魚病研究
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18 巻 , 2 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
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  • 長澤 和也, 江草 周三, 原 武史, 八木澤 功
    18 巻 (1983 - 1984) 2 号 p. 53-60
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     栃木県奥日光の湯ノ湖でサケ科魚類(カワマス・ビワマス・ヒメマス)におけるハス鉤頭虫Acanthocephalus opsariichthydisの寄生度に関与する生態学的要因を調査した。湖の沿岸帯底層に多く生息して底生動物を主餌料としているカワマスは,同じく沿岸帯浅水域の底土に集中分布する本鉤頭虫の中間宿主ミズムシAsellus hilgendorfiを摂食する機会が多いことから,その寄生を多数受けていた。これに対し,ビワマスとヒメマスの生息域は表層かつ沖合に広がっており,それぞれ魚類と動物プランクトンを多く捕食するため,底生動物も摂るものの,本鉤頭虫の寄生数は少なかった。以上のことから,本鉤頭虫の場合も,魚における寄生度を決定する主な要因は魚類の食性における中間宿主との捕食者・被食者関係であることが確認されたほか,両者の生息域の異同が寄生度を軽減または助長させる副次的な要因として関与していることが明らかになった。
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  • 志村 茂
    18 巻 (1983 - 1984) 2 号 p. 61-64
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     島根県穴道湖産のヤマトシジミからMonorchiidaeに属するセルカリアを検出し,新種と認めてCercaria corbiculae sp. nov.と命名記載した。本種は細長い尾を備えたセルカリアで,口吸盤,咽頭,腹吸盤がよく発達しており,眼点と穿刺棘を持たない。侵入腺細胞は3対ある。排泄嚢は長い嚢状で,前半部が左側に偏向する。炎細胞式は2[(2+2)+(2+2)]=16である。セルカリアはスポロシスト内で発育する。
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  • Arshad ULLAH, 新井 俊彦
    18 巻 (1983 - 1984) 2 号 p. 65-70
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     病魚から分離されたEdwardsiella tarda株について,病原性に関与しうる生物活性の有無をしらべた。まず,付着性および細胞侵入性をしらべたが特異な活性を決定することはできなかった。ただ,菌体周囲にスライムを作る株の存在が確かめられた。また,すべての菌株は菌体から遊離しない溶血活性をもつことが見出されたが,大腸菌にみられるような腸管毒素や,タンパクやリン脂質を分解する酵素活性はみられなかった。しかし,これらの既知の活性とは別に,機能的に区別できる2つのウサギの皮膚に対し壊死毒性をもつ物質を細胞外に生産していることが見出された。これは,すべての分離株が共通に産生している唯一の強力な組織傷害性外毒素物質であるから,病原因子として働いている可能性が高い。
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  • Arshad ULLAH, 新井 俊彦
    18 巻 (1983 - 1984) 2 号 p. 71-75
    公開日: 2010/02/10
    ジャーナル フリー
     Edwardsiella tardaは2つのウサギ皮膚に対する壊死活性をもつ外毒素を産生する。これらの2つの毒素は発症の仕方によって機能的に区別される。初期反応性毒素は皮内注射後3~8時間で,主に発赤をおこし,これは3日続く。後期反応性毒素は注射5~7日後に腫脹で始まり,壊死性の発赤になる。両毒素とも抗原性があり,免疫したウサギでは発赤,壊死は現われない。初期反応性毒素は主に硫安0~20%飽和で,後期反応性毒素は主に40~60%飽和で沈殿する。また,60℃および酸,アルカリで不活化されるが,クロロホルムによって失活されないことからタンパクと考えられる。ゲル濾過によって測定した分子量は,初期反応性毒素がブルーデキストラン2000とフェリチンの間であり,後期反応性毒素はアルブミンより小さいことがわかった。
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  • 飯田 貴次, 若林 久嗣
    18 巻 (1983 - 1984) 2 号 p. 77-83
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     1. ウナギ,ニジマス,コイ,ティラピア,クロダイの新鮮血清の殺菌作用について,E. coliを用いて調べた。2. すべての魚種の新鮮血清に殺菌作用が認められ,ザイモサン処理,EDTA, EGTA添加が殺菌作用に及ぼす影響により,この殺菌作用は補体の代替経路によるものと判断された。3. しかし,各種処理が及ぼす影響に違いがみられ,魚種により代替経路活性過程が一様でないことが示唆された。4. 魚病細菌V.anguillarum, E. tardaに対する殺菌作用も調べたが,E. coliに対する結果よりもその程度は低かった。
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  • 朴 守一, 若林 久嗣, 渡辺 佳一郎
    18 巻 (1983 - 1984) 2 号 p. 85-89
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
    Four hundred and forty five isolates of Edwardsiella tarda were collected on field surveys in eel culture ponds in Shizuoka Prefecture in 1980 and 1981. Two hundred and seventy isolates (61%) were classified, according to O-agglutination test, into four serotypes (A, B, C and D).
