魚病研究
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12 巻 , 1 号
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  • 中島 健次, 江草 周三
    12 巻 (1977 - 1978) 1 号 p. 1-2
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
    Hundreds of thousands of six-month-old carp which might harbour Bothriocephalus opsariichthyd s YAMAGUTI at the rate of about 20 per cent were cultured in a big swamp in Sanami district, Gunma prefecture. Hundreds of fish were drawn randomly from there and were kept in a net cage of 1.5 m3set in the other pond of 1.2 m deep in same district during the period from November, 1975 to May, 1976. Fifty eight fish of them were sacrificed for examination for the cestode once a month.
    The rate of fish which had the cestode fell suddenly from 17.3 per cent in November to 5.2 per cent in December, but the latter rate was maintained as it was until next May. Every living worm which stayed in host's intestine laid eggs again in April. It seems that the life cycle of this cestode may be turned only by the wintered adult worm.
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  • 中島 健次, 北野 訓敏, 江草 周三
    12 巻 (1977 - 1978) 1 号 p. 3-6
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
    Kamala, Bithionol, Nicrosamide and Parbendazole were tried to use for the prevention of spreading of Bothriocephalus opsariichthydis YAMAGUTI, 1934. Every anthelmintics were administered to tens or hundreds of thousands of four-month-old carp, each of which was kept in five ponds in Nagano prefecture, on October in 1975. Fifty eight fish collected randomly from each pond were examined at 5 to 7 days after administration.
    The rate of fish which harboured the cestode was markedly reduced with these anthelmintics, but the average number of worms remained in the host did not decrease. This result means that all of fish kept in a vast pond never equally took a diet containing drugs. Beside it is difficult for us to certify that all of fish administered were parasite-free, even if no fish harboured any worms was detected on the only abstracted sample. We conclude from above mentioned reasons that using of anthelmintics to the young carp before their first wintering is scarcely any significance for the prevention against this cestode.
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  • 楠田 理一, 井上 喜久治
    12 巻 (1977 - 1978) 1 号 p. 7-10
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     ハマチ類結節症の人為感染魚ならびに自然感染魚に対して,アンピシリンを経口投与して治療効果をしらべ,次の結果を得た。1.平均体重50gのハマチ稚魚に,類結節症原因菌を筋肉内接種して,人為感染魚をつくり,菌接種4時間後にアンピシリンを0.1,1,10および100mcg/g・b.w.量経口投与したところ,斃死率はそれぞれ70,40,30および0%であった。2.人為感染魚に対するアンピシリンのED50は0.46mcg/g・b.w.であり,クロラムフェニコールの約46倍の治療効果を示した。3.香川県直島のハマチ養殖場で発生した類結節症の感染魚群2区に,それぞれアンピシリンを12mcg/kg・b.w.で5日間連続投与したところ,著しい斃死魚の減少がみられた。
