園芸学会雑誌
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38 巻, 4 号
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  • 鈴木 鉄男, 金子 衛, 田中 実
    1969 年 38 巻 4 号 p. 287-294
    発行日: 1969年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    砂壌土を満たした陶管に温州ミカン幼樹を栽植し, 夏秋季の生育時期を5~6月, 7~8月, 9~10月の3期間に区分し, これに土壌水分含量を多湿 (pF1), 中湿 (pF2), 少湿 (pF3) の3段階として組み合わせた処理を行ない, 樹体生育, 収量ならびに果実の品質に及ぼす影響をみた。
    1. 新梢伸長量, 葉数, 幹周および樹容積からみた樹体生育量は, 各時期とも多湿区と中湿区ですぐれたが, 7~8月少湿区は最も劣り, 次いで9~10月少湿区で劣つた。第2年次における着花数の比較では, 7~8月多湿区が最も多く, 次いで5~6月多湿区が多かつた。これに反して, 7~8月少湿区は最も少なく, 5~6月少湿区もやや少なかつた。なお, 着花数と前年の秋枝発生数との間には, 負の相関があつた。
    2. 各時期とも, 少湿区では果実の肥大が明らかに劣り, 処理時期の早い区ほどその傾向が強く, 幼果はかなり落下した。収量は多湿区でまさり, 少湿区は明らかに劣ることが認められ, 平均果重についても同じ傾向があつた。果実の着色は, 9~10月少湿区で最もすぐれ, 5~6月少湿区と7~8月少湿区では著しく劣つた。果皮歩合は9~10月少湿区と7~8月少湿区で大きかつた。果汁中の可溶性固形物含量およびクエン酸含量は, 9~10月少湿区で最も多く, 食味濃厚であつた。これに反して, 5~6月少湿区と7~8月少湿区は甘味比が低く, 9~10月多湿区は食味が淡白であつた。
    3. 葉のW. S. D. とD. P. D. は各時期とも少湿区で著しく高く, 多湿区では低いことが認められ, 見かけの同化量と蒸散量は多湿区で多く, 少湿区では少なかつた。葉内N含量は少湿区で高く, 多湿区で低い傾向があり, P含量はその逆であつた。少湿区の土壌では三相分布の液相が明らかに小さく, 気相は逆に大で, 硬度が大きかつた。pHは多湿区で高く, 塩類濃度とNO3-N含量は少湿区で高かつた。
    以上の結果からみて, 樹体生育量, 収量の面では, 各時期とも大体において, 多湿~中湿がすぐれていたが, 果実の品質を考慮すると, 5~6月多湿~中湿, 7~8月中湿, 9~10月少湿という組み合わせ処理が望ましいようである。
  • 神吉 久遠, 今村 俊清
    1969 年 38 巻 4 号 p. 295-299
    発行日: 1969年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    いわゆる温州ミカンの異常落葉の最近における実態を知るため, 1961年に調査を行なつた園について, 5年後の1966年に再び同様な調査を行ない, 次のような結果を得た。
    1. 症状については, 1964年ごろから回復に向い, 最近では, 落葉, 斑点の発現, 根の腐敗などは著しく減少している。
    2. 異常落葉園においては, 葉中のマンガン含量が低下し, また, 土壌pHの上昇, y1の減少が認められるが健全園に比較すれば, まだ葉中マンガン含量が高く, 下層土の酸性も強い。
    3. 異常落葉園においては, チッソ施用量の減少, 石灰施用量の増加が認められ, これらの対策が, 症状の軽減, 土壌酸性の矯正に役立つていると考えられる。
    4. 土壌中の水溶性マンガン含量は土壌のpHと関連が深く, 易還元性マンガン含量の高い土壌では, 両者の対数変換値の間に負の相関関係が認められる。
    5. 前回の調査において明らかにされた, 異常落葉, あるいは葉中マンガン含量と土壌の酸性, 水溶性マンガン含量などの相互関係は今回の調査では不明瞭になつていることがわかつた。したがつて, この種の調査では調査の時点が重要な意義を有するものと思われる。
  • 坂本 辰馬, 奥地 進
    1969 年 38 巻 4 号 p. 300-308
    発行日: 1969年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    1. 2.7m四方のコンクリートわく (無底, 土壌は洪積性の壌土) に栽値されていた16年生温州ミカンを, 1樹あたりに年間0g (No), 200g (Nl), 400g (Nm), 800g (Nh) のN施用量を違えて4年間栽培し, この間の葉中Nの推移からみたN栄養の違いと果汁品質の変化をしらべた。N肥料には硫安と硝安を用いた。
    2. 葉中のNは, 1年めには各区の間に有意な差がなく, 2年めの8~10月にはNhで3.2~3.3%, NmとNlで3.0~3.1%, Noで2.8%前後に変わり, NhとNmおよびNlとの間, NoとNlおよびNmとの間にはあきらかな差があり, NlとNmとの間には有意な差がなかつた。葉中のNには年度によつて高低があつたが, 以上の区間の差は, 3年めおよび4年めも同じであり, 2年め以降は, NhとNm•NlとNoとの間では, 樹体のN栄養レベルに違いがあることを示した。なお, Noの葉中Nは4年めの10月末には2.60%附近まで減少した。
    3. 4か年の間に, Nhでとくに枝葉の生長が盛んになり, 反対にNoで樹の衰弱が極端に著しくなる状態はみられず, 4年間の収量は各区とも同じであつた。ただ, 葉色がNhで濃くなり, Noでかなり淡くなる違いはあり, NmとNlとの間には差がなかつた。
    4. 果汁の糖度 (Brix) および可溶性固形物は, 1年めには各区の間に差がなく, 2年め以降はN施用が増すにつれて高くなつたが, とくに2年めと3年めにはNoとNmとの間, NlとNhとの間で有意な差があり, 4年めには各区間で差があつた。酸は, 1年めにはN増施につれて高くなる傾向があつたが有意な差がなく, 2年めには糖度または可溶性固形物と同じ傾向を示し, 3年めと4年めには各区間に有意な差を生じ, N増施につれて酸が増加した。
    5. 果汁の甘味比 (可溶性固形物対酸の比) は, 4年めを除くと, N増施につれて小さくなり, N施用の増減あるいは樹体のN栄養レベルの違いは, 可溶性固形物よりも酸のほうに著しく影響することを示した。なお, N施用の増減は果皮の着色の遅速や橙色の色調にも変化をもたらした。
    6. 着果量に多 (小果) 少 (大果) がある一部の樹の果実の品質には, 小果のほうにN栄養の強い影響があらわれた。また年度間の気象要因の違いによる品質差は, N栄養の違いによる品質差よりもはなはだ大きかつた。ただし, とくにN施用が過剰のため果汁の酸の増加が著しいときには (たとえばNhの酸), 気象要因の影響をあまり強調できなかつた。
    7. 果汁品質には, 収穫よりかなり以前の時期からN栄養の違いによる差が認められた。また, N肥料の種類が品質に及ぼす影響については, とくに硫安と硝酸石灰施用の幼木のモデル試験からあきらかにし, 硫安と硝安連用によつてある程度の品質差があることを見出した。
  • 体内窒素成分ならびに炭水化物濃度に及ぼす施用窒素形態の影響
    岩田 正利, 間苧 谷徹
    1969 年 38 巻 4 号 p. 309-317
    発行日: 1969年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    カンラン•コカブを水•砂耕し, 施用窒素形態を変え, 生育, 体内窒素成分•炭水化物•無機成分濃度ならびに葉のpHに及ぼす影響を調べた。
    生育量は一般にNO3区とNO3+NH4区がもつともすぐれ, NH4区がもつとも劣り, 尿素区は中間であつた。カンランのNO3区ではpH4とpH7の間には生育量の差がみられなかつたが, NO3+NH4, NH4両区ではpH7のほうは生育量が大であつた。
    体内全窒素, 不溶性窒素ならびに可溶性有機態窒素濃度はNH4, NO3+NH4区において高い傾向があつた。しかしながら施用窒素濃度が低いとかならずしもその傾向は認められなかつた。硝酸態窒素はNO3区に多く蓄積し, アンモニア態窒素はNH4, NO3+NH4区に多く蓄積したが, 硝酸態窒素にくらべると著しく少なかつた。尿素区では全窒素, 不溶性窒素とも低濃度の場合が多かつた。カンラン葉では全窒素, 不溶性窒素, 硝酸態窒素濃度とも施用窒素形態にかかわらずpH7のほうがpH4よりも高かつた。可溶性有機態窒素濃度はpH4ではNO3区のほうが高く, pH7ではNH4, NO3+NH4区のほうが高かつた。アンモニア態窒素濃度はNH4, NO3+NH4両区ともpH7のほうが幾分高かつた。
