農業施設
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29 巻, 2 号
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  • オゾンおよび紫外線の処理効果に及ぼすミキサーおよび超音波の影響
    院多本 華夫, 前川 孝昭
    1998 年29 巻2 号 p. 51-56
    発行日: 1998/09/25
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
    天然のアオコ含水をミキサーおよび超音波で処理した後, オゾンおよび紫外線C波にかけた。オゾン処理による効果は見られなかった。一方, 超音波およびミキサーによる処理は処理水のクロロフィルa濃度および光合成能力を効率よく減少させたと同時に処理水の透明度を高めた。また, ミキサー処理で藻類活性の完全阻止が得られた。しかし, 本実験における紫外線処理方法では原水のクロロフィルa濃度で140μg/L以上のものについて完全阻止効果は不可能であった。
  • 梅津 一孝, 牛 雨, 干場 秀雄, 高畑 英彦
    1998 年29 巻2 号 p. 57-67
    発行日: 1998/09/25
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
    本研究は, 高濃度乳牛糞尿固液分離スラリーを対象とした固定床式メタン発酵槽について, 有機物負荷を3.15から10.09g/L・dまで上昇させ, その菌体保持能力を明らかにすることを目的とした。固定床式発酵槽の担体には, ポリウレタン, ポリエステルを用い, メタン量, メタン濃度および排出消化液の性状について検討を行った。
    有機物負荷の増加に対して固定床式メタン発酵槽は, 有機物負荷10.09g/L・dで, 従来型の発酵槽よりもメタン量, メタン濃度ともに安定した。発酵槽内に占める担体の割合の高い発酵槽は, 低いものよりも, 安定した発酵を維持した。ポリエステルは, ポリウレタンよりもやや菌体保持能力が高かった。また実験期間中, 両担体の損失は認められなかった。
    以上の結果より, 供試した固定床式メタン発酵槽内の担体は菌体の保持能力を有し, 固定床式メタン発酵槽は高濃度乳牛糞尿固液分離スラリーを対象とした高有機物負荷時の発酵に有利であることが明らかとなった。
  • 北村 豊, 田川 彰男, 中尾 清治, ハンセン C. L.
    1998 年29 巻2 号 p. 69-74
    発行日: 1998/09/25
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
    大豆加工副産物の再資源化を目的として, メタン発酵の第1段階である液化プロセスにより豆腐おからの処理特性を検討した。4つの完全混合型リアクタ (CSTR) に固形物濃度の異なるおからスラリーを供給した実験において, 豆腐おからに含まれる固形物の約67~83%が液化され, ガス化プロセスの基質となる約6.16~10.32g/Lの有機酸が生成された。これにより豆腐おからのメタン発酵を目的とした液化プロセス適用性の高いことが認められた。またリアクタ内の菌体 (VSS) や有機酸 (VA) 濃度の定常値をCSTRの物質収支や動力学モデルにより解析して得られる速度パラメータを用いて, 液化リアクタの操作条件である滞留時間と菌体・有機酸濃度との関係をシミュレートした。その結果, 約10日の臨界滞留時間を有し, 最大で約18g-VSS/Lの菌体と10g-VA/Lの有機酸を得る投入負荷33g-Okara/L-d (RUN3) が, 本実験の最適操作条件であることが示された。
  • 阿部 和彦, 高橋 信之
    1998 年29 巻2 号 p. 75-80
    発行日: 1998/09/25
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
    幅0.6m, 高さ0.8m, 長さ6mの簡易断熱函体の上部より吊した植物根圏部並びに函体内面に, 函体の中段に設置した噴水装置によって養液を供給する方式の水耕装置を試作した。まず, これによって約10種類の野菜を栽培し, 成育並びに品質 (栄養価) が良好であることを確認した。つぎに, 装置の終日熱特性を周期的定常状態とみなして検討し, 装置と地中との熱的交流状況を説明し, また, 函体底部の水深が数cm程度のとき実用的であることを示した。
  • 1998 年29 巻2 号 p. 90a
    発行日: 1998年
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
  • 1998 年29 巻2 号 p. 90b
    発行日: 1998年
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
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