p (または
m) -ニトロベンゾイルメラミンi類を亜鉛-塩牝アンモニウムによる方法 (a法), 鉄-酢酸による方法 (b法) またはパラジウムー炭素を触媒とする接触還元 (c法) などで還元して
p (または
m) -アミノベンゾイルメラミン類を合成した。
N-
p-アミノベンゾイルメラミン (1) の場合はa法, わ法またはc法で, N-
m-アミノベンゾイルメラミン (2), N, N′-ジ-
p-アミノベンゾイルメラミン (3) およびその
m-体 (4) の場合はb法またはc法で行ない, いずれの場合もb法が良好であった。N, N′, N″-トリ-
p-アミノベンゾイルメラミン (5) およびその
m-体 (6) の場合はb法で行なった。アミノ誘導体 (1) ~ (6) は文献に記載がない。
(1) および (2) をジアゾ成分とする簡単な構造の酸性染料を合成し, そのメチロール化物のモメンおよびレーヨンに対する染色性を検討した。
抄録全体を表示