コンクリート工学
Online ISSN : 2186-2753
Print ISSN : 0387-1061
ISSN-L : 0387-1061
48 巻, 7 号
選択された号の論文の17件中1~17を表示しています
巻頭言
解説
  • 荒木 秀夫, 根口 百世, 南 宏一
    2010 年 48 巻 7 号 p. 7_3-7_8
    発行日: 2010年
    公開日: 2012/03/27
    ジャーナル フリー
    地震被害軽減にむけて既存鉄筋コンクリート建物の耐震診断,改修が進められている中で,コンクリートの圧縮強度が13.5N/mm2未満の低強度コンクリートの問題が顕在化している。現時点では低強度コンクリートの力学的性能はあまり解明されておらず,工学的根拠を持たないまま解体撤去や継続使用のための補強工事が進められている状況にある。一方,このような状況の中でそれぞれの事案において直面する問題を解決すべく低強度コンクリートに関する研究が進められている。本解説ではこれまで行われてきた研究の概要と既存建物の耐震補強の可能性ついて述べるものである。
テクニカルレポート
  • 鈴木 一雄, 辻本 一志, 金井 武明, 副田 康英
    2010 年 48 巻 7 号 p. 7_9-7_14
    発行日: 2010年
    公開日: 2012/03/27
    ジャーナル フリー
    日本建築学会の建築工事標準仕様書・同解説JASS 5鉄筋コンクリート工事(以降,JASS 5という)や土木学会のコンクリート標準示方書(以降,コンクリート示方書という)で要求する乾燥収縮率は,JIS A 5308:2009(レディーミクストコンクリート)において品質要求事項として規定されていない。そのため,大都市圏の建築工事に出荷経験のある一部の生コン工場を除いては,乾燥収縮の規制に対する具体的な対策はもとより,自社で出荷するコンクリートが購入者の要求する品質を満足するか否かについても把握していない工場も見受けられる。このような状況を受け,全国生コンクリート工業組合連合会(以降,全生連という)では,購入者に対する乾燥収縮率の保証の第一歩として,平成20年度と平成21年度に全国の生コン工場を対象として乾燥収縮に関する実態調査を行った。この実態調査では,使用材料の品質,配合の相違,硬化コンクリートの品質の相違が乾燥収縮に及ぼす影響など,乾燥収縮対策の検討に必要となる基礎情報を収集した。
随筆
工事記録
さろん
講座
海外だより
国際情報
コンクリート診断士のページ―2009年度診断士研修会での調査報告書特集―
TOPICS
feedback
Top