全日本鍼灸学会雑誌
Online ISSN : 1882-661X
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47 巻 , 4 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 八瀬 善郎
    1997 年 47 巻 4 号 p. 207-213
    発行日: 1997/12/01
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
  • 相川 貞男
    1997 年 47 巻 4 号 p. 214-230
    発行日: 1997/12/01
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    麻酔下・非動化ネコの視床腹側基底核よりマルチ微小電極法により681 unitの自発発火を導出したが、67 unit (9.8%) が心拍動に同期した (HB) 発火を示した。心電図R波を駆動点として加算したpost R-wave time histogram (PRTH) における峰の型より6型に分類した。然し、一部HB発火パターンには経時的変化がみられた。HB unitの体表末梢受容野は耳介先端より後肢末端に至るまで広く分布していたが、頚・胸・前肢部により多く観察され、電極痕標本からも同様な傾向がみられた。PRTHの峰の相対潜時はVB核までの中枢神経系内距離と脊髄よりの末梢神経系距離に依存する傾向が認められた。これらの実験結果について考察を加えた。
  • 野田 和子, 秋田 久直, 緒形 雅則, 相川 貞男
    1997 年 47 巻 4 号 p. 231-241
    発行日: 1997/12/01
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    ネコ視床後外側腹側核 (VPL) より細胞外導出したユニットの自発発火の中には心拍動に同期する (HB) 発火の混在するものがあり、その多くが体表末梢受容野を有する。この連関感覚様現象の解析のためHBユニットの体表入力と心血管系入力の上行性伝導路について検討した。両側の頚部迷走神経切除を行ったがHB発火は消失しなかった。頚髄レベルでの脊髄部分切除結果より心血管系入力の一部は当該受容野に対して同側の前側索外側部を経由しVPLニューロンに投射するが、体表入力とは異なる脊髄内伝導路を上行することが明らかになった。心血管系情報および体表末梢受容野よりの求心性信号は脊髄レベルに加え視床レベルにおいても収束していることが確認された。
  • 野田 和子, 秋田 久直, 緒形 雅則, 相川 貞男
    1997 年 47 巻 4 号 p. 242-251
    発行日: 1997/12/01
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    針刺激による鎮痛効果発現には刺激部位の皮膚組織よりも深部組織からの入力が関与していることが指摘されている。そこで、ネコ視床後外側腹側核 (VPL) への皮膚および深部組織よりの求心性入力の投射経路について、皮膚および深部構造への選択的通電刺激による誘発反応を指標に検討した。一部のVPLニューロンは皮膚および深部構造よりの入力の収束が認められた。深部入力は脊髄背側部を上行し、皮膚入力は背側部および両側の腹外側部を上行することが頚髄レベルでの部分切除術により明らかになった。両入力を受けるVPLニューロンへの脊髄内上行性伝導路は一部で異なることから皮膚および深部入力は視床レベルでも収束していることが確認された。
  • 緒形 雅則, 野田 和子, 秋田 久直, 相川 貞男
    1997 年 47 巻 4 号 p. 252-268
    発行日: 1997/12/01
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    視床正中中心核 (CM核) の視床体性感覚系への干渉作用を検討するために本実験を行った。ネコ視床腹側基底核群 (VB核) よりマルチ微小電極法により、複数個のニューロン活動を細胞外同時導出した。導出したユニットの自発発火および受容野刺激による誘発反応に対するCM核通電刺激の影響を検討した結果、CM核刺激がVB核ユニット活動を抑制し、痛覚抑制系に関与しうることが示唆された。しかし、その効果は抑制性のみならず興奮性効果も認められ、また侵害性ユニット活動に対して特異的なものではなかった。さらにVB核内導出部位や受容野が近接した同時導出ユニット問でも影響に相違が観察され、その神経回路の複雑性が示唆された。
  • 緒形 雅則, 野田 和子, 秋田 久直, 相川 貞男
    1997 年 47 巻 4 号 p. 269-283
    発行日: 1997/12/01
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    内側視床諸核の視床体性感覚系への干渉作用を検討するために本実験を行った。ネコ視床腹側基底核群よりマルチ微小電極法により複数個のニューロン活動を細胞外同時導出した。導出したユニット活動に対する内側視床核通電刺激効果について検討した結果、興奮性、抑制性、抑制および興奮性と影響なしの4タイプの反応が認められた。また内側視床内の複数の核で上記4タイプの反応が観察され、核による特異性は認められなかった。また、末梢求心性入力に対する内側視床核刺激の抑制効果も複数の核でみられ、さらに入力種による影響の差異も観察された。以上の如く、内側視床内の広い領域が体性感覚情報の調節に関与しうることが示唆された。
  • 中島 芳訓
    1997 年 47 巻 4 号 p. 284-291
    発行日: 1997/12/01
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    刺入抵抗の小さい、痛みのない絶縁電気鍼を開発するため、アクリル/フッ素系塗料 (S-1) 、アクリル/メラミン系塗料 (S-2) 、アクリル/ウレタン系塗料 (S-3) 、アクリル/エポキシ系塗料 (S-4) でコートした4種類の絶縁針を試作した。これらの針の濡れ性と筋肉モデル (ハイドロゲル、オイル分散ハイドロゲル、豚肉) への刺入抵抗について検討した。これらの塗膜の濡れ性は塗膜上に滴下した水滴の接触角で評価した。接触角は次のような順序で大きい値であった : S-1 (107°) >S-3 (83°) >S-4 (82°) >S-2 (78°) 。ハイドロゲルへのこれらの針の刺入抵抗は接触角が大きくなるとともに増大した。逆に、オイル分散ハイドロゲル、豚肉は逆に接触角が大きくなるにしたがい刺入抵抗は小さくなった。また、これらの鍼の人体への刺入抵抗はS-1が最も小さく、痛みが無く、スムーズに刺入できた。他の鍼は刺入抵抗と痛みに個人差があった。一方、市販絶縁鍼はかなり刺入抵抗と痛みがあった。
  • 奥村 裕一
    1997 年 47 巻 4 号 p. 292-298
    発行日: 1997/12/01
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    伝統医学としての日本鍼灸を位置づけ、さらには現代日本における多様な病に対処していく上で古流派の研究は欠かせないものである。室町期以後、徐々に日本的な展開がなされ、日本の風土や民族性にあわせたものが開花していくこととなった。その中でも日本が世界にアピールできるものとして夢分流の腹診や腹部打鍼術などがある。そこで今回、腹診および腹部刺鍼を中心に各種古流派の見解を調査するとともに、多くのものに共通して重視される観点をさぐった。その結果、腹診の診断的意義として人体における上下左右の気血の偏在を察知するに適したものであり、腹部刺鍼においても膀を中心として上下左右の調和をはかるよう工夫が必要であることが明らかとなった。
  • 趙 英侠, 厳 振国, 余 安勝, 王 財源, 吉備 登, 高橋 研一
    1997 年 47 巻 4 号 p. 299-301
    発行日: 1997/12/01
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    老年ラット30匹を用いて足三里に相当する部位に鍼刺激、生姜灸刺激を行い、末梢血液中の好中球の貧食機能について比較検討を行った結果、生姜灸刺激群に著しい差異が認められた。
  • 土屋 光春
    1997 年 47 巻 4 号 p. 302-303
    発行日: 1997/12/01
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
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