臨床神経学
Online ISSN : 1882-0654
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53 巻 , 1 号
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会告
日本神経学会賞受賞
  • 岩田 淳
    2013 年 53 巻 1 号 p. 1-8
    発行日: 2013/01/01
    公開日: 2013/01/17
    ジャーナル フリー
    神経変性疾患では異常凝集タンパク質の蓄積がその発症原因と密接にかかわっている.凝集タンパク質は封入体を形成するが,封入体自体には細胞毒性がないとする知見が多くえられている.事実,実験系ではアグリソームといわれる凝集蛋白による封入体が微小管をもちいたモータータンパク質による輸送システムによって形成され,細胞がその処理のために積極的に凝集蛋白を収集していることが想像された.筆者はこれがオートファジー・ライソゾーム系による凝集体分解の促進と密接にかかわっていることを発見した.本来非特異的な細胞質分解系であるオートファジーが凝集タンパク質に対しては「特異的」な認識システムを有して分解をおこなっている.
原著
症例報告
  • 池田 謙輔, 岡本 智子, 山村 隆, 大澤 勲, 古寺 理恵, 村田 美穂
    2013 年 53 巻 1 号 p. 19-23
    発行日: 2013/01/01
    公開日: 2013/01/17
    ジャーナル フリー
    症例1 は 59 歳の男性で 40 歳時に多発性硬化症を発症,51 歳時からインターフェロンβ-1b 治療を開始され,8 年後にネフローゼ症候群を発症した.症例2 は 33 歳の女性で 15 歳時に多発性硬化症を発症,26 歳時からインターフェロンβ-1b 治療を開始され,7 年後にネフローゼ症候群を発症した.両者とも二次性膜性腎症の病理像であり,インターフェロンβ-1b による薬剤性ネフローゼ症候群がうたがわれた.インターフェロンβ-1b 長期治療中にネフローゼ症候群を合併した 2 症例を報告する.
  • 小河 秀郎, 山川 勇, 中島 敦史, 山田 衆
    2013 年 53 巻 1 号 p. 24-28
    発行日: 2013/01/01
    公開日: 2013/01/17
    ジャーナル フリー
    症例は 58 歳男性である.2006 年 3 月某日13 時頃,左半身脱力感を自覚.症状増悪のため同日17 時に脳梗塞の診断にて当院入院.入院時,顔面をふくむ左半身不全麻痺をみとめたが感覚障害はみとめず.頭部MRI で右視床内側腹側に拡散強調画像高信号域をみとめた.点滴加療にて麻痺は入院 3 日目にほぼ消失.経口摂取を開始したところ,まったく味がわからないとの訴えあり,入院 5 日目に味覚検査を施行.両側で高度味覚障害をみとめたが,徐々に改善し入院 15 日目には症状消失した.右視床梗塞にともなう両側性味覚障害の報告は,われわれのしらべたところ2 例目であり,味覚中枢伝導路を考える上で貴重な症例と考えられた.
短報
地方会抄録
会告
編集後記
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