有機合成化学協会誌
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33 巻, 2 号
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  • 活性型ビタミンD3 : 1α, 25- (OH) 2-D3の合成アナログを求めて
    金子 主税
    1975 年 33 巻 2 号 p. 75-94
    発行日: 1975/02/01
    公開日: 2010/01/22
    ジャーナル フリー
  • 飛田 満彦
    1975 年 33 巻 2 号 p. 95-128
    発行日: 1975/02/01
    公開日: 2010/01/22
    ジャーナル フリー
  • シアナミド誘導体に関する研究 (第91報)
    市川 英一, 田中 和実, 大戸 敬二郎
    1975 年 33 巻 2 号 p. 129-135
    発行日: 1975/02/01
    公開日: 2009/11/13
    ジャーナル フリー
    シアノビグアビド(CB)の基礎的反応性および性状を検討する目的で, シナアミド, ジシアンジアミドの場合と比較しつついくつかの合成反応を試みた。まずCBは比較的緩和な条件下で酸加水分解をうけグアニルビウレット塩を生成する。また大過剰の塩化水素の存在下にメタノールと反応してビグアニル-O-メチルイソ尿素塩を生成し, ヒドラジン1塩酸塩との共融反応およびアジ化水素との加温反応では低収率ながら3-アミノ-5-グアニジノ-1,2,4-トリアゾール塩および5-アミノテトラゾールを生成した。Pd触媒による常温接触還元では主生成物としてホルモグアナミンが得られた。本研究では収得化合物の構造決定を行なうとともにその反応経路についても若干の考察を加えた。
  • シアナミド誘導体に関する研究 (第93報)
    巣山 隆之, 大戸 敬二郎
    1975 年 33 巻 2 号 p. 136-140
    発行日: 1975/02/01
    公開日: 2009/11/13
    ジャーナル フリー
    前報ではメチルメルカプトカルボニルシアナミド (MCC) に対する求核試薬の反応を検討したが, ここでは特にMCC自体の示す反応ならびにその関連化合物の化学的性状について検討した。
    MCCは結晶状態あるいはエーテル溶媒中では二量体1-シアノ-1, 3-ジ- (メチルメルカプトカルボニル) -グアニジン (d-MCC) を生成する。これに対してアセトン溶媒中あるいは加熱時においてはジ- (メチルメルカプトカルボニル) -シアナミド (1) が主生成物となることを見出した。
    ここに得られたd-MCCは特異な反応性を示すことを明らかにした。すなわちd-MCCはそれ自体を水中で加熱すると1-シアノ-3-メチルメルカプトカルボニル-グアニジン (4) を生成する。一方酸加水分解ではメチルメルカプトカルボニル尿素 (3) と1-カルバモイル-3-メチルメルカプトカルボニル-グアニジン (2) 塩となり, 塩基の存在下では単量体MCCに解離する。さらにd-MCCは加熱により容易にその転位生成物である1-シアノ-3, 3-ジ- (メチルメルカプトカルボニル) -グアニジン (5) となることを認めた。 (5) も液性により著しく異なる反応を示し, 酸加水分解では (2) 塩を, また塩基の存在下ではジ- (メチルメルカプトカルボニル) -アミド (6) とジシアンアミド (7) 塩に分解する。
    以上MCCおよびその二量体d-MCCの反応性を検討するとともに, 上記諸反応の機構について考察を加えた。
  • 北尾 弟次郎
    1975 年 33 巻 2 号 p. 141-150
    発行日: 1975/02/01
    公開日: 2009/11/13
    ジャーナル フリー
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