コンクリート工学
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46 巻, 7 号
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  • 魚本 健人, 石橋 忠良, 信田 佳延, 佐藤 勉, 河野 広隆, 武若 耕司, 宇治 公隆
    2008 年 46 巻 7 号 p. 3-14
    発行日: 2008/07/01
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    土木学会コンクリート標準示方書が改訂され, 2007年制定版が刊行された。今回の改訂では, 新たな技術の進展を取り込むと同時に, 性能照査型示方書としての基本を維持しっっ, 実務者にとって使いやすいこと, 各編間のっながり・相互の関係を明らかにすること, 責任技術者のあり方・役割を明確にすることを目標に完成度の向上を図った。具体的には, [設計編], [施工編] および [ダムコンクリート編] の3編において, 性能規定に基づく [本編] に加え, 効率性, 簡便性を考慮し, 一定条件下で性能規定を満足する簡易な方法を [標準編] に示すと同時に, [維持管理編] を含め全ての編において, 計画・設計・施工・維持管理における各編相互の関係を明らかにすることとした。これにより, 今回改訂した示方書は, 「性能照査」の概念に基づく合理性と実務での有用性を併せもっものとなったと考えられる。
  • 浦川 和也, 古賀 一八, 親本 俊憲, 唐沢 智之
    2008 年 46 巻 7 号 p. 15-23
    発行日: 2008/07/01
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    コンクリートの表面に被覆される仕上げ材は, 躯体コンクリートの中性化を抑制する効果があり, 地球環境保護の関心が高まる中, 構造物の長寿命化に貢献する材料といえる。また, 中性化抑制効果に関して, 適切な評価およびデータの共有化は, 建設時・改修時を問わず重要である、BCS「躯体コンクリートの中性化抑制に寄与する各種仕上げ材の評価研究会」では, コンクリートを被覆する仕上げ材の中性化抑制効果を, 既存の研究成果や実験値などを総合的に整理して客観的な評価提案を行うべく活動している。本報は, 研究会で整理した既往の研究データおよび新たに実施した試験結果をもとに, 中性化率および透気係数を指標として, 各種仕上げ材の中性化抑制効果の大小を評価した結果を報告するものである。
  • 陣内 浩, 寺内 利恵子, 小浜 忠夫, 服部 敦志
    2008 年 46 巻 7 号 p. 24-29
    発行日: 2008/07/01
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    プレキャストコンクリートの高強度化技術の進歩, コンクリート構造物の評価に関する客観性を重視する動きなどから, 高強度プレキャストコンクリートの性能評価のあり方が見直されっっある。このような背景から, 咋今, いくっかの団体に高強度プレキャストコンクリートの製造に関する性能評価を行う制度が設けられた。本報告では, 設計基準強度150N/mm2までの高強度プレキャストコンクリートを製造するにあたって外部機関の性能評価を取得した流れや, 実際に設計基準強度150N/mm2の高強度プレキャスト部材の製造と品質管理を行った結果について報告する。
  • 東北新幹線三内丸山架道橋
    玉井 真一, 田中 健, 鈴木 隆, 坂本 貴嗣
    2008 年 46 巻 7 号 p. 31-37
    発行日: 2008/07/01
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    東北新幹線 (八戸・新青森間) の二内丸山架道橋は橋長450m最大スパン150mのエクストラドーズドPC橋であり, 新幹線橋梁として最大スパンを有する。本橋梁は平成16年に改訂された鉄道構造物等設計標準 (コンクリート構造物) による性能照査型設計を実施し, 特に温度変化による変位の抑制に留意した。また, 斜材の取替えを考慮しないこととして, セ塔部サドルを1重管構造とした。
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