1984/07/25
公開日: 2011/09/05

DOIhttps://doi.org/10.11449/sasj1971.14.3_2

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夏季における開放型畜舎内の温熱環境を家畜の生体情報に基づいて評価することを目的として, 温熱環境特に長波長放射熱量に対する肥育豚 (体重25～41kg) の呼吸数を測定した。乾球温度24.2～30.4℃ (平均値x=27.5, 標準偏差s=1.5), 湿球温度22.3～26.6℃ (x=24.1, s=0.9), 気流速0.1～1.2m/s (x=0.3, s=0.3), 放射熱量376～827kcal/m²・h (x=442, s=88) の温熱環境に対して22～215回/分 (x=107, s=48) の呼吸数が得られた。相関分析と重回帰分析から, 呼吸数に及ぼす乾球温度と平均放射温度の影響は同じ程度に重要であることが示された。また, 呼吸数を指標とした環境評価温度 (EET) が得られた: EET=(0.6～0.7) T_d+(0.3～0.2)T_w+0.1T_mr (T_d: 乾球温度, T_w: 湿球温度, T_mr: 平均放射温度)。ただし, 広範囲の温熱環境に対する一般的な環境評価温度については今後に残された問題である。

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井水散水一重三層ハウスの保温機構

小倉祐幸

1984 年14 巻3 号 p. 10-15
発行日: 1984/07/25
公開日: 2011/09/05

DOIhttps://doi.org/10.11449/sasj1971.14.3_10

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井水散水装置をつけた一重三層ハウスの保温性について調査した。
1) 室温13～15℃が保たれ, 総括熱貫流率0.64kcal/m²・h℃の良好な保温性が示された。
2) 外気温に対する室温の変化は0.22℃/℃と小さく, 井水散水方式が外気温低下に強い特性を有することを示した。
3) 改良した伝熱ネットワークモデルにより, ハウス各部の熱伝達率を求めた。
4) 室温の実測値に対する計算値の推定誤差は0.3～0.8℃であった。
θ_in=0.31θ_sk+0.21θ_ou+0.66θ_so+0.07H_w+0.18H_i
この式によって, このハウスの温風暖房の効率は0.18℃/kcalm^-2h^-1と推定された。

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簡易太陽集熱器の試作

吉川誠司, 田所千明, 前川孝昭, 奈良誠, 山沢新吾

1984 年14 巻3 号 p. 16-20
発行日: 1984/07/25
公開日: 2011/09/05

DOIhttps://doi.org/10.11449/sasj1971.14.3_16

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混合ガス (CH₄60%+CO₂40%) 燃料使用による内燃機関の性能

酒井幸夫, 広沢清, 前川孝昭, 山沢新吾

1984 年14 巻3 号 p. 21-26
発行日: 1984/07/25
公開日: 2011/09/05

DOIhttps://doi.org/10.11449/sasj1971.14.3_21

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