日本応用動物昆虫学会誌
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21 巻 , 3 号
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  • 奥村 隆史
    1977 年 21 巻 3 号 p. 119-122
    発行日: 1977/09/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    放牧牛に対するハエ・アブ類の襲来と牛の尾払い動作および脚払い動作の季節変動および日内変動を調査して次の結果を得た。
    (1) 放牧牛へのハエ・アブの襲来数は夏季の日中に最も多く,冬季や夜間には全くみられなかった。
    (2) 放牧牛へのハエ・アブの襲来数と牛の尾払い回数・脚払い回数との間にはそれぞれ極めて高い正の相関が認められた。
  • 塩見 正衛, 酒井 清六
    1977 年 21 巻 3 号 p. 123-129
    発行日: 1977/09/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    (1) 多変量解析法の一手法としての数値分類法が近年多数開発されてきたが,用いた方法が異なると異なった分類結果を生ずるし,異なった系統樹を描くことになる。分類のために用いた形質(属性,特性,変数)が異なったり,計算に用いたサンプルが異なっても分類の結果はことなる。さらに系統分類上の分類結果とも異なった結果を生ずる。ここに,分類結果の間の類似度を評価する尺度が必要となる。
    (2) 2つの分類結果の間の類似度を表わす尺度としてBRILLOUIN (1962)の情報量を用いる方法を提案した。これは従来用いられてきたRAND (1971)のmatching coefficient法や平均カイ自乗値を用いる方法より優れた性質をもっていることを数値例を用いて示した。
    (3) Labiduridaeに属する4属37種を29形質を用いて7つの方法で分類・群別し,7C2=21個の相互間の類似度を計算した。
  • 伊藤 清光, 巌 俊一
    1977 年 21 巻 3 号 p. 130-134
    発行日: 1977/09/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    The relation between oviposition by a syrphid, Episyrphus balteatus, and the density of the green peach aphid, Myzus persicae, on cabbage plants was studied in a field cage. The number of eggs laid by Episyrphus was significantly larger on the plant infested with a large number of aphids. Further, the female flies laid more eggs on leaves infested with a high density of aphids within the plant. The degree of overlapping between aphids and syrphid eggs, however, was by no means complete and the mean number of syrphid eggs per aphid tended to decrease with increasing aphid density.
  • 勝野 貞哉
    1977 年 21 巻 3 号 p. 135-141
    発行日: 1977/09/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    家蚕を用い,蛹期に雄蛹を24時間間隔で一定数選出し,38°Cの高温で24, 48および72時間処理し,処理期以外の期間は25°Cに保護し,さらにこの処理蛹からの雄蛾を正常雌蛾に交尾させ,雌雄の内部生殖器官内の精子を観察することにより高温処理による雄性不妊化の原因を追求した。
    (1) 精室内に誘起された形態の異常な有核および無核精子束のうち,異常有核精子束は化蛹後96時間目までの期間中に72時間処理した場合に多かった。異常無核精子束は化蛹後48時間目までの期間中に48時間処理および化蛹後120時間目までの期間中に72時間処理した場合に著しく多かった。
    (2) 貯精嚢内に誘起された萎縮した有核精子束および無核精子のうち,有核精子束の萎縮程度は軽微であったが,無核精子の萎縮程度は化蛹後144時間目に24時間処理,化蛹後48ならびに144時間目に48時間処理および化蛹後168時間目までの期間中に72時間処理した場合に著しかった。
    (3) 処理蛹からの雄蛾を正常雌蛾に交尾させると,産卵後になっても交尾嚢内の一部の有核精子束が解離されず,かつ無核精子の運動が緩慢な雌蛾がみられた。また,このような雌蛾では,解離した有核および無核精子ともに交尾嚢から受精嚢へ全く移行しなかった場合があり,移行した場合でも精子の量は少なく,かつ受精嚢内の有核および無核精子の運動はともに緩慢であった。このような雌蛾は化蛹後144時間目に24時間処理,化蛹後48および144時間目に48時間処理,また化蛹直後および化蛹後24時間目に72時間処理した雄蛹(化蛹後48時間目以降に72時間処理した雄蛾は交尾不能)を交尾させた場合に多かった。
    (4) 24および48時間処理した場合を対象として雄性不妊化をもたらす原因を解析した。その結果,貯精嚢内の有核精子束は正常かまたはわずかに萎縮していたにすぎなかったが,無核精子が著しく萎縮していた化蛹後144時間目に24時間処理ならびに化蛹後48および144時間目に48時間処理した雄蛾を正常雌蛾に交尾させると,雌蛾の交尾嚢および受精嚢内の精子は異常な行動を示し,さらにこのような雌蛾の産下卵の不受精卵歩合は著しく高かったことから,雄性不妊化をもたらす主因は有核精子自身の異常にもとづくものではなく,貯精嚢内の無核精子の萎縮と密接な関係があることを推論した。
