家政学雑誌
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17 巻, 5 号
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  • 田附 きつ
    1966 年 17 巻 5 号 p. 261-265
    発行日: 1966/10/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 野菜中の配糖体に関する研究 (第10報)
    槇 光章
    1966 年 17 巻 5 号 p. 266-268
    発行日: 1966/10/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 槇 光章
    1966 年 17 巻 5 号 p. 269-272
    発行日: 1966/10/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 食品のレオロジーに関する研究 (第5報)
    加藤 寿美子
    1966 年 17 巻 5 号 p. 273-278
    発行日: 1966/10/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    たくあんの風乾、漬込み等の工程について流動学的考察を与え、よい漬方の要因を求めようとした。
    1. 大根重量は風乾経過日数に従って指数函数的に減少し、この乾燥度はたくあんのTextureに著しい影響を与えた。
    2. 特有の歯ぎれ、歯ごたえ等は破断荷重、圧縮歪、弾力性、塑弾性挙動等のレオロジー定数によりある程度示すことが可能で、これらは浸漬の際の脱水及び膨潤度により影響を受ける。
    3. たくあんはおおむね6要素模型として挙動し、風乾15日、浸漬14~49日、2.18×103dyne/cm2の圧縮荷重に対するその挙動はおよそ歪5.0~19.0%、粘度0.7~5.0×105poise、遅延時間23~50sec.を示した。
    4. 漬け込み経過およそ35日において歪、ニュートン流体の極大、弾力性、比重の極小を認め、これらを経て後大根は漬かり始めた。これは主として細胞の原形質分離を境とする水分の授受によることが顕微鏡写真によって認められた。
  • 小豆汁の色について
    池上 茂了
    1966 年 17 巻 5 号 p. 279-284
    発行日: 1966/10/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    色の良い赤飯用小豆汁を得るにはどのような調理手法をとればよいかを知る為に次の実験を行った。
    小豆種皮の色素をエタノール抽出して、カラムクロマトにより分離し、それぞれ可視域吸収を測定した。又、小豆茄汁の色をペーパークロマトによって検索した。次に従来行われている小豆汁のとり方、及びその他の方法、合計6通りによって得た赤飯炊水について色の溶出量と色調を調べ、併せて小豆の加熱過程に於けるそれらの経時的変化も調べた。又《色ねり》効果の有無を知る為に、小豆汁への通気及び光の影響を検討した。結果を要約すると次の様になる。
    (1) 小豆汁の色は黄褐色。青紫色・緑色・黄色等から構成される。
    (2) 小豆汁への色素溶出量は黄褐色部が多くを占め、青紫色部がそれにつぐ。
    (3) いわゆる《小豆色》は小豆汁の濁り物質に黄褐色と青紫色が吸着されて発現する。この時、黄褐色より青紫色の方が吸着率が大きい為にコロイドの色は、透明な茄汁の色より紫色が濃い。
    (4) 6種の方法によって得た赤飯炊水の内、最も色が濃かったのは、小豆に加水して沸騰時間15分、及び10分の二回に分けて茄汁をとり、これらを合せて炊水としたものであった。(A-1)
    又、炊水の色調が最も小豆らしいのは、上述の沸騰時間15分の汁のみを使った場合である。(A-2)
    全体を総合すればA法(中でもA-2)が最もよく、C法、B法の順となる。
    (5) 小豆を加熱して行く過程で、初期の茄汁は黄褐色味が強いが、時間の経過と共に紫色の割合が増して、汁は小豆色らしい色調となる。
    又、色素溶出量の点では初期の茄汁も無視は出来ず、ある程度加熱時間を経た所に溶出のピークがあり、その後は減少してくる。
    (6) 小豆汁は通気によって色の変化はなく、むしろその紫色は光によって褪色するので《色ねり》によって色が濃くなる事実は認められない。
    赤飯用小豆汁のとり方として如何なる調理法が望ましいかは、色の面だけでなく汁のあく味・小豆の腹切・煮え加減についても併せ考えなくてはならないので、これらの点について研究を継続中である。
  • 数種の配合試料の漂白効果と螢光強度への影響
    都築 京子, 渋井 朋子, 林 雅子, 矢部 章彦
    1966 年 17 巻 5 号 p. 285-289
    発行日: 1966/10/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • スカートの腰部パターンの変化について
    樋口 ゆき子, 西川 美知子
    1966 年 17 巻 5 号 p. 290-294
    発行日: 1966/10/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • ズレを表わす関係式
    藤井 清子, 粟野 弓子
    1966 年 17 巻 5 号 p. 295-298
