心電図
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24 巻, 6 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 中屋 豊
    2004 年 24 巻 6 号 p. 419-420
    発行日: 2004/11/25
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 金原 正昭
    2004 年 24 巻 6 号 p. 421-427
    発行日: 2004/11/25
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    【背景】Brugada症候群の多くの例では, 標準12誘導心電図所見でV5~V6誘導において深く幅の広いS波が欠如しているという報告がある, この事実に着目し, Brugada症候群が単に伝導障害による右脚ブロック様心電図を示す疾患群ではなく, 再分極異常を含む疾患群であるという可能性について検証した, 【方法】QRST等積分図を用いて, Brugada症候群の右脚ブロック様波形の再分極特性について調べた.【結果】QRST等積分図解析による極小の位置は, Brugada症候群全例が背部上方であり, 正常平均群は前胸部上方であった.また, QRST等積分偏差分布図において, 7例中4例で異常正領域である+2SD領域を前胸部上方で認めた.【結論】本研究はBrugada症候群が前胸部上方に限局する再分極異常を含む疾患群である可能性を示唆した.
  • 大塚 崇之, 山下 武志, 相良 耕一, 飯沼 宏之, 傅 隆泰
    2004 年 24 巻 6 号 p. 428-433
    発行日: 2004/11/25
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    発作性心房細動の薬物療法の第一選択薬として本邦では1群抗不整脈薬が推奨されているが, 経過とともにその有効性が減弱する例が認められる.本研究では1群薬が無効であった発作性・持続性心房細動例に対し, ベプリジルの投与が行われた52例に関してretrospectiveな検討を行った.ベプリジル有効と判定されたのは27/52例 (51.9%) であり, 有効群と無効群の問に年齢, 性別, 左房径, 内服後のQT時間の有意差は認めなかったが, 発作頻度の少ない例でより有効率が高い傾向があった, しかし長期投与例を検討すると, 投与初期有効と判断されても時間経過のなかで無効となる例があり, 投与5年後の有効率は30%と短期的視点と長期的視点の差が認められた.ベプリジルによる1群薬無効心房細動例のrhythmcontrolは, 発作頻度が少ない症例により有効である可能性があるが, 長期間の洞調律維持には限界があると考えられた.
  • ―ピルジカイニド, アミオダロン, ベプリジル+β-blockerの3群間での比較―
    野呂 眞人, 杉 薫, 板倉 英俊, 森山 明義, 川瀬 綾香, 酒井 毅, 中江 武志, 手塚 尚紀, 坂田 隆夫, 円城寺 由久, 岡崎 ...
    2004 年 24 巻 6 号 p. 434-441
    発行日: 2004/11/25
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    【目的】発作性心房細動 (Paf) に対する予防効果をアミオダロン (A) , ベプリジル (B) , ピルジカイニド (P) の3つの薬剤間で比較検討した.【対象および方法】自覚症状のあるPafを呈する120名を対象とし, A, B, Pを無作為に投与した, 3カ月間経過観察し, Pafが認められない場合は同薬剤を継続投与し, 認められた場合は, 他の薬剤に変更し, さらに3カ月間経過観察した.これらを左房径43mm以上と未満, および器質的心疾患の有無で検討した.【結果】A群では53.7%, B群では62.3%, P群では45.0%の症例にPafの予防効果が認められた.BはPに比べ有意 (P=0.003) に有効率が高かった.左房径が43mm以上の場合のPaf予防効果では, A群533%, B群51.4%, P群22.2%で, A, BはPに比べ有意に (p=0, 002, p=0.03) 予防効果が高かった.器質的疾患の有無による検討では各薬剤間で有意差は認められなかった.器質的心疾患があり, 左房径43mm以上では, AがPに比べ有意 (P<0.05) に高かった.【結果】病態によって, 各薬剤の予防効果は異なり, A, BはPに比較しPafの予防効果が高かった.
  • 久保 良一, 梅村 純, 相澤 万象, 坂根 健志, 井上 完起, 細田 瑳一
    2004 年 24 巻 6 号 p. 442-448
    発行日: 2004/11/25
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    拡張型心筋症 (DCM) および虚血性心筋症 (ICM) 症例に対して心不全治療目的に投与されたカルベジロールの心室性不整脈に対する効果を検討した, Holter心電図にて1時間当たり10以上の心室性期外収縮 (PVC) を認めるDCM19例, ICM19例を対象に, カルベジロールを5~20mg/日の範囲で投与し, 投与前後のHolter心電図における平均心拍数, 1時間当たりのPVC数, 非持続性心室頻拍 (NSVT) の最多連発数を比較した, カルベジロール投与後の平均心拍数は投与前に比べ有意に低下した, 投与前に6連発以上のNSVTを認めた例では投与後に最多連発数の有意な減少を認めた, 1時間当たりのPVC数には有意差を認めなかった.左室駆出率は増加, 血清BNP値, 左室拡張末期径は減少を認めた.カルベジロールはDCM症例およびICM症例における心室性不整脈に対して有効である可能性が示唆された.
  • 神吉 秀明
    2004 年 24 巻 6 号 p. 449-453
    発行日: 2004/11/25
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 清水 渉
    2004 年 24 巻 6 号 p. 454-458
    発行日: 2004/11/25
    公開日: 2010/09/09
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