1.はじめに クルマは,多くの人にとって最も身近な乗り物であるが,我が国では交通事故により毎年数千人もの死者が発生している。これまで,安全装置の進歩に加え,シートベルトや飲酒運転の罰
関東大震災以降90年余にわたって東京都民の食生活を支えてきた東京都中央卸売市場は,近いうちに中央区築地から約3キロ南東の江東区豊洲へ引っ越すことになる。こうして築地魚市場などの卸売業務が途絶えたと
1.はじめに 脳卒中や脊髄損傷などによる手足の麻痺ひでは,脳で意図した運動指令が末梢しょうにうまく伝わらないため,書字や起立歩行などのさまざまな身体動作が困難になる。医療現場では,原疾患の治療とリハビリテーションにより,麻痺機能の回復を図ってきたが,重症度により回復に限界がある
1.はじめに 加齢による骨格筋の筋力低下と筋萎縮はサルコペニアとして提唱され(1),我が国では,骨粗鬆症とともにロコモティブシンドロームとして認知されるようになった(2)。加齢により筋肉や骨はおおよそ1年間に1%程度萎縮するとされるが,ベッドレスト(ベッド上安静)など活動性低下
1.はじめに 運動器とは身体運動に関わる骨,筋肉,関節,神経などの総称である。それら構成要素の機能が制約されると身体を思うように動かすことが困難となり,生活の質の低下につながる。例えば,加齢や長期臥が床による不活動性筋萎い縮,あるいは中枢性障害などが身体運動を制約する。対応
1.はじめに 機能的電気刺激(FES)は,脊髄損傷や脳血管障害に起因する運動機能麻痺者の動作を再建する技術として注目され,臨床的にも有効性が確認されてきた(1)。しかしながら,電気刺激に対する筋骨格系の応答が複雑であることや,動作を実現するために必要な筋が多く,実用的な
1.はじめに 人は外部環境を視覚,聴覚,触覚などの感覚により認識している。特に,触覚は物体に触れたときにその物体の存在や性質などを認識するために大変重要な感覚である。ここで触圧覚,振動覚,温度覚,痛覚など,皮膚内の受容器や神経線維によって受容される感覚を皮膚感覚とよぶ一
1.はじめに ヒトの複雑な関節運動は,複数の筋が適切かつ協調的に収縮と弛緩を繰り返すことによって実現される。ヒトは,身体機能の発達に伴って自然な関節運動とそれに伴う筋の制御能力を獲得することで,立位や歩行,物体の把持などの日常生活動作を巧みに実施することができる。しかしな
1.はじめに 昨今,地球環境保護の問題が取り沙汰されるようになってきた。自動車はその利便性からまさに人類になくてはならない存在になったが,ガソリン資源は限りがあるといわれている。脱ガソリン,脱公害物質の観点から,低公害車が注目を浴びている。低公害車の中でも,電気自動車は内
1.はじめに 2013年は脳元年。アメリカ大統領オバマ氏による国家プロジェクト“ブレイン・イニシアティブ(BRAIN Initiative(1))”と呼ばれる巨大科学プロジェクトが発表された年である。BRAINは単に脳の略ではなく,Brain Research through Advancing Innovative Neurotechnologies
A:先日,アメリカに行ったんだってね。突然だけど,電気飛行機って知っている? B:電気飛行機!? 飛行機は機械だろ。学科でいったら航空工学科。分野なら構造力学,流体力学,燃焼工学,材料力学…。
1.はじめに 旅行をするとき,どのような移動手段を用いるだろうか。電車の交通網の整備や,レンタルサイクリングといったサービスの充実がなされ多様な移動手段が存在するが,自動車(レンタカーを含む)を全く使わないプランを立てることは少ないのではないだろうか。また,自動車は旅行
はじめに 富山高等専門学校(以下,本校)は2010年4月に富山工業高等専門学校と富山商船高等専門学校が統合され,工学系4学科,人文社会系1学科,商船系1学科の6学科を擁す
先斗町は三条と四条の間を鴨川に平行に走る石畳の小路で,北端には歌舞練場があり,一見さんお断りのお店も多く並ぶ,京都でも有数の観光名所・花街である。鴨川に納涼
1.制定の趣旨 電力系統の周波数は連系発電機の周波数に等しい。発電機の大半は同期発電機であり,平常時は,時々刻々と変動する負荷に追従して発電機出力を調整し回転速度を一定に制御することにより,ほぼ商用周波数(50 Hzまたは60 Hz)に等しい周波数に維持されている。
1.はじめに 1990年前後から,パワー半導体デバイスの進歩・マイクロコンピュータ応用の制御技術の進歩によって,従来の圧延用直流電動機に代わり,交流可変速電動機が普及してきている。しかしながら専用の規格がないため圧延用直流電動機の規格をベースに,交流電動機特有の点及び制御を
論文誌目次
学会だより/技術報告要旨
会告
編集後記
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら