魚病研究
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21 巻 , 4 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
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  • 福井 晴朗, 加納 照正
    21 巻 (1986) 4 号 p. 217-222
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     マアジをブリの疾病対策薬剤の評価に利用する目的で, ブリの連鎖球菌と類結節菌をマアジに実験感染し感受性をブリのそれと比較した。連鎖球菌の腹腔感染マアジのへい死率, 心外幕炎発症率はブリと同程度に高かった。類結節菌の腹腔感染マアジのへい死率も高く, 腎臓, 脾臓組織に病変が観察できた。両病原菌の経口または菌浴感染でのマアジの感受性は低かったが, ブリと近似する病症を作出できた腹腔感染を用いて, マアジをブリの化学療法剤評価実験に利用することができると思われる。
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  • 吉水 守, 瀧澤 宏子, 亀井 勇統, 木村 喬久
    21 巻 (1986) 4 号 p. 223-231
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     サケ科魚類の3種の病原ウイルスIHNV,IPNV,OMVを対象に飼育用水,再蒸留水およびHanks' BSS中における0,5,10,15℃での消長を観察すると共に,飼育用水中に存在する微生物との相互作用を検討し以下のごとき結論を得た。1. IPNVは各供試水中でいずれの温度でも14日間安定であったが,IHNVでは特に飼育用水中で感染価の減少が観察され,それは温度が高くなるにつれ速やかであった。2. OMVはHanks'BSS中においても不安定で温度の上昇につれ速やかに不活化し,10,15℃では14日目には検出限界を下回った。飼育用水中では3~7日目に検出できなくなった。3. 飼育用水を濾過除菌してIHNVおよびOMVを懸濁した場合,無処理水に比し感染価の減少傾向は低下し,高圧滅菌した場合にはより安定であった。4. MEM 10を10%加え15℃で7日間培養した飼育用水の濾過除菌液にIHNVを懸濁した場合,5,15℃いずれにおいても3日目に検出限界を下回った。供試飼育用水の微生物叢の中では細菌が優勢で Achromobacter と Pseudomonas の両者が7:3の割合を成していた。5. 分離した Pseudomonas の代表株に抗IHNV作用を有する物質の産性能が認められた。
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  • 江草 周三
    21 巻 (1986) 4 号 p. 233-238
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     本虫は6殻片6極嚢と7殻片7極嚢の同大の2型の胞子を脳組織内の偽シスト内と脳組織外のシスト内に形成する。両者の出現比は一定しない。これらの点で Septemcapsula yasunagi SHIEH et CHEN, 1984に一致しない。粘液胞子虫類各種の殻片の数は一定で, 多殻目の科の分類基準とされるが, 本種はこの原則に合致せず, 2型の一つは異常細胞分裂産物かもしれず, また本種は多殻目類の進化系統延長線上にあるが形質不安定なのかもしれない。本種の分類上の位置決定にはそれらの問題解決が先決である。
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  • 室賀 清邦, 城 泰彦, 増村 和彦
    21 巻 (1986) 4 号 p. 239-243
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     アユおよびクロソイ病魚から分離された細菌を Vibrio ordalii(V.anguillarum biovar II)同定とした。アユにおける本菌感染症は徳島県下の養殖場において数年前から散発的に発生しており, クロソイの場合は広島県水産試験場における中間育成中の稚魚に毎年発生している。これらはサケ科魚類以外の魚種における最初の V.ordalii 感染症例と考えられる。分離された V.ordalii 株は V.anguillarum の J-O-I型株と共通した易熱性および耐熱性抗原を有することが確認された。
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  • 金井 欣也, 高木 康樹
    21 巻 (1986) 4 号 p. 245-250
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     A.hydrophila A 10株を筋肉接種され瀕死状態にあるコイの注射局所から, 生菌接種の場合と同様に注射部位の膨隆や体表の発赤を起こす物質が抽出された。抽出物質の部分精製を行った結果, 毒性に関与していると思われる溶血素が含まれていることがわかった。この溶血素は4℃ではpH4.0~11.2で安定であり, 53℃10分の加熱で失活した。また EDTA, トリプシン, パパインなどで阻害された。またウサギ赤血球を不完全(α型)溶血することから, 本菌株が培地中に産生するβ溶血素(完全溶血)とは異なる物質であることが判明した。
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  • Dolores V BAXA, 川合 研児, 楠田 理一
    21 巻 (1986) 4 号 p. 251-258
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     養殖ヒラメから分離された23株の滑走細菌の形態学的, 生化学的ならびに生理学的性状を検査し, 分類学的位置を検討した。分離菌株のうち19株は既報の魚類病原細菌で, Flxibacter maritimus の種名が提唱されている細菌の性状とほぼ一致することから, F.maritimus に同定された。これら以外の4株は Flexibacter 属の性状と一致するが, F.maritimus とはコロニーの色調, Tween 20の分解性, リトマスミルクの還元性, BHI 寒天培地・30%海水化培地・pH5および37℃での発育性などで差異が認められたので, Flexibacter sp. とした。
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  • 山本 淳, 高橋 一孝
    21 巻 (1986) 4 号 p. 259-260
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     1986年2月, 山梨県魚苗センター忍野幼魚場において飼育中のイワナふ化仔魚に大量斃死が発生した。斃死魚から分離された細菌は, グラム陰性, 偏性好気性で運動性を有し, チトクロームオキシダーゼ, カタラーゼ陽性, グルコースを酸化的に分解し, King B 培地においてフルオレシンを産生した。これらの性状から, 分離菌は, Pseudomonas fluorescens に同定された。また, 攻撃試験の結果, 本菌はイワナ以外に, ニジマス, ヤマメ, アユに対しても病原性を有することが確認され, 今回の斃死の原因菌と判断された。
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  • 江草 周三
    21 巻 (1986) 4 号 p. 261-274
    公開日: 2011/01/05
    ジャーナル フリー
     粘液胞子虫の多殻類(目)の分類体系を略述し, 既知の Trilosporidae 科の2属4種, Kudoidae 科の1属32種, Pentacapsulidae 科の1属3種, Hexacapsulidae 科の1属1種について要点を述べ, 各種の胞子の図を掲げた。種不明の寄生例も紹介した。多殻類は疑わしい1例を除き海水魚(内1種は汽水魚)寄生であることが注目される。大部分は筋肉寄生であるが, 脳, 鰓その他の器官寄生種もある。ジェリーミートなどを起こし, 魚の食品価値を損なうものがあるが, 病原体として問題となるものは少ない。
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