    There were no great differences in the composition of the serotypes among the following three kinds of samples; rectum contents of eel, eel pond water and pond sediments (A: 13-17%, B: 22 35%, C: 4-13%, D: 2-4%). However, serotype A was predominant in kidney samples (A: 72%, B: 0%, C: 3%, D: 13%).
    By experimental infection to eel, tilapia and loach, serotype A of E. tarda proved highly virulent to the fishes, especially to eel, in comparison with the other serotypes tested.
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  • R. P. HEDRICK, J. L. FRYER, S. N. CHEN, G. H. KOU
    18 巻 (1983 - 1984) 2 号 p. 91-97
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     台湾の魚類から分離された4ビルナウイルスが中和試験とビリオンのポリペプチッドとRNAの分析によって,IPNウイルスの3血清グループと比較された. Lukang(鹿港)のニホンウナギAnguilla japonicaから分離されたウイルス(LKE)とDan Sway(淡水)地方のニホンウナギから分離されたウイルス(DSE)およびLukang地方のティラピア(Titapia mossambica)から分離されたもう一つのウイルス(LKT)はIPNウイルスのAB株に極めて近かった。 Kukan(谷関)地方のニジマスSalmo gairdneniから分離された第4のウイルスはIPNウイルスVR-299と同じであった。これは北アメリカとヨーロッパのIPNウイルスの血清型がすでに台湾に侵入していることを示す。本研究は台湾の魚類から分離されたビルナウイルスの特徴を最初に完全に記載したものである。
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  • 中津川 俊雄
    18 巻 (1983 - 1984) 2 号 p. 99-101
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
    In October 1982, a bacterial disease occurred among cultured young flounder, Paralichthys olivaceus, in the Kurida Bay, Kyoto Prefecture. The diseased fish showed abdominal inflation and accumulation of ascites.
    Bacteria isolated from the diseased fish were identified as Edwardsiella tarda.
    The pathogenicity of the isolate for flounder and yellowtail, Seriola quinqueradiata, was proved positive by intra-peritoneal and/or intramuscular injections.
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  • 北尾 忠利, 青木 宙
    18 巻 (1983 - 1984) 2 号 p. 103-106
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     1.Iodometric methodを改良したROSENBLATTおよびNEUMANN(1978)のrapid slide testにより,ABPC耐性P.piscicidaはβ-ラクタマーゼを産生することを証明した。2. ABPC耐性P.piscicidaのβ-ラクタマーゼ産生能は,ディスク試験およびMIC試験の成績と完全に一致し,rapid slide testはABPC耐性P.piscicidaの迅速検出法として,容易に日常検査に活用できることを明らかにした。
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  • 安永 統男, 畑井 喜司雄, 塚原 淳一郎
    18 巻 (1983 - 1984) 2 号 p. 107-110
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
    From July through September 1982, an epizootic occurred in a population of young cultured red sea bream, Pagrus major, in Nagasaki Prefecture. Some moribund fish without any significant lesions (average body weight 10 g) were submitted to bacteriological examination.
    The organism isolated from the kidney or spleen of the specimens was identified as Pasteurella piscicida. The characteristics were identical to those of the isolates from pseudotuberculosis in cultured yellowtail, Seriola quinqueradiata, in Nagasaki Prefecture in the period 1980-1982.
    The present isolate showed pathogenicity not only for red sea bream but also yellowtail, and LD50 for red sea bream was between 0.001 mg and 0.01 mg cells per fish. The injection of the isolate caused consistently white spots in the internal organs of yellowtails, whereas their formation in red sea breams was scarcely observed.
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