体育学研究
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18 巻, 5 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1974 年 18 巻 5 号 p. Cover17-
    発行日: 1974年
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1974 年 18 巻 5 号 p. Cover18-
    発行日: 1974年
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 佐々木 久吉
    原稿種別: 本文
    1974 年 18 巻 5 号 p. 243-252
    発行日: 1974年
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    球技指導に関しては, 多くの問題があって, 常に論議の対象になっている. それは, 学的な研究の分野だけにとどまらず, 現場においてもそうである. 理由としては, 球技が複雑な構造を持つものであって, 他の運動の場合にみられるように, 安易に要素に分析できないこと, また, 指導の見通しが立てにくいことなど, 多くの点を指摘できるが, 最も重要な点は過去の指導が, 長期間体操の指導方式を準用してきたという, 歴史的な理由によるとみなければならない. そのために, いつになってもそこから脱皮できず, 抜木的に検討しようとの発想を策定することがなく, また, それに要する確かな資料もない状態である. 最近,いわゆる「運動特性」が語られ, 球技指導の吟味が求められるようになって, 多少の試みがなされるようになった. 本稿は, この面に焦点を合わせ, 球技に対する考え方や指導論についての私見を述べ, 球技指導展望への一助としようとしたものである. まだ模索の域を出ないが, 少なくとも, 長期にわたる球技の実践と指導の経験から理論を構想しようと意図しただけに, 無意味なものでないとは思っている.
  • 跡見 順子, 伊藤 克子, 宮下 充正
    原稿種別: 本文
    1974 年 18 巻 5 号 p. 253-260
    発行日: 1974年
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    34才から50才の健康な女子8名について, 自転車型エルゴメーターを用いて全身持久力のトレーニングを行なった. トレーニングは最大酸素摂取量の80%の強度で1日10分, 週3日で10週間行なった. トレーニング効果は自転車型エルゴメーターを用いてPerformanceとしてのペダリング持続時間, Resourceとしての最大酸素摂取量及び効率としての最大下の一定負荷に対する生体反応をそれぞれ測定することにより検討した. Performanceはすべての被検者で増加がみられ平均では7分8秒から20分38秒へと234%の増加を示した. 最大酸素摂取量は平均25.4ml/kg/minから30.1ml/kg/minへと19%の増加率を示した(p<0.005). このトレーニングによるVo_2maxの増加は年令の若い者, トレーニング前のVo_2maxの低い者で大きくなる傾向を示した. 最大下の同一負荷に対する酸素摂取量及び心拍数はトレーニング後で有意に減少し, 効率の改善がみられた.
  • 山下 謙智, 熊本 水頼
    原稿種別: 本文
    1974 年 18 巻 5 号 p. 261-268
    発行日: 1974年
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    長懸垂から短懸垂へ姿勢が移行する間, 肩鎖関節を支点として鎖骨が持ち上げられ, 胸鎖関節が引き上げられ, 肩甲骨がわずかにdownward rotationを行い, 肩関節の部分が外方向ヘ押しやられるという変化を示し, その間, 手から足先までの距離は8cm短縮(身長の約4.9%)し, 脊柱と鎖骨の長軸とのなす角度は約40.9度, 脊柱と肩甲〓とのなす角度は8.0度, 上腕骨の長軸と肩甲〓とのなす角度は4.3度それぞれ増大した. そしてその間, 自重を支えるのに有効な走行をしている大胸筋腹部, 広背筋, 僧帽筋下部の放電は短懸垂に近ずくに従って次第に増大し, その変化は僧帽筋下部が最も顕著であった. 長懸垂姿勢において, 12mm/0.5mvの感度で体重以外に30kg負荷しても, 三角筋肩峰部だけ (三角筋〓部, 前鋸筋にもわずかに放電を示した例もある) に放電を示し, 大胸筋腹部, 広背筋, 僧帽筋下部をはじめ, 大胸筋鎖骨部, 〓下筋, 大円筋, 僧帽筋上部, 三角筋鎖骨部にも放電を示さなかった.