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  • 柏木 哲, 杉本 昇, 渡辺 和子, 大田 外之, 楠田 理一
    12 巻 (1977 - 1978) 1 号 p. 11-14
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     養殖ハマチの連鎖球菌症原因菌Streptococcus sp.に対するNFS-Naの抗菌力および殺菌力を検討し次の結果を得た。1.NFS-NaのStreptococcus sp.に対する MIC は0.15mcg/mlから0.62mcg/mlであった。また,5mcg/ml以上の濃度で殺菌作用が認められた。2.これに対して,対照薬剤のAB-PC, CP, TCのMICはそれぞれ0.31mcg/mlから0.62mcg/ml,1.2mcg/mlから2.5mcg/ml, 0.075mcg/mlから0.15mcg/mlであった。また,AB-PCは5mcg/ml以上の濃度で殺菌作用が認められたが,CPおよびTCは10mcg/mlの濃度でも,殺菌作用が認められなかった。
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  • 高橋 幸則, 楠田 理一
    12 巻 (1977 - 1978) 1 号 p. 15-19
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     1. 立鱗病病魚から分離されたA. liquefaciensの血清学的性状を検計した結果,本菌のホルマリン死菌抗血清はA. liquefaciensまたはA. punctataとして報告されている菌株に対してのみに凝集素を形成し, A. hydrophilaおよびA. salmonicidaに対する凝集性は認められなかった。しかし,Aeromonas属細菌の菌株間に共通抗原を有するものがあるとの報告もあるところから,本病魚由来株の血清学的分類に関しては,さらに多くの分離株について検討する必要があると思われた。2. 立鱗病の血清学的診断法の可能性を知る目的で,凝集素吸収試験による立鱗病由来株の抗原構造をしらべた結果,同じ立鱗病魚からの分離菌株は共通抗原をもつことが明らかになった。しかし,異なった病魚からの分離菌株間,および立鱗病魚由来株の抗血清が凝集性を示したA. punctata ATCC-11163ならびにA. liquefaciens UT-62とは血清学的に異なることが判明した。したがって,本病から分離されるA. liquefaciensは血清学的に多様であることが推察され,血清学的診断は容易でないと思われた。
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  • Abu Tweb Abu AHMED
    12 巻 (1977 - 1978) 1 号 p. 21-31
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     日本のキンギョとコイの体表,鰭および鰓の粘液から得られたTrichodina reticulataの詳細な形態と生活史を検討した。体は一般にドーム形で直径50~90μ,体高は15~35μである。吸着盤は直径44~80μ,歯状突起環の直径42~72μ,馬蹄形の大核は22.5~49μ,その厚さは6~7μである。歯状突起の数は24と27が最も多かった(範囲20~31)。各歯状突起当りの線条数は10が最も多かった(範囲7~10)。歯状突起の計測値は以下の通りである:外側突起の長さ4.5~7.5μ,内側突起の長さ5.5~7.5μ,中央円錐部の長さ2.5~4μ,歯状突起の長さ5~11μ。境界膜の幅は3.5~6μである。小核(7~15×2~5μ)は大きく,紡錘形で,大核の右腕の外側の浅いくぼみの中にある。吸着盤の中心部はいくつかの細胞様構造に分かれている。収縮胞および食胞は明瞭である。縁膜は繊細で透明である。運動は縁膜と口外繊毛と小膜によって行なわれる。2本の繊毛帯は通常と同じである。口外繊毛帯は約370°のらせんを形成している。二分裂はまず虫体が拡大することから始まる。次に,大核は短かく厚くなり,クロマチンが任意に分布するようになり,2つの亜鈴形の核に等分する。小核は大きくなり,有糸分裂する。分裂の開始に先だって,新しい歯状突起の原基が旧環と吸着盤の辺縁の間にあらわれる。亀裂が縁膜中にあらわれ,縁膜の下の線条帯中に裂け目ができる。収縮胞は分裂して,各娘細胞に対し,1個の収縮胞を形成する。分裂後,半数の歯状突起を持つ旧環はしだいに消失し,その約2倍の歯状突起が新たにその外側に発達してくる。線条と繊毛も同様にもとの数を有するようになる。同形および異形の接合がしばしば認められた。経接合個体は大きく,1個の機能を有する核,即ち融合核を持ち,それは3回分裂し,8個の小核を形成するが,そのうちの7個は原基であり,1個が小核としての機能を有する。細胞分裂は各娘細胞が1個の大核原基と1個の小核を有するまで続く。この場合,娘細胞の新しい環に形成される歯状突起の数は旧環の時と同じである。
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  • 室賀 清邦, 中井 敏博, 沢田 達男
    12 巻 (1977 - 1978) 1 号 p. 33-38
