今後の情報化社会の進展は, 日本農業へ大きな影響を及ぼすものと考えられる。すでに農業の分野でも, 農協や農業管理センターなどの組織体, あるいは個別農家レベルでコンピュータが導入され, 農業経営の改善をはかるための努力がなされている。しかし, 農業におけるシステム化の現状は, 非常に未整備のものが多く, さまざまな機関や業種において, 多くの問題をかかえている。本論文は, このような農業における情報シテスム化の背景とシステム化の必要性の視点に立ちながら, 農業における情報システム化の現状を分析し, その問題点について考察を行なったものである。
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