  • 後藤 幸弘, 熊本 水頼, 山下 謙智, 岡本 勉
    原稿種別: 本文
    1974 年 18 巻 5 号 p. 269-276
    発行日: 1974年
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    種々の垂直面内において負荷方向を変化させながら下肢の挙上を行なわせ股関節の運動に関与する下肢11筋の筋電図を記録し, 各筋の働きかたについて解剖学的, 力学的に検討した. 中殿筋前部は, 矢状面における屈曲開始位置では動作の規制のために働き, 他はいずれの面でも挙上に参画している. 中殿筋後部は, 60゜〜150゜で挙上に参画した. 大腿直筋, 縫工筋は0゜〜90゜の面で挙上に参画する. 30゜以降90゜の面ではむしろ内転の分力が生じるため, やや外向きの負荷に抗しながら動作を行った場合に放電は最も顕著であった. 長内転筋は0゜〜60゜の面では挙上に参画していた. 大腿筋膜張筋は120゜までの面では挙上に参画していた. 薄筋はいずれの面においても挙上に参画しなかった. 半膜様筋は105゜, 大腿二頭筋は150゜より挙上に参画し, 放電量はやや外向きの負荷に抗しながら行った時に顕著であった. 大内転筋は135゜以降の面で挙上(伸展)に参画した.
  • 山地 啓司
    原稿種別: 本文
    1974 年 18 巻 5 号 p. 277-286
    発行日: 1974年
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    一般成人男子33名(18〜31歳), 大学中・長距離選手33名(18〜26歳)を披検者として, 心臓容積(HV)と呼吸・循環機能との関係を調べた. HVはSchreiberのレントゲン撮影法, 最大酸素摂取量(maxVo_2)はDouglas bag法, 肺拡散容量(Dlo_2)はFilleyのsteady state法,心拍出量(Q)はCO_2法を採用した. なお, 作業は自転車エルゴメーターで行ない, 負荷漸増法を採用した. その結果, HVとmaxVo_2, maxDlo_2, maxQ, maxSV等との間に密接な関係があることを認めた. HVの大きいことがSVを増加させ, さらにQ, maxVo_2を増加させる大きな要因と推察される. 中・長距離選手のHV及び体表面積当りのHVはそれぞれ835ml, 498ml/m^2となり, 一般成人の648ml, 392ml/m^2よりも高いことが認められた. さらに, 中・長距離選手のmaxVo_2, maxDlo_2, maxQ, maxSV等は一般成人のそれらよりも有意な差(P<O.01)で優れていることが認められた.
  • 徳永 幹雄, 荒井 貞光
    原稿種別: 本文
    1974 年 18 巻 5 号 p. 287-295
    発行日: 1974年
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    大学1, 2年生を対象にして体育実技の授業のはじめとおわりに体育に対する態度を測定した. そして, 学生の態度の実態と態度変容およびその要因について分析した. おもな結果はつぎのとおりである. 1. 1年生は2年生に比較して体育に対して好意的態度であった. 2. 開講コースによって体育に対する態度は異なり, 学生のスポーツ種目の好みによって態度差があることが明らかになった. 3. 授業による態度変容は1, 2年生とも顕著であった. しかし, はじめの得点が低かった2年生がより顕著であった. 開講コース別ではコース差は認められず, はじめの得点の低かった2年生のコースに顕著な変容が認められた. 4. 態度変容にはクラス差が認められ, 施設や学級規模などの物理的条件が整備された中では, 教官の技術指導がおもな要因となり教官独自の指導によって態度変容も異なることが認められた.
  • 原稿種別: 付録等
    1974 年 18 巻 5 号 p. 297-307
    発行日: 1974年
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1974 年 18 巻 5 号 p. 309-314
    発行日: 1974年
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1974 年 18 巻 5 号 p. App5-
    発行日: 1974年
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1974 年 18 巻 5 号 p. Misc1-
    発行日: 1974年
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1974 年 18 巻 5 号 p. Cover19-
    発行日: 1974年
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1974 年 18 巻 5 号 p. Cover20-
    発行日: 1974年
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
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