農業施設
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49 巻, 2 号
第49巻第2号(通巻157号)
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • ─青果物の低温流通と貯蔵施設について─
    田中 史彦, 田中 良奈
    2018 年49 巻2 号 p. 59-69
    発行日: 2018年
    公開日: 2023/09/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • ─農村地域の小水力発電利用─
    後藤 眞宏
    2018 年49 巻2 号 p. 70-76
    発行日: 2018年
    公開日: 2023/09/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 高橋 和也, 植松 康
    2018 年49 巻2 号 p. 77-85
    発行日: 2018年
    公開日: 2023/09/07
    ジャーナル オープンアクセス
    我が国で一般に用いられている園芸用パイプハウスを対象として,風荷重を受けた際,崩壊に至るまでの過程を幾何学的および材料非線形性を考慮した有限要素法解析によって明らかにし,より合理的な耐風設計法を確立するための基礎的知見を得た。二次元解析に加えて三次元解析を実施し,両者の比較により妻面や桁行直管による拘束効果および三次元的な風力分布による三次元効果を明らかにした。また,種々の補強方法の効果について検討し,風荷重に対して効果的な補強方法を示した。パイプハウスは風荷重を受けると変形しやすい。変形に伴って風力係数分布も大きく変化するため,その変化が崩壊過程に大きく影響すると考えられる。したがって本研究では,風速を徐々に増大させ,変形に応じた平均外圧係数分布を数値流体解析で求め,その結果を新たな荷重として用いるという繰り返し計算を行った。なお,風荷重による崩壊はアーチパイプが桁行直交方向に押し倒されるようなものが多いことから,風向は妻面に並行な場合のみを想定し,平均変位のみを対象とした。本解析結果より台風等強風による実際のパイプハウスの崩壊状態を概ね妥当に再現することが示された。また,本解析結果に基づき,現在一般的に行われている設計法の妥当性並びに安全余裕度についても検討した。さらに,風荷重に対して特に有効となる補強方針を示した。
  • 金井 源太, 篠遠 善哉, 山下 善道
    2018 年49 巻2 号 p. 86-92
    発行日: 2018年
    公開日: 2023/09/07
    ジャーナル オープンアクセス
    近年,水稲農家が飼料としてトウモロコシ子実を生産する事例が散見される。そこで,トウモロコシ子実を生産する際に参考となる情報を提示することを目的として,米麦大豆用の循環式乾燥機での乾燥試験と市販水分計による測定値と絶乾法の比較を行い,以下の知見を得た。 循環式乾燥機でトウモロコシ子実は乾燥可能であった。大豆設定では,仕様上,しわ粒防止機能で点火しない場合があるため,その際には,水分計は取外し,小麦設定でタイマー運転を行うことで乾燥作業が可能である。通風温度が高いと乾減率が大きい傾向が確認され,小麦設定での乾減率は1~2 %/h の範囲であった。除水量あたりの消費熱量は,5.5~6.0 MJ/ kg で文献値と同等であった。 静電容量式トウモロコシ用水分計として,国内製,米国製の2機種を供試した。両者とも実用上十分な性能と判断されたが,国内製のほうが,ばらつきも少なく絶乾法に近い値となった。 静電容量式水分計の大豆設定,大豆用の乾燥機付属水分計については,両者ともトウモロコシ用でないため,表示水分はトウモロコシ用よりも絶乾法との差は大きく,利用する場合には近似式による換算が必要であった。乾燥機付属の水分計のほうが静電容量式よりも近似直線からのばらつきが少なかった。
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