    葉中還元糖, 全糖濃度は尿素, NH4, NO3+NH4区のほうがNO3区よりも高かつた。非還元糖, でん粉濃度は窒素形態による一定の傾向が認められなかつた。カンランのNO3, NO3+NH4両区ではpH4とpH7との間に炭水化物濃度の差がみられなかつたが, NH4区ではpH4のほうがpH7よりも還元糖, 全糖濃度が高かつた。
    カンラン葉中のK, Ca, Mg, Naなどの陽イオン濃度はNO3区がもつとも高く, NH4区がもつとも低く, NO3+NH4, 尿素区がその中間であつた。葉のpHも同様の傾向を示した。りん酸濃度には窒素形態による差がみられなかつた。
  • CMMPの作用機構について
    白川 憲夫
    1969 年 38 巻 4 号 p. 318-324
    発行日: 1969年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    除草剤CMMPの選択段草機構を明らかにするため, まずその作用点について検討した。
    (1) CMMPに比較的感受性であるホウレンソウ葉緑体を用いた実験ではCMMPは, DCPA, DCMU, Bromacil と同じく Hill 反応およびこれに共役する non cyclic 光りん酸化反応ならびに cyclic 光りん酸化反応を阻害した。
    (2) したがつて主たる殺草作用点は他の光合成阻害剤とかなり類似していることが判明した。
    (3) ついでホウレンソウ以外のCMMP感受性および抵抗性植物を供試し検討した結果, トマト, ナスおよびタバコの場合はCOLBYらも報告しているように cyclic な光りん酸化反応の測定が成功しなかつた。
    (4) そこでCMMPの各種植物生育抑制薬量をもとめたところトマトよりも数倍抵抗性のあるミツバが見出されたため, これを供試し光りん酸化反応を調べた結果, 明らかに cyclic な光りん酸化反応は阻害された。
    (5) したがつてCOLBYらの推察は否定されるものと考えられる。
    (6) 一方CMMP処理後, 孔辺細胞内の葉緑体を観察したところ感受性植物では, 経日的に溶解消失したが, 抵抗性植物ではまつたく変化が認められなかつた。
    (7) しかたがつて選択殺草作用は, CMMPの葉緑体の破壊に対する抵抗力の差に起因する可能性がある。
  • 春化処理に伴う Shoot apex の形態的, 組織化学的変化について
    岩崎 文雄
    1969 年 38 巻 4 号 p. 325-328
    発行日: 1969年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    菜類を用いて春化処理を行なつた場合の生長点の形態的, 組織化学的変化を調査した。
    その結果, 春化処理によつて生長点部分は形態的, 組織化学的にも正常栽培下での生育後期にみられる状態に移行することがわかつた。
  • 自家受粉ならびに不和合組合せ間の交雑受粉における花粉の発芽および花粉管の生長
    岸 洋一, 藤下 典之
    1969 年 38 巻 4 号 p. 329-334
    発行日: 1969年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    Cucumis 属の種間交雑のうち, 交配しても子房の肥大さえみられない36組合せにおける交雑不和合性の機構を明らかにするため, 異種雌ずいにおける花粉の発芽および花粉管の生長の様相を調査した。
    1. C. melo をはじめとするこの属の植物では, 自家受粉すると花粉管は20~30分後には花柱組織に侵入し, 4~6時間後には花柱を通過して子房の上端に達した。受粉後24時間目には花粉管はすでに胚珠に侵入しており, 受粉後48時間目にはそれらの胚珠で胚乳核が分裂し, 受粉後72時間目には胚乳の発育が進んでいた。
    2. 種間交雑で不和合性を示した組合せでは, 花粉は柱頭上で発芽し, 花粉管は花柱に侵入したが, 花柱内での花粉管の生長は自家受粉にくらべていちじるしくおそく, 受粉後24, 48, 72時間経過しても花粉管はまだ花柱内にあつてほとんど生長を停止し, 先端の肥大や分枝のみられたものもあつた。また, 子房に花粉管が侵入した組合せでも, 花粉管が胚珠にまで侵入したのはごく一部の花で, 花粉管の侵入をうけた胚珠数もわずかであり, また, それらの胚珠の発育は認められなかつた。
    3. 本実験に供試した交雑不和合性を示す組合せでは, 花粉管の異種雌ずい内での生長の遅延あるいは生長の停止が受精を妨げているものと思われた。
  • バタチャリヤ A., ションカー V.S.
    1969 年 38 巻 4 号 p. 335-342
    発行日: 1969年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    トマト栽培でのマルチングの効果を見るために, 石油誘導体「Encap」の地表面撒布 (撒布面積の程度を3段階に分ける), 黒色ポリエチレンフィルムならびにサトウキビの葉および葉鞘で地表面被覆処理を行ない, 対照区を含めて合計6処理4反覆区の乱塊法によってトマトの生育ならびに収量を調査した。
    その結果 Encap ならびに黒色ポリエチレンフィルム区では, (1) 地上部の生長がおう盛で根も水平によく分布し; (2) 開花も早く, 着果良好で; (3) 収量も多かった。これはマルチングによって土壌水分がよく保持•利用され, また土壌温度その他の条件が生育に好結果を及ぼすためである。マルチング区はトマト生育期間中のかん水回数も少なくてすみ, 乾燥地域においては特にその効果が大であると思われる。
  • 栽培ギクの染色体数について (その2)
    遠藤 伸夫
    1969 年 38 巻 4 号 p. 343-349
    発行日: 1969年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    1. 前報(3)に引き続き, 近年わが国で広く栽培されている各種栽培ギクの染色体数の広範な調査を行なつた。
    2. 本研究に供試した系統および品種数は次のごとくである: 洋ギクを含めた切花用大•中•小輪ギク127品種, ポット•マム11品種, クッション•マム7品種, 料理ギク13品種。
    3. 染色体数の調査結果は第1表に示した。その結果次のごとき知見が明らかとなつた。1) 各種類の栽培ギク (観賞用ギクを除く) はすべて, 2n=36, 52~66の範囲内で種々の異数体品種を包含しているが, おのおのの出現ひん度は種類によつて異なり, 染色体数の変異の幅にも広狭が認められた。2) 切花用大•中輪ギク (和ギクおよび洋ギク) およびポット•マムは生態的, 形態的に著しく分化しているにもかかわらず染色体数の変異の幅は小さい。3) 2n=36なる一品種が切花用小輪ギク中に見いだされた。これは栽培ギクとしては最も染色体数の少ないものである。4) 料理ギクは観賞用大輪ギクに似た染色体数の変異を示す (2n=53~56, 63, 64,66)。5) 切花用和ギクの開花期と染色体数および花色と染色体数との関係を調べた結果, 全体的に判然とした関連は認められなかつた。6) 各種栽培ギクのおのおのについて花の大きさと染色体数との関係を検討した結果, DOWRICKら(1,2,7)の指摘したような花径の大きさと染色体数との間の相関関係は認められなかつた。しかし観賞用大輪ギク品種群内では, 染色体数2n=54前後より2n=60前後におよぶ個体において巨大輪が多い傾向が認められた。
  • 果実内エチレン濃度の変化およびエチレン処理に対する反応と呼吸型との関係
    岩田 隆, 大亦 郁子, 緒方 邦安
    1969 年 38 巻 4 号 p. 350-358
    発行日: 1969年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    前報で, 収穫後の果実の成熟に伴う呼吸型は3種に分類するのが適当であることを述べたが, 本報はこれをエチレンとの関係について検討したものである。一時上昇型 (climacteric 型) としてトマトおよびバナナ, 末期上昇型としてイチゴ•カキおよびモモ, 漸減型果実として温州ミカンを選んだ。
    (1) トマト緑白色果はエチレン処理によつて着色が促進された。同一圃場から得られた緑白色果でも, 遅い時期に収穫されたもののほうが効果が大であつた。呼吸の climacteric rise はエチレン処理によつて早く現われた。着色果に処理した場合には効果がなかつた。緑白色果を貯蔵すると, 着色に伴つて果実組織内のエチレン濃度が著しく増大し, また, 呼吸上昇以前にかなりの水準に達していた。
    (2) バナナ緑色果にエチレン処理を行なうと急速に成熟が進んだ。やはり climacteric rise が促進されたがピーク値は自然な climacteric の場合よりもかなり大きくなつた。
    (3) イチゴは, 緑色が消失して白色に近い状態となつた果実を収穫し, エチレン処理を行なつたが, 着色や軟化の進みかたに影響はなかつた。呼吸量についても処理効果はみられなかつた。果実組織内エチレン濃度は白色果でかなりの値となり, 以後はあまり変わらないようであつた。
    (4) モモ未熟果にエチレン処理を行なつても, 軟化の進展に影響はなく, 呼吸量もほとんど変わらなかつた。果肉組織内エチレン濃度は, かなり未熟な段階でも高い値となつた。
    (5) カキ未熟果はエチレン処理によつて急速に着色し, 軟化が進んだ。渋ガキは脱渋された。呼吸量は未熟果, 熟果ともにエチレン処理によつて著しく増大した。果肉組織内エチレン濃度は, かなり軟化した段階でやや大きくなつたが, 全般に低い値であつた。
    (6) 温州ミカン未熟果はエチレンによつて黄化が促進された。呼吸量は未熟果, 熟果とも処理によつて著しく増大した。エチレン処理によつて呼吸の増大した果実から, エチレンを除去すると, 呼吸量は無処理のものと同じ水準に戻り, これにエチレンを処理すると, また増大した。果実内エチレン濃度は全般に低い値であつた。
    (7) エチレン処理の効果の有無は, 処理時の果実内エチレン濃度が生理的に活性な値にあるかどうかによるものであり, エチレン処理に対する反応から climacteric の有無を区別することはできないと考えられた。
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