ちょうど2年前の10月1日にプロ入りした将棋の中学生棋士・藤井聡太4段は今年4月,名古屋大学附属高校1年に進級し,5月には早くも7段に昇格した。この2年間の快進撃ぶりは一般ニュースでも逐一報じ
1.はじめに
高度に情報化された現代社会においては,情報(信号)の「授受」と「処理」が重要な役割を占めており,社会活動の多くが情報・通信機器に依存している。情報・通信機器が取り扱う情報には各種団体・企業の情報や個人情報などの秘匿情報も含まれるため,そのセキュリティ対策は不
1.はじめに
高度情報化社会とよばれて久しく,電力,通信,交通など多くの社会システムは,電子化,情報化され,スマート化されてきている(1)。例えば身近に感じる高高度の高出力電磁界と言うと,雷が連想される。毎年夏になると,雷害のニュースがなされ,例えば昨年も,2017年8月19日,
1.はじめに
電磁パルス(Electromagnetic Pulse:EMP)が電子機器に影響を与える現象は,電磁両立性(Electromagnetic Compatibility:EMC)や雷防護,静電気防護等として,古くから国際規格として議論され一般的な利用環境での電子機器の利用促進に貢献してきている。同様に,高出力電
1.概要
意図的電磁妨害(Intentional Electromagnetic Interference:IEMI)に対する機器への対策としては,電磁両立性(Electromagnetic Compatibility:EMC)分野において,研究・開発されている技術・製品がある程度の効果を有し,複合的なEMC対策技術・製品の利用が有効と考え
1.はじめに
意図的電磁妨害に対する,建屋への対策としては,電磁両立性(EMC)分野において,従来から電波暗室,シールドルーム等の居室レベルに施工する電磁シールド技術およびその関連製品の利用が有効であると考えられている。建物敷地レベル,建物レベル,居室レベルで電磁波を減衰
1.ヒートポンプのしくみ
再生可能エネルギー利用技術として,太陽光発電,太陽熱温水器,水力発電,風力発電に注目が集まるが,ヒートポンプも太陽を起源とする空気熱を利用するれっきとした再生可能エネルギー利用技術である。ヨーロッパではヒートポンプを再生可能エネルギー利用技術として導入を支援
1.はじめに
現代の我々の日常生活において,スマートフォンや無線LANなどに利用されている無線通信技術は身近であり,なくてはならないものである。さらに最近では,数十kHzから百数十kHz帯を使用するワイヤレス電力伝送(WPT)やミリ波帯を利用する第5世代無線通信システム
道路を歩いていると,目の前に電柱が次から次へと現われてくる。この電柱には電気のエネルギーを輸送する電線と情報を運ぶ電線・光ファイバーが取り付けられている。これらの電線により電気のエネルギーと情報が私たちの家庭に運ばれ,私たちの便利な現代生活を支えている。こん
1.はじめに
今後数十年先にはどのような社会が待っているのだろうか。我々の生活はどのような変化を遂げているのだろうか? さまざまな家電,電子機器をはじめ,我々にとって当然のものとなっている数々の品物は,戦後の人々が,よりよい生活をしたい,という夢をベースにしてこの四半世紀
1.制定の趣旨
JEC-2511(電圧継電器)制定後20年が経過し,電圧リレーの主流はディジタル形に移り,海外では2010年にIEC 60255-127が発行された。今回,ディジタル形電圧リレー専用の規格を制定し,高性能仕様での統合・標準化とコスト低減を後押しする徹底した試験の簡素化を図ると
この規格は,1960年にJEC-151“水車”,1968年にJEC-177“ポンプ水車”として制定され,幾多の改正を経た後,1992年にJEC-4001“水車およびポンプ水車”として統合され,2006年の改正を経て,今回の改正に至った。