    発行日: 1966/10/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 高部 和子, 武井 洋子
    1966 年 17 巻 5 号 p. 299-303
    発行日: 1966/10/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 鶴岡八幡宮の御神宝の装束について -形態・構成を中心として-
    栗原 澄子
    1966 年 17 巻 5 号 p. 304-309
    発行日: 1966/10/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 塵埃の飛散と涼しさについて (第3報) 塵埃(酸化マグネシウムおよび採集塵埃)の飛散状態の測定
    金子 幸子
    1966 年 17 巻 5 号 p. 310-315
    発行日: 1966/10/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    (1) 各距離における部位別塵埃の飛散状態についてみると、酸化マグネシウムを塵埃試料とした場合、6畳間では、0.5m~2.0mまでの距離を通して扇風機の左側よりも右側に多く、かつ、左上の部位よりも右下の部位に多く飛散する。この事は第1報にのべたように、6畳間における風向が、扇風機の右下の方に流れている事実にもとつくものと思われる。
    6畳間の広さに相当する床面に、上記と同条件で散布した場合でも、開放的な広い室では、左側と右側および上部と下部の塵埃数については有意差は認められない。このような飛散状態は、第2報にのべたように、広い室における扇風機による風向は、6畳間のような方向性はみられず、左右対称に風がひろがっている事に起因しているものと思われる。
    6畳間において、採集塵埃を試料とした場合には、0.5m~2.0mまでの距離を通して、左右、上下の部位別による塵埃数の有意差は認められない。
    (2) 各高さ別に、扇風機の中心より左右60cmまで、各測定部位の平均塵埃数の距離による変量をみると、6畳間の方が、広い室に比して著しく変量している。
    又、6畳間における酸化マグネシウムと採集塵埃の両者について比較すると、0.5m~1.5mの距離まではほぼ同様の変量状態であるが、2.0mの距離では、酸化マグネシウムの場合は急激に減少している。
    (3) 各距離別部位の平均塵埃数および塵埃の散布度についてみると、酸化マグネシウムの場合には、両室とも0.5mの距離における塵埃数が最も多く、逆に塵埃数の最少の部位は、6畳間では2.0m、広い室では1.5mの距離である。又、各部位とも、6畳間の狭い室の方が、広い室よりも塵埃数が多い。塵埃の散布度は、両室ともに1.5mの距離において最大であり、又、広い室の方が、各距離の部位とも6畳間よりも散布度が大である。
    採集塵埃を試料とした場合は、塵埃の最も多く飛散する部位は2.0mの距離であり、最も少ないのは1.0mの距離の部位である。塵埃の散布度は、0.5mの距離において最大で、遠距離になるにつれて次第に小となる。
    (4) 酸化マグネシウムと採集塵埃とで飛散状態に差があるのは、塵埃の比重、形状(粒子状と繊維状の)等から来るものと思われる。
    (5) 前項の如く、塵埃の種類によって飛散状態は違っているが、この両者の実験試料からみて、共通して比較的塵埃飛散数の少ない位置は、6畳間においては扇風機前方1.0mの距離で、中央部の上方(扇風機の軸中心の高さ53cmより上方)であるといえる。
  • 家族数、電気器具の差異が時間・エネルギー消費に及ぼす影響について
    大森 和子
    1966 年 17 巻 5 号 p. 316-319
    発行日: 1966/10/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    一般家庭における調理作業において、家族数や使用器具のちがいが、時間やエネルギー消費にどの程度の影響を及ぼすかをみるために、次の条件により実験を行なった。家族数は2人、5人、8人の3水準とし、使用器具については、電気釜、電気かつをぶしけづり機、電気テンピの全部を用いる場合とそれらの代りに普通の釜、かつをぶしけづり器、フライパンを用いる場合の2水準とし、被検者は2名とする。電気以外の熱源は都市ガスを用い、前記以外の調理用具は、いつれの場合も同じものとする。以上の条件による調理作業について、所要時間を測定し、エネルギー消費量を算出した。かつをぶしけづりについてはエネルギー代謝率を測定した。
    その結果、家族数による影響については、2人家族の場合のエネルギー消費量を1とすると、電気器具を使った場合5人家族1.7倍、8人家族2.0倍となり、電気器具を使用しない場合は5人家族1.6倍、8人家族2.5倍となった。
    使用器具によるエネルギー消費量のちがいは、8人家族の場合のみ有意差がみとめられ、手動を1とすると電気0.7となった。
  • 酒井 ノブ子
    1966 年 17 巻 5 号 p. 320-323
    発行日: 1966/10/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 1966 年 17 巻 5 号 p. 326
    発行日: 1966年
    公開日: 2010/03/09
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