1．はじめに

2023年5月下旬に大阪大学総合学術博物館を大学院生5名と教員1名で訪問した。この施設は，阪急電鉄石橋阪大前駅から徒歩10分程度の大阪大学豊中キャンパスの入口の左手に

若いころから紫煙を楽しんでいた同期の仲間たちは，還暦過ぎからぽつぽつと体調を崩して肺や食道，大腸や前立腺にガンが見つかり始めた。タバコとは無縁に過ごしてきた私は早くから酒席などで，「今すぐの禁煙は無

1．はじめに

深層学習による医療画像診断や自動運転補助，音声認識，プロ棋士を凌駕する囲碁や将棋ソフトの実現，ChatGPTのような生成系など，人工知能（AI）技術が驚くべき速さで発展しつつある。このような高いポテンシャルを持つAI技術が，電気工学や機械工学など長い伝統を

1．はじめに

2050年のカーボンニュートラル達成に向けた電動化の流れを受け，モータの使用用途は多様化している^（1）。求められる性能も高度化し，より詳細な物理現象の把握が求められるようになった。近年では有限要素法（Finite Element Method：FEM）や有限差分時間領域（Finite Dif

1．はじめに

電気自動車などの電動モビリティの普及に向けて，電気機器に求められる要求は多様化・高度化の一途をたどっている。そこで，さまざまな設計要求に対応するために，電気機器の設計最適化に関する研究が盛んに行われており，設計者の負担を抑えながら，限界設計を実現するための一

1．はじめに

近年，カーボンニュートラルの実現に向けて，さまざまな製品の電動化や風力発電などの再生可能エネルギーの普及が推進されており，力学的エネルギーと電気エネルギーを変換するモータ（発電機）の使用が拡大している。現在，モータの中でも特に高出力，高効率，高信頼性といっ

1．はじめに

近年，高効率なモータ，特に永久磁石同期モータ（PMSM）をインバータで制御する技術が広まり，汎用インバータでファン・ポンプやコンプレッサなどを簡易かつ高性能に運転できるようになった^（1）。一方で制御対象が複雑な場合，標準的な制御では負荷変化に追従できないこと

1．はじめに

永久磁石同期モータ（Permanent Magnet Synchronous Motor：PMSM）を安定に制御するための一般的なゲイン設計方式として平衡点近似などを併用した線形解析に基づく手法が研究されているが^（1），線形近似できない運転領域や制御条件には適用が難しい。例えば多くの製品で行われ

1．はじめに

パワーエレクトロニクス（パワエレ）は電気エネルギーを制御し，利用しやすい形態に変換する技術である。カーボンニュートラルに向け今後電化が進む社会において，ますます重要度が増すと考えられる。そのパワエレを支える最も重要なパーツの一つがパワーデバイスであり，その性

1．はじめに

昔から，洗濯の道具といえば，“たらい”とともに“洗濯板”がある。洗濯板（wash board）は，約220年前の1797年にヨーロッパで発明され，明治中期（1800年代後期）に日本に伝わってきた。

石けんは，織田信長や豊臣秀吉が戦いに明け暮れていた

(´ー｀) 日本で最初に作られた電気機器は「エレキテル」という摩擦起電機で，平賀源内が1776年に発電に成功したんだよ。ﾎﾞｸも当時の技術でエレキテルを復元したよ。今日はほかにもいろんな資料で日本の電気の始まりを見ていこう。

1．はじめに

近年，カーボンニュートラル社会の実現に向け，さまざまな取り組みが行われている。再生可能エネルギー（以下，再エネ）発電もその一つである。再エネ発電は，自然エネルギーを用いて発電を行っていることから，温室効果ガスを排出せずに発電することが可能となっている。

ここ3年，東北支部山形支所の活動もコロナウイルスの影響を受けて休眠状態であり，この間，学術講演会を3回なんとか対面で開催できたのみであった。しかし，2023年5

はじめに

中国支部では，中国地方の人口減少傾向に加えて，コロナ禍の影響もあり，会員数の減少が著しい。前回の支部のページ（2023年6月号）で，中国支部会員数の動向分析結果

1．はじめに

電気規格調査会は，1910年に電気学会内に設立された日本電気工藝委員会を前身として，規格の開発・発行を推進しています。この度，電気規格調査会の令和3年度事業計画における組織目標として「JEC規格の価値・利便性向上に向けた取り組みの推進」を掲げたことから，電気規

論文誌目次

学会だより／技術報告要旨

会告

編集後記