体育学研究
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19 巻, 4-5 号
(4・5)
選択された号の論文の15件中1~15を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1974 年 19 巻 4-5 号 p. Cover13-
    発行日: 1974/12/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1974 年 19 巻 4-5 号 p. Cover14-
    発行日: 1974/12/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 岸野 雄三
    原稿種別: 本文
    1974 年 19 巻 4-5 号 p. 167-174
    発行日: 1974/12/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    l960年代になって, 「スポーツ科学」(Sport science)という名称が脚光を浴びてきた. それにともなって, スポーツ史, スポーツ社会学, スポーツ心理学といった名称も用いられはじめた. これらはすべて, スポーツ科学の「専門分科学」(discipline)である. したがって「スポーツ史」(Sport history)も, このニュー・サイエンスの一専門学として研究されるかぎり, スポーツ科学の理解が先決問題となる. 周知のように, これまでスポーツ活動の研究は体育の領域として研究されてきたが, 最近は狭い「体育学」(physical pedagogics)から「体育科学」(science of physical culture)へと発展してきた. したがって今日, 体育科学とスポーツ科学の関係を確認することは,「体育史」(history of physical education)やスポーツ史を研究するためにも必要になってきた. そこで本稿は, 論題に示したように「スポーツ史」を問題として取りあげ, 次の4点から問題を解決しようとした. すなわち, その第1はスポーツ科学と休育科学の関係について, 第2はスポーツ科学の由来と特性について, 第3はスポーツ科学とスポーツ史の関係について, 第4は科学としてのスポーツ史の展望についてである.
  • 藤原 健固
    原稿種別: 本文
    1974 年 19 巻 4-5 号 p. 175-188
    発行日: 1974/12/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    社会規範と価値の補強に及ぼすスポーツの正機能について, 調査をもとにその意識・態度を明らかにし, その背景を考察した. (1) 淡路島における調査と体育学部学生を対象とした調査とから, つぎの点が明らかになった. (a), 社会規範と価値の補強に果すスポーツの正機能が高く評価されている. (b), 体育学部調査では, (a)の割合は淡路島調査に比較して約半分となっている. 同時に, (c), スポーツの逆機能に対する評価においても, 体育学部の調査に高く, 淡路島でのスポーツ参加者がこれに続いている. (2) 社会規範と価値の補強にスポーツが正機能を果すにあたって考えられる要件は, つぎの三人に根ざしている. (a), スポーツが, 本来, 社会化に関係している. (b), プライマリー・グループとしてのスポーツ集団そのもののもっている機能. および, (c)スポーツ自体の内包する競争・協同の効果. これらの要件を(1)の結果を踏まえて考察した結果, 若干の問題点が指摘された.
  • 小林 寛道, 黒田 十三, 松井 秀治
    原稿種別: 本文
    1974 年 19 巻 4-5 号 p. 189-200
    発行日: 1974/12/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    15〜17才の勤労青少年(研修生)266名を対象として, 身体運動実施時間数及びその内容が, 体力, 運動能力に及ぼす影響について, 縦断的な測定結果に基き考察した. 柔軟性, 敏捷性, 筋力, 懸垂力, 跳躍力では, 身体連動実施にかかわりなく, 年次的にある一定水準以上の向上がみられた. 体力つくりプログラム実施群では, スポーツテスト9項目に全国平均を上まわる割合で年次的な向上がみられ, 特に敏捷性, 全身持久性の向上が著しかった. しかし, 身体連動時間が少なかった群では, 筋力, 敏捷性以外で年次的な伸びが鈍く, 全身持久性には顕著な低下がみられた. ウェイトトレーニング実施群では, コントロール群と比較し, 年間増加量で, 握力, 上腕屈筋力に差がなく, 背筋力, 脚伸展力に差がみられた. 19カ月間の体力つくりプログラム実施群(17才,74名)の実施後の最大酸素摂取量は, 平均, 3.08l/min, 52.21ml/kg. minであった.
