コンクリート工学
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48 巻, 2 号
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巻頭言
解説
テクニカルレポート
  • 谷口 秀明, 樋口 正典, 藤田 学, 河野 広隆
    2010 年 48 巻 2 号 p. 2_15-2_23
    発行日: 2010年
    公開日: 2012/03/27
    ジャーナル フリー
    本報は,レディーミクストコンクリート工場の調査と,工場に常備された骨材を用いたコンクリートの品質評価試験を実施した内容である。工場調査では,工場の標準配合における単位水量,単位セメント量および水セメント比の実態を示した。また,品質評価試験では,圧縮強度,静弾性係数,自己収縮,乾燥収縮および熱膨張係数を取り上げ,それらの物性に及ぼす骨材の影響を示した。それらの調査および試験の結果に対して,施工者の立場から評価を行い,施工上の留意点を述べた。
  • 今井 和正, 服部 敦志, 岩室 大, 稲田 博文
    2010 年 48 巻 2 号 p. 2_24-2_30
    発行日: 2010年
    公開日: 2012/03/27
    ジャーナル フリー
    超高強度コンクリートを用いたPCa柱を相対的に低強度のモルタルで接合する場合の接合目地の圧縮性状を把握するために,コンクリート部とモルタル部とで構成されるハイブリッド試験体の圧縮試験を考案した。その圧縮強度を構成材料の強度から精度よく推定する手法を提案するとともに,接合モルタルに高い応力が作用する場合にも安定した長期耐荷性状を有していることを長期載荷実験によって確認した。さらに,ハイブリッド試験体の圧縮試験を実建物における接合モルタルの強度管理試験として適用し,実用上管理可能な試験体作製精度と加力精度の下で,安定した強度結果を得られる手法であることを示した。
随筆
工事記録
  • 谷口 英武, 五十嵐 公一, 神代 泰道, 坂井 利光
    2010 年 48 巻 2 号 p. 2_32-2_37
    発行日: 2010年
    公開日: 2012/03/27
    ジャーナル フリー
    延床面積6万m2弱の大型庁舎の基礎下免震レトロフィット工事を実施した。この工事は地下2階の既存基礎下を掘削し,既存建物を仮受けした後,既存杭を切断・撤去して免震装置を設置する工事である。建物を通常通りに使用しながらの工事であることに配慮して,掘削工事中の耐震安全性を確保するために逆打ち工法を採用して水平力を地盤に伝達する水平拘束スラブを設けながら掘削し,既存杭の解体に際しては,できる限り振動・騒音を抑制できる工法を選定した。また,免震装置上下の基礎には,べースプレート下や既存基礎底下への充てん性をよくする目的から高流動膨張コンクリートを適用した。
  • 真田 修, 髙木 真由子, 柳澤 博, 竃本 武弘
    2010 年 48 巻 2 号 p. 2_38-2_44
    発行日: 2010年
    公開日: 2012/03/27
    ジャーナル フリー
    太平洋沿岸地域の道路橋では,飛来塩分や海水を直接被ることによる塩害が進行している。一般有料道路西湘バイパスは供用後37年経過した時点で耐震補強工事を行うにあたり,適切な塩害対策が求められた。本稿では,塩分浸透量調査,かぶり部はつり調査による鋼材の腐食グレード判定,鋼材腐食量進行過程の推定および新たな鋼材腐食発生限界濃度の設定によるRC橋脚の合理的な塩害対策について報告する。
  • 松本 典人, 中島 興康, 尾崎 克己, 清宮 理
    2010 年 48 巻 2 号 p. 2_45-2_50
    発行日: 2010年
    公開日: 2012/03/27
    ジャーナル フリー
    大阪港夢咲トンネルの海底部は,鋼コンクリートサンドイッチ構造(以下,合成構造と称す)沈埋函8函からなる沈埋トンネルである。沈埋トンネルの車道部は,沈埋函沈設完了時,防錆塗装された鋼板が道路面に露出した状態であり,供用後のトンネル火災事故に備えるため,車道部内面に耐火被覆を施した。本稿は,合成構造沈埋函へ適用した耐火被覆の仕様および施工方法について報告する。
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