心電図
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25 巻, 4 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 堀江 稔
    2005 年 25 巻 4 号 p. 257-258
    発行日: 2005/07/25
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 村瀬 順子, 川崎 達也, 平松 利枝子, 杉原 洋樹, 東山 孝二
    2005 年 25 巻 4 号 p. 259-264
    発行日: 2005/07/25
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    【目的】心拍数には性差が存在し, 一般に女性は男性より高値である.一方, 心拍数を規定する洞結節は, 自律神経活動の修飾を受ける.そこで今回, 心拍数の性差に対する自律神経活動の関与を検討した.【方法】明らかな心疾患を有さない287例 (平均年齢45.4歳, 4~85歳) に, 24時間ボルター心電図検査を施行した.連続する洞調律QRS波よりなるRR間隔 (NN間隔) の一日平均値と心拍変動解析から算出した6指標 (時間領域のSDNN, SDANN, RMSSD; 周波数領域のHF, LF, LF/HF) の性差を, 10歳ごとに層別化した各群で検討した.【結果】全対象における平均NN間隔は女性で低値であった (791±119msecvs820±111msec, p=0.047) .年齢ごとの比較では, 30~59歳の女性で男性より平均NN間隔が低値であった.RMSSDとHFは両性で加齢とともに減少したが (男性Spearmanr=-0.52, 女性Spearmanr=-0.51; 男性Spearmanr=-0.60, 女性Spearmanr=-0.62; ともにp<0.001) , 各心拍変動指標には心拍数の性差に一致した有意差は認められなかった.【結論】心拍数の性差に対する自律神経活動の関与は乏しいことが推察された.
  • 伊藤 幸子, 夛田 浩, 内藤 滋人, 橋本 徹, 宮地 晃平, 山田 実, 田所 寿剛, 星崎 洋, 大島 茂, 谷口 興一
    2005 年 25 巻 4 号 p. 265-275
    発行日: 2005/07/25
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    【目的】上大静脈起源の頻拍の頻度とその電気生理学的特徴, および治療成績について検討すること.【方法】対象は高周波力テーテル・アブレーションを行い頻拍起源が同定できた心房性不整脈の351例.【結果】全症例の2.8% (10例) が上大静脈起源の頻拍であった.そのP波は洞調律のP波の極性に類似するが, 洞調律のP波より下壁誘導で有意に波高が高かった.10例中4例 (40%) に, 頻拍中に上大静脈から右房への進出プロックを認め, うち2例に巣状アブレーションを行ったが不成功 (n=1) , 術後再発 (n=1) した.頻拍中に進出ブロックを認めなかった6例では5例に巣状アブレーションを行い, 4例 (80%) で成功し, 経過観察中 (35±16カ月) の再発もなかった.頻拍中に進出ブロックを認めた2例と認めない1例で電気的隔離術を行い全例で隔離に成功し, 以後頻拍の再発はない (30±16ヵ月) .【結語】上大静脈起源の頻拍で頻拍中に上大静脈から右房への進出ブロックを認めない症例は巣状アブレーションが有効であるが, 進出ブロックを認める症例では上大静脈隔離術の有効性のほうが高いと考えられた.
  • 西尾 智, 原 正壽, 土屋 勝彦, 佐藤 忠一, 三宅 良彦
    2005 年 25 巻 4 号 p. 276-282
    発行日: 2005/07/25
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    従来の心電図内高周波電位の検討はQRS後半の電位を対象として解析されていたが, QRS区間内の高周波成分に関してはいまだ十分な検討がなされていない.そこで, 時間・周波数分解能に優れたwavelet解析法を用いて健常者および心筋梗塞患者のQRS区間内高周波成分を比較検討することを目的とした.健常者例, 心筋梗塞例の体表面からフランク誘導を用いてX, Y, Z双極誘導で心電信号を導出し, 得られた心電図信号をsubtraction法で濾波を行った後, wavelet解析を行った.孤立した高周波成分 (不連続点) は健常者群ではX誘導に, 下壁心筋梗塞患者群はY誘導に, 前壁中隔心筋梗塞患者群はZ誘導に多く認められた.これより心筋梗塞では健常者に比較して周波数系列において不連続点を生じ, さらに梗塞部位近傍の誘導に多く認められる傾向にあった, よって, 心筋梗塞では心筋興奮が一様ではなく固有の高周波成分が出現していることが示唆された,
  • 山路 聡志, 今井 忍, 八木 洋, 久代 登志男
    2005 年 25 巻 4 号 p. 283-288
    発行日: 2005/07/25
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    【症例】症例1: 65歳男性, 洞不全症候群の診断でDDD型ペースメーカー (PM) が植込まれた.CTスキャン前全拍心房ペーシングー心室センシングパターンであったが, スキャン中, 心房または心室のオーバーセンシングによりペーシング間隔が設定レート以上に延長した.症例2: 87歳男性, 完全房室プロックの診断でVDD型PMが植込まれた.CTスキャン前, 全拍心房センシングー心室ペーシングパターンであったが, スキャンにより心房のオーバーセンシングを起こし, それに追従して心室ペーシングが出現した.いずれの症例もPMジェネレータ上のCTスキャン中に規格外動作が出現した、CT室内, CT走査線上にPMに影響を与えうる電磁界は存在しなかった, 【結論】CTスキャン中の規格外動作の原因は, 電磁界測定値, 影響出現部位の結果から, 従来影響がないと考えられていたCTスキャン中の放射線によりPMがオーバーセンシングを引き起こしたためと考えられた.
  • 熊谷 浩一郎
    2005 年 25 巻 4 号 p. 289-292
    発行日: 2005/07/25
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 仁瓶 宗樹
    2005 年 25 巻 4 号 p. 293-297
    発行日: 2005/07/25
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 加藤 貴雄
    2005 年 25 巻 4 号 p. 298
    発行日: 2005/07/25
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
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