日本応用動物昆虫学会誌
Online ISSN : 1347-6068
Print ISSN : 0021-4914
ISSN-L : 0021-4914
15 巻 , 2 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 中島 誠, 吉田 治男
    1971 年 15 巻 2 号 p. 51-55
    発行日: 1971/06/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    黒縞蚕を供試して,紫外線による外皮メラニン形成阻害に対する令中の感受性の変動,ならびにこの障害に対する紫外線の作用機構を明らかにするために二・三の実験を行ない,次の結果を得た。
    第3令各時期の紫外線照射によって,以後の各令に種々の程度の外皮メラニン形成の阻害が起こったが,この障害に対する感受性は,令の初期(約20%経過時)に低く,約70%経過時に最も高かった。
    また紫外線照射によって皮膚のチロシナーゼ活性の低下が起こったが,この活性低下は約20%経過時に少なく,約70%経過時に著しかった。
    第3令約70%経過時の紫外線照射による外皮メラニン形成阻害ならびに皮膚のチロシナーゼ活性の低下に対しては,いずれも部分的な光回復が認められた。
    以上の結果にもとづいて,外皮メラニン形成阻害の機構について考察を行なった。
  • 阿久津 喜作
    1971 年 15 巻 2 号 p. 56-62
    発行日: 1971/06/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    1) 顆粒病ウイルスを散布したキャベツに産みつけられたモンシロチョウは,ふ化してから6日&8日後に2令または3令で最も多く死亡した。葉の表面に散布した場合よりも,表・裏両面に散布した場合に死亡する令が早かった。
    2) キャベツ畑に顆粒病ウイルスを散布してから6日後と12日後に調査したところ,モンシロチョウの虫数はり病虫発生のため激減し,被害度も無散布と比較して明らかな差が認められた。
    3) 顆粒病ウイルスとディプテレックス50%乳剤,エンドリン50%乳剤の混合散布では,殺虫剤の効力が失なわれた後でも,顆粒病ウイルスの感染力が保持されていて,虫の密度を低くおさえる効果があった。
  • 高瀬 巌, 津田 秀子, 吉本 佳文
    1971 年 15 巻 2 号 p. 63-69
    発行日: 1971/06/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    エチルチオメトンを畑土壤および水田土壤に施用し,安定性,移動性およびその酸化経路について検討した。その結果
    1) エチルチオメトンは畑土壤中では急速に酸化された化合物となるが,その酸化体は安定であり,しかも依然として殺虫力を有している。土壤中での酸化は側鎖-C-S-C-のSが酸化されてエチルチオメトン・スルホキサイド(P=S, SO)さらにスルホン(P=S, SO2)になる場合が大部分であり,P=SのSがOに酸化されたoxygen analogs P=O体は非常に少ない。2) エチルチオメトンは水田状態でも畑状態と同様に酸化されて行くが,酸化の速度が畑状態よりはるかに早く,P=O体も生成されるがその安定性は劣る。
    3) 滅菌土壤ではエチルチオメトンの酸化・分解は比較的少なく,このことから土壤中の酸化とその安定性および分解には土壤微生物が何らかの形で関係しているものと思われる。
    4) エチルチオメトンは土壤中で処理層より上・下層へと移動し,移動したものの大部分は酸化体として検出された。
  • 川瀬 英爾
    1971 年 15 巻 2 号 p. 70-75
    発行日: 1971/06/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    1) 1963年川崎倫一技官,1967年服部伊楚子技官が,タイ国で採集したツグマロヨコバイ類を調査した結果,タイワンツマグロヨコバイ,クロスジツマグロヨコバイ,チビツマグロヨコバイ,マラヤツマグロヨコバイの4種類を同定した。
    2) クロスジツマグロヨコバイとチビツマグロヨコバイは個体変異が多く,両種の雌は酷似している。また両種の雌の黒化の程度は少ない。
    3) クロスジツマグロヨコバイとチビツマグロヨコバイの頭部の黒条帯は,複眼間にみられるものと,単眼間にみられるものがあり,両種とも黒条帯が中央部で消失したものがみられた。
  • 橋本 皓, 北岡 正三郎
    1971 年 15 巻 2 号 p. 76-86
    発行日: 1971/06/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    数種のカイガラムシが分泌したロウ質物の外観構造を走査電子顕微鏡により観察した。また一部,そのロウ質物の構成成分を検討して,下記の結果を得た。
    1) モミジワタカイガラムシ,イセリヤカイガラムシ,クワシロカイガラムシのそれぞれの卵の表面には,白色のコイル状ロウ質物(直径約1μ)が全面に分布していた。
    2) モミジワタカイガラムシ,イセリヤカイガラムシ,オオワタコナカイガラムシのそれぞれの卵のうは,中空の長いチューブ状の白色ロウ質物(直径約1∼2μ)が単位となって形成された網状構造であった。
    3) イボタロウムシ1令幼虫の体表面に分泌された白色ロウ質物は,コイル状のもの(直径約1μ)と中空の長いチューブ状のもの(直径約5μ)の二型があった。雌成虫の体表面の全面に分布している白色ロウ質物は,チューブ状(直径約2μ)であった。
    4) ツノロウムシ,カメノコロウムシ,ルビーロウムシの各2令幼虫の背面に分泌されたロウ質物は,積みかさなって層を形成していた。体周縁部には繊維状のロウ質物が規則正しく配列され,網目状を形成していた。ただしルビーロウムシではそれはみられなかった。
    5) クワシロカイガラムシ1令幼虫の背面には頭部付近に一対の角状のロウ質物(直径約5μ長さ約180μ)が存在した。
    6) モミジワタカイガラムシとオオワタコナカイガラムシの卵のロウ質物は,wax esterで構成され,その主体は前者ではC46, C48,後者ではC46∼C52であった。
    7) モミジワタカイガラムシの卵の表面のロウ質物は,wax ester(主体はC46, C48)と炭化水素(主体はC27, C29, C37)などから構成された。
    8) イボタロウムシの体表面のロウ質物もwax ester(主体は,雄1令:C52∼C58,雌成虫:C46∼C52)と炭化水素(主体は雄,1令:C29, C31, C33,雌成虫:C27, C29)などであった。
  • 大津 正英
    1971 年 15 巻 2 号 p. 87-88
    発行日: 1971/06/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
  • 弥富 喜三
    1971 年 15 巻 2 号 p. 89-90
    発行日: 1971/06/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
  • 石井 象二郎
    1971 年 15 巻 2 号 p. 91-93
    発行日: 1971/06/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
  • 江原 昭三, 菅原 寛夫, 田中 学
    1971 年 15 巻 2 号 p. 94-95
    発行日: 1971/06/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
  • 鮎沢 啓夫
    1971 年 15 巻 2 号 p. 96-100
    発行日: 1971/06/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
  • 野村 健一
    1971 年 15 巻 2 号 p. 101-102
    発行日: 1971/06/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
feedback
Top