塩基性炭酸亜鉛を350~400℃ で力焼してつくつた酸化亜鉛と, クロム酸から, 亜鉛クロメイト (Zinc-chromate) 系の固塊を作り, これらを適当な大きさの粒に成形したものを反応管に充テンして, 350~400℃ で力焼後, アンモニアを通じて還元し, 亜鉛クロマイト (Zinc-chromite) 系となす。そのままこれにアセチレンとアンモニアの混合ガス (mole比1: 1.05) を通じて400~20℃ で反応させると, アセチレンlmoleに対して25~329の生成液を生じた。これを精留して78~90%の収率でアセトニトリルが得られた。使用後活性が減退した触媒は空気を通じて450℃ 以下で再生賦活し, そのまま反復使用することができた。特に触媒のZnとCrの適当な比率 (Zn
10Cr
1~Zn
20Cr
1) においては触媒の寿命が長くて有利であつた。また本反応にはZ
nO-M
oO
3系を還元して得た触媒も有利な触媒であつた。
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