AUDIOLOGY JAPAN
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42 巻 , 1 号
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  • 1999 年 42 巻 1 号 p. 1-39
    発行日: 1999/02/27
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 安東 孝治, 吉野 公喜, 志水 康雄
    1999 年 42 巻 1 号 p. 40-47
    発行日: 1999/02/27
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    聴覚障害児75名について, 母音の受聴明瞭度, 母音の発語明瞭度並びに自己の発語による母音の受聴明瞭度とそれらの相互関連性を検討した。 その結果, それらの異聴には一定の傾向が見られること, 発語において聴覚フィードバック (auditory feedback) を有効に活用している聴覚障害児の有する音響・音韻的範疇 (acoustic-phonetic boundary) は, 多少のずれは存在するものの, 健聴児の有するそれに, より近似するものであることが推察された。 また, 健聴児・者の正常な発語の聴取能を自己の発語の受聴に生かし聴覚フィードバックを有効に働かせなければ, 発語の明瞭さの向上にはつながらないことが示唆された。
  • 鈴木 陽一, 津久井 慎二, 小澤 賢司, 日高 浩史, 川瀬 哲明, 曽根 敏夫, 高坂 知節
    1999 年 42 巻 1 号 p. 48-56
    発行日: 1999/02/27
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    ラウドネス補償機能を有する補聴器の特性を最適に決定するためには, 当該難聴者のラウドネス関数をできるだけ正確に測定する必要がある。 我々がこれまでにラウドネス関数の測定に用いてきた二段階評定尺度法は, 分解能と精度の観点からは魅力的な方法である。 しかし, 従来の一段階評定尺度法に比べてほぼ2倍の時間が必要であり, 検査方法が一段階評定尺度法より複雑であるなどの短所を有している。 そこで, 本論文では, 新しいラウドネス関数測定手法として, 一段階細分化評定尺度法の提案を行う。 この方法では, 1回のラウドネス評定には1度だけ刺激音を提示して, 評定語と評定語の間の判断も許すものである。 この方法は, 手続きも簡単であり, 通常の一段階評定尺度判断よりむしろ短い所用時間で, 二段階評定尺度法と同じ分解能のデータが得られることが明らかとなった。
  • 増田 佐和子, 鶴岡 弘美, 鵜飼 幸太郎, 坂倉 康夫
    1999 年 42 巻 1 号 p. 57-62
    発行日: 1999/02/27
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    三重県における三歳児耳鼻咽喉科聴覚検診は, 厚生省方式の質問票から耳鼻咽喉科医が要精検児を抽出し精検票を発行し, 委託医療機関で精密検診を受けるシステムになっている。 このシステムの現状と問題点を把握するために, 平成9年度4-12月の三歳児聴覚検診について県下69市町村にアンケート調査を行い, 63市町村, 162名の精検票を確認した。 精検票発行率は2.18%, 受診医療機関は77.8%が診療所で, 聴力検査の実施率は32.7%, ティンパノメトリーの実施率は71.2%であり, 一側性神経性難聴が1例検出された。 健診の場での問題点として市町村の精検票発行率のばらつきが大きいこと, 精密検診機関の問題として聴力検査の実施率が低いこと, 診断名が検診の目的に対し不十分であること, その後の問題として高次精密検診のルートが確立されていないこと, 検診結果のとりまとめや市町村への啓蒙の中核となるシステムが整備されていないこと, が挙げられた。
  • 内藤 明, 北野 庸子, 飯田 政弘, 石田 克紀, 坂井 真, 古賀 慶次郎
    1999 年 42 巻 1 号 p. 63-67
    発行日: 1999/02/27
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    人工内耳装用者における語音聴取能への影響因子と考えられる使用電極数と刺激部位および刺激範囲について検討した。 対象は音入れ2か月以上を経過した成人の人工内耳装用者で22本の電極がすべて使用可能な症例に行った。 方法は使用電極数を減少させた場合と刺激部位および刺激範囲を変えた場合の語音聴取能成績を求めた。 その結果, 使用電極数が1つおき10対使用時で語音聴取能の低下は認められず, 刺激範囲を狭くした場合に明らかな低下を示した。 したがって, 語音聴取能への影響因子として使用電極数だけでなく刺激範囲の影響が示唆された。
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