臨床神経学
Online ISSN : 1882-0654
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52 巻 , 5 号
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総説
原著
  • 岩崎 靖, 森 恵子, 伊藤 益美
    2012 年 52 巻 5 号 p. 314-319
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/05/23
    ジャーナル フリー
    無動性無言状態にいたったプリオン病患者の臨床経過と治療について自験12例をもちいて後方視的検討をおこなった.無動性無言状態における当院での入院期間はのべ3,968日で,全例で経鼻カテーテルによる経管栄養を施行し,胃瘻造設術や気管切開術を施行した症例はなかった.気管内挿管や人工呼吸器接続,昇圧剤投与はおこなわれなかった.気道感染などの合併症には抗生剤投与や持続点滴をふくめた対症療法を適宜おこなっていた.本邦のプリオン病患者は欧米例に比し生存期間が長いといわれるが,経管栄養や対症療法,一般的におこなわれている看護や介護,リハビリテーションにより長期延命していることが示唆された.
  • 市川 由布子, 角田 由華, 西川 智子, 藤掛 彰史, 福岡 敬晃, 徳井 啓介, 丹羽 淳一, 泉 雅之, 中尾 直樹, 道勇 学
    2012 年 52 巻 5 号 p. 320-328
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/05/23
    ジャーナル フリー
    筋萎縮性側索硬化症(ALS)在宅療養の積極的な支援体制構築には,現状の療養実態を検討することが必須である.われわれは愛知県下31保健所を対象に在宅ALS患者に関する調査をおこない,県下ALSの4割に相当する136例の療養情報をえた.結果,会話以外の意思疎通手段の必要性,専門医とかかりつけ医の診療役割の可塑性,公的支援利用の不徹底,配偶者への介護負担集中,居宅サービス利用希望の低さ,レスパイト入院先確保に関する乏計画性が浮き彫りとなった.したがって在宅療養支援体制のより一層の充実には,支援に関わる各職種の役割分担明確化を推進し,社会資源の確実な利用と早期からの個別支援計画立案を徹底させることが重要である.
症例報告
短報
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