農業施設
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49 巻, 3 号
第49巻第3号(通巻158号)
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • ─畜舎─
    池口 厚男
    2018 年49 巻3 号 p. 101-105
    発行日: 2018年
    公開日: 2023/09/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • ─畜産施設のうち鶏舎について─
    池口 厚男
    2018 年49 巻3 号 p. 106-109
    発行日: 2018年
    公開日: 2023/09/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • ─地熱利用の研究動向─
    大橋 慎太郎
    2018 年49 巻3 号 p. 110-116
    発行日: 2018年
    公開日: 2023/09/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 松田 周, 吉越 恆, 川嶋 浩樹, 千葉 彩香, 山田 修, 太田 祐樹, 鈴木 朋代, 有馬 宏, 安武 大輔, 北野 雅治
    2018 年49 巻3 号 p. 117-126
    発行日: 2018年
    公開日: 2023/09/07
    ジャーナル オープンアクセス
    多層保温被覆資材の内張と水蓄熱体を導入したパイプハウスにおいて,定常と非定常伝熱を組み合わせた熱動態モデルを作成した。供試ハウスは間口5.4 m,奥行き18.0 m,棟高3.8 m,軒高2.3 m であり,そのハウス内に内張で囲まれた空間(間口4.9 m,奥行き16.5 m,最大高さ2.5 m)を設けた。モデルの妥当性を検証した結果,室温,蓄熱水温,地表面温度の Root Mean Squared Error(RMSE)はそれぞれ2.6,2.3,1.7 ℃,d 値はそれぞれ0.93,0.71,0.97であり,比較的良好な結果が得られた。このモデルを用いて室温,時刻および日射量に基づく内張資材の最適な開閉タイミングを検討した。供試ハウスにおける燃料使用期間(2013年11月21日~2014年3月31日)の設定室温12 ℃を維持する場合の A 重油使用量を計算したところ,室温に基づく開閉制御では13 ℃(基準制御)で最小使用量176.4 L(期間合計値)になった。時刻に基づく開閉制御では8:40開,15:10閉の場合に最小燃料使用量130.3 L,日射量に基づく制御では開閉閾値180 W m-2 の場合に最小使用量124.3 L となり,室温に基づく基準制御と比べてそれぞれ46.1,52.1 L 少なかった。また,時刻に基づく制御では閉時よりも開時閾値の方が燃料使用量に及ぼす影響が大きいことが明らかになった。さらに,時刻および日射量閾値制御では燃料使用量や1日の日射量を優先する閾値および燃料使用量と日射量のバランスを考慮した閾値決定法を示した。
  • 宮竹 史仁, 時久 夏実, 小野 武仁
    2018 年49 巻3 号 p. 127-135
    発行日: 2018年
    公開日: 2023/09/07
    ジャーナル オープンアクセス
    戻し堆肥の混合量が豚ふんの堆肥化反応,堆肥品質および施設運営に及ぼす影響を明らかにするために,実際に稼働している豚ふん堆肥化施設において堆肥温度や肥料成分ならびに経営試算を検討した。豚ふん:おが粉:戻し堆肥を1:1:1(体積割合)に混合させた堆肥材料は,55 ℃以上の温度を連続238時間にわたり持続させた。この高温の持続は大腸菌群を死滅させ,安全な堆肥生産をもたらした。さらに,この高温の持続により堆肥化過程での水分蒸発を促進させ,高い乾燥効率が得られた。一方,おが粉のみで水分調整された材料の堆肥温度は,55 ℃以上の継続時間は36時間のみであり,そのため製品堆肥中には3.2×105 cfu g-ds-1 の大腸菌群数が検出された。肥料成分に関しては,戻し堆肥の混合量が増加するほど製品堆肥中のリン酸やカリウム,亜鉛,銅の濃度および EC 値が1.4~2.4倍上昇した。経営分析においては,戻し堆肥を多く使用した1:0.5:2に混合させた堆肥材料による堆肥化が多大な経済効果を示した。その一方で,1:1:1に混合させた堆肥材料による堆肥化では,省力的管理が可能であることを示した。
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