台湾の Pescadores 島で養殖されていたアイゴの体表から採集した2種の寄生性カイアシ類(新種 Lepeophtheirus atypicus と Caligus oviceps Shiino, 1952)を記載した. 本新種は形態的に L.goniistii Yamaguti, 1936 に最も近いが, 第3脚の形態などで区別された. Shiino (1952)が日本のアイゴから採集し, L.goniistii とした標本も本種に同定される. また, Caligus truncatogenitalis Roubal, 1981を C.oviceps のシノニムとするように提案した.
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