農業施設
Online ISSN : 2186-0122
Print ISSN : 0388-8517
ISSN-L : 0388-8517
36 巻, 2 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • 張 振亜, 楊 英男, 呂 君, 前川 孝昭
    2005 年36 巻2 号 p. 87-92
    発行日: 2005/09/25
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
    H2/CO2資化性メタン菌の培養を行い, メタン菌体細胞とその培養液からビタミンB12の効率的な抽出, 精製方法の検討を行った。分離にはXAD-2樹脂を充填したカラムを用い, メタン菌培養液から90%以上の高いビタミンB12回収率が得られた。また, 明暗条件メタン菌培養比較実験による, ビタミンB12の回収を目的とするメタン菌の培養では, 遮光が必要であった。さらに, メタン菌細胞内に蓄積されたビタミンB12を最大限に抽出するためには, 菌体の冷凍・解凍による細胞壁破壊処理が必要であることが明らかとなった。メタン菌の活性が一番高い対数増殖期間で, ビタミンB12含有濃度が最も高いことが確認できた。これによって, 高効率ビタミンB12を生産するためのメタン発酵では, 対数増殖期操作が必要であることがわかった。
  • 佐竹 隆顕, 阪田 治, 佐俣 純
    2005 年36 巻2 号 p. 93-100
    発行日: 2005/09/25
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
    前報で提案した農業施設の合理化施工支援のためのシミュレーテッド・アニーリング (SA) を援用した配置設計シミュレータを改良し, 実際の農業施設配置設計問題への同シミュレータの適用の可能性を明らかにするための配置設計シミュレーションを行った。はじめに, 敷地内に既存の建物等が存在するとともに, 建設予定敷地形状が単純な矩形ではない敷地内に新規に建物や駐車場等を配置する問題において, 各種配置制約条件を満たす最適配置設計を試みた。次に, 収穫米の荷受・計量から乾燥・籾摺調製・袋詰に至る処理プロセスを担うライスセンターの建物内部の床面上に, 同プロセスに関連する機械装置および設備を効率良く配置する最適配置設計を試みた。これら2例のコンピュータレイアウトの試行の結果, 農業施設ならびに機械装置ともに, 専門の建築設計士による設計とほぼ同様の配置設計を得ることが出来, 開発した2次元配置設計シミュレータの実際問題への適用の可能性を明らかにした。
  • 阿部 真, 前川 孝昭
    2005 年36 巻2 号 p. 101-109
    発行日: 2005/09/25
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
    茨城県下の2つ養豚場の3種類の活性汚泥処理後の最終処理水に対して, 鉄電極による電気化学的処理を行い, 液中の窒素とリンの除去効果を調べた。処理の過程で, 陽極の鉄電極は溶解し, 液中に分散した窒素やリンを含む懸濁物や溶解性の分子を取り込んだ凝集体 (沈降・浮上物) を形成 (電気化学的凝集) すると同時に, 電気化学的分解としてアンモニア態窒素や硝酸態窒素の消長が観測された。本論文では, 液中の溶解性窒素・リン成分の電気化学的分解を論議するために, 混在する沈降・浮上物の影響を考慮した簡単なモデルを提示し, それに基づいて実験結果を整理, 考察した。1時間内の処理によって, 液中の窒素・リンの除去が凝集体により影響を受けることが示唆され, 窒素は原水の処理履歴に違いがみられるが, およそ0-30%除去, リンは主に沈降によるとみられる約90%の除去を示した。
  • 定置型熟度・障害果評価装置
    大森 定夫, 鷹尾 宏之進
    2005 年36 巻2 号 p. 111-118
    発行日: 2005/09/25
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
    パインアップル (スムース・カイエン種) は, 熟度や内部障害を表皮色などの外観から評価することが難しいことから, 収穫したパインアップルの内部品質を非破壊で評価する装置の開発を行った。開発装置に用いる非破壊評価手法を検討した結果, ハロゲンランプ光による透過光量にその可能性を見いだした。そこで, パインアップルを透過した光を高感度カメラで映像として捉え, その映像を画像処理して数値化し, 熟度や内部障害果を評価する定置型装置を試作した。試作装置による熟度の評価は, 表皮の着色程度には関係なく可能であった。また, 内部がコルク化した花樟病果は, 透過してくる光の量が極端に少なくなることから評価が可能であった。
feedback
Top