  • 川初 清典
    原稿種別: 本文
    1974 年 19 巻 4-5 号 p. 201-206
    発行日: 1974/12/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    脚筋における力・速度・パワー能力の年齢変化に伴う, 推移を調べることを目的として, 15才から72才にわたる健康な男子277名について, 膝関節伸展運動を最大努力で行なわせた際の等尺性最大脚筋力, 無荷重状態における最大脚筋速度および荷重負荷法によって得られる最大脚筋パワーの測定を行なった. これらの測定値について, 各年齢群の平均値の一様性を分散分析によって検討した結果, 三種の測定項目はいずれも年齢群の差によって相違することが結論された. そこで, 三種の各測定項目と年齢の間における関係を調べると, 最大脚筋力では20〜24才の年齢群で最も強い値を示し, それ以上の年齢群では減少する傾向であった. 最大脚筋速度および最大脚筋パワーでは, 15才以上の年齢では年齢の増加に伴っていずれも減少する傾向となった.
  • 播本 定彦, 荻原 郡次
    原稿種別: 本文
    1974 年 19 巻 4-5 号 p. 207-215
    発行日: 1974/12/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    現在のスキー技術にはBeispielを主体としたオーストリア技法が主流をなしていることはいなめないが, この技術にはStemmen(Stem)ということが基礎的技術にあるため, スピード化へのコントロール, 安全性への疑問がある. この抑制を打破するため, わが国の一部の指導者によって「抱え込み送り出しターン」が考案されていた. その流れをくむ著者らは, Milliken High Speed Cameraを駆使して, 高度技術者の映像フォルムを研究し, 技術的解明を行なった. その結果, このスキー技術が在来のものとは異なる, スキーヤーの強い意志による雪に対する舵作用が内蔵された操作として一貫されているものであることを明確にした. ついでradio-telemeterによる筋電図計測を同一被験者について, 在来の技術との比較を行ない, その筋電図より, ターン中の「flat平踏」および, 送り出しの一連の回転技術における下肢拮抗筋の働きを確かめた.
  • 三沢 光男
    原稿種別: 本文
    1974 年 19 巻 4-5 号 p. 217-227
    発行日: 1974/12/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    陸上競技の記録向上の一因に, 施設・用器具の開発が考えられ, 日本で刊行された文献を資料に, 技術史的な視点から研究を進め, 次の結果を得た. 施設のうちトラックの(1)形と大きさは, 大正中期に2心円から単心円, 300メートルから400メートルへと変わってきた. (2)直走路および曲走路の長さと幅は, 明治後期にも現行に近かった. (3)構造ではシンダー・アンツーカーに代わって, 昭和43年にタータン・トラックが登場した. 用器具の例として(1)ハードルでは昭和20年代前半に金属製で, しかも逆T字型からL字型となった. (2)棒高跳では昭和初年代前半に木箱がおかれ, 同30年代後半にグラスファイバー・ポールが出現した. このように施設・用器具の開発は, 雨・風など自然の悪条件による影響の軽減と競技者が試技しやすいことを目標に絶えまなく行なわれ, 大正中期から昭和初期(1920年代)にかけ, 発達の1つのピークがあったといえよう.
  • 原稿種別: 付録等
    1974 年 19 巻 4-5 号 p. 229-
    発行日: 1974/12/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1974 年 19 巻 4-5 号 p. 229-
    発行日: 1974/12/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1974 年 19 巻 4-5 号 p. 230-290
    発行日: 1974/12/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1974 年 19 巻 4-5 号 p. 291-306
    発行日: 1974/12/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1974 年 19 巻 4-5 号 p. App4-
    発行日: 1974/12/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1974 年 19 巻 4-5 号 p. Cover15-
    発行日: 1974/12/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1974 年 19 巻 4-5 号 p. Cover16-
    発行日: 1974/12/25
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
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