  • 金城 美恵子
    1977 年 21 巻 3 号 p. 142-145
    発行日: 1977/09/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    サトウキビ茎葉粉末を基材の一部とした人工飼料を用い,無菌的にカンシャノシンクイハマキを飼育した。
    (1) 用いた人工飼料で少なくとも3世代までの飼育が可能であった。
    (2) L-アスコルビン酸は必ずしも必要ではなく,用いなくとも飼育可能であった。
  • 若村 定男
    1977 年 21 巻 3 号 p. 146-149
    発行日: 1977/09/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    カブラヤガの大量飼育法を確立して10世代以上累代飼育することに成功した。ハスモンヨトウ用に開発された人工飼料を用い,また,幼虫に隠れ場所を与えるために杉材のオガクズを多量に使用した。23±2°Cで飼育した場合,ふ化から6令幼虫まで成育するのに約30日,成虫羽化までには54∼70日を要した。ふ化幼虫から6令幼虫までの生存率は約55%,成虫までの生存率は約34%であった。6令幼虫の飼育密度を増すと蛹化率(健全な蛹)は低下した。これは虫どうしの干渉の機会が多くなることによると考えられた。
  • 斎藤 裕
    1977 年 21 巻 3 号 p. 150-157
    発行日: 1977/09/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    (1) ナミハダニTetranychus urticae KOCHの吐糸行動を観察し,吐糸がハダニの歩行によって体内から引き出されることを確認した。
    (2) ナミハダニの発育および産卵と吐糸行動の関係を調べ,本種のすべての発育ステージの活動期で吐糸が行なわれ,吐糸量,吐糸面積ともに発育に伴って増加し,吐糸量は産卵数と並行的な経時変化を示すことが判明した。また,雄成虫の吐糸行動が雌あるいは他の発育ステージと比べて特異的であることを明らかにした。
    (3) ナミハダニ雌成虫の吐糸量は温度上昇に伴い段階的な増加パターンを示し,排出物や食痕数も吐糸量と類似の傾向を示すことが判明した。湿度の変化に対応して吐糸量は33%RH区をピークとする一山型のパターンを示すが,吐糸面積や排出物数などの相互の増減パターンには明瞭な関係は見出せなかった。
  • 中牟田 潔, 斎藤 哲夫
    1977 年 21 巻 3 号 p. 158-162
    発行日: 1977/09/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    カイコ5令2日目の幼虫を用いてクロルジメホルム塩酸塩を桑葉浸漬,幼虫へ塗布・注射処理し,おのおのの摂食阻害率を求めた。3つの処理法のすべての場合に明らかに摂食阻害作用がみられ,桑葉浸漬では10ppm以上,塗布・注射処理では100ppm以上で顕著な摂食阻害作用がみられた。しかし3つの処理法のいずれの場合にも,使用した濃度では死亡する個体はみられなかった。
    また,各処理区のカイコ幼虫の摂食行動を注意深く観察した結果,いずれの処理の場合にもカイコ幼虫は口器を動かすが桑葉を避けてシャーレのふちへ移動し,桑葉に一度も食いつかないことがわかった。さらにクロルジメホルムをろ紙に処理し,25°Cで2時間くん蒸した後にカイコ幼虫をとり出して新鮮な桑葉を与えても,上記と同じ摂食阻害作用がみられた。
    以上の結果から,クロルジメホルムのカイコ幼虫に対する作用は単なる味覚や嗅覚にもとづく摂食阻害作用ではなく,摂食または食物選択に関する何らかの機能を阻害することによりひき起こされるものと考えられる。
  • 桑原 雅彦
    1977 年 21 巻 3 号 p. 163-168
    発行日: 1977/09/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    二系統のカンザワハダニをクロルジメホルム,ジコホルおよびフェントエートによりほぼLC50の濃度で毎世代淘汰し,感受性の変化を調べた。そして,育成した抵抗性系統と感受性系統を交配し,薬剤感受性を検定して遺伝様式を推定した。
    (1) クロルジメホルムとフェントエートに対する感受性は,これらの薬剤による淘汰とともに急激に低下し,いずれも8∼9回の淘汰によりほぼプラトーに達した。しかし,ジコホルに対する感受性は10回の淘汰を行なってもほとんど変化しなかったが,その後の淘汰によって次第に低下し,20回の淘汰によってほぼプラトーに達した。したがって,薬剤の種類により感受性の低下に差異があることが認められた。
    (2) クロルジメホルムおよびフェントエート抵抗性は不完全優性の単一因子に,ジコホル抵抗性は不完全劣性の単一因子によりそれぞれ支配されており,これらの抵抗性因子はいずれも雌雄の常染色体上に存在すると考えられる。
  • 梶田 泰司
    1977 年 21 巻 3 号 p. 169-171
    発行日: 1977/09/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
  • 芦原 亘
    1977 年 21 巻 3 号 p. 171-172
    発行日: 1977/09/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
  • 吉田 幸恵
    1977 年 21 巻 3 号 p. 173-174
    発行日: 1977/09/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
  • 佐藤 威, 山田 偉雄, 於保 信彦
    1977 年 21 巻 3 号 p. 174-176
    発行日: 1977/09/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
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