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     Pseudomonas anguilliseptica(赤点菌)の塩分および温度に関する生理学的特性を調べ,赤点病発生に関する現場調査から得られた疫学的事実との関係について考察した。1) 本菌の増殖可能pH範囲は5.3~9.7であり,特にpH7~9の範囲で良好な増殖が認められた。2) 本菌はCl 1.9‰以上の希釈海水中ないし海水中(20℃)では200日以上生存した。このことから,赤点病が海水の影響のある地域に多発するのは,そのような養殖池の水に本菌が長期にわたり生存しているためであると考えられた。3) 本菌の増殖可能食塩濃度範囲は0~4%であり,至適食塩濃度は0.5~1%の範囲であった(基礎培地Difco nutrient broth)。4) 希釈海水(Cl 5.6%o)に懸濁された本菌は,27℃以下の温度では40日以上生存したのに対し,30℃以上では7日以内に死滅した。5) 本菌の増殖可能温度範囲は5~30℃,至適温度は15~20℃であり,25℃以上では増殖は明らかに低下した。6) 本菌の運動性は6~20℃の範囲で活発であり,27℃以上になると明らかに低下した。7) 以上の実験結果から,本病が水温20℃以下で発生しやすく逆に27℃以上になると終息するという現象は,主として水温が本菌の生理生態に及ぼす影響の結果によるものであると考えられた。
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  • 宮崎 照雄, 江草 周三
    12 巻 (1977 - 1978) 1 号 p. 39-49
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     1. Pseudomonas anguillisepticaに感染し,体表面に点状出血が発現した病魚について病理組織学的検討を行なった。2. その結果,感染病巣は真皮,皮下脂肪組織,体側筋組織間質,血管壁,心臓および動脈球に出現し,そこに漿液滲出一細胞繁殖を主徴とする炎症が起こっていた。細菌が伝播した真皮疎結合織に起こった小出血が本病に特徴的な点状出血の組織像であった。3. 全身感染から敗血症の段階で,肝臓にうっ血性水腫と肝細胞の脂肪変性,脾臓に漿液滲出―組織融解―細胞増生性反応,造血組織に萎縮と類洞細網内皮細胞の活性化が見られた。4. 以上の所見から,体表面に点状出血を現わした病魚は重篤な病状段階にあることがわかった。
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  • 大西 圭二, 室賀 清邦
    12 巻 (1977 - 1978) 1 号 p. 51-55
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
    In the previous report, the biochemical characteristics of 22 strains of a vibrio isolated from diseased rainbow trout were presented (OHNISHI and MUROGA 1976).The organism differs from Vibrio anguillarum in some biochemical characters, and it was given a tentative name of Vibrio sp. RT group.
    In this paper, physiological characteristics and pathogenicity of the organism are described.
    The experimental results are summerized as follows.
    1) Effects of sodium chloride, temperature and pH on the growth of the organism: It grew in broth (1% peptone +1% heart extract) at NaCl 0.5-5% (optimum range 1-3%), at temperatures 15-30°C (optimum 20-25°C), and at pH 6-9 (optimum 7), respectively.
    2) Pathogenicity: The organism injected intramuscularly killed rainbow trout and carp.
    However, it did not kill mice by intraperitoneal injection.
    3) Survivalin waters: The organism survived in sea water more than 4 weeks, but it perishedin freshwater within a few hours. And it is assumed that the organism can not be established in freshwater.
    4) From the facts that trout farms investigated are isolated far from sea and these trout have been fed only on dry pellet in recent years, it is thought that some carrier including trout itself must participate in outbreaks of this vibriosis in trout farms.
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  • 畑井 喜司雄, 牛山 宗弘, 江草 周三
    12 巻 (1977 - 1978) 1 号 p. 57-62
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     1. 養殖ウナギに「水産用クロロマイセチン散」をCPとして50mg/kgおよび100mg/kgを連続5日間経口投与し,経時的に魚体各臓器内のCP含量を測定した。2. 再投与群ともに各臓器におけるCP濃度は6時間後にピークに達し,48時間後には検出限界以下となった。3. 総ニトロ体は6時間後にピークに達したが,50mg投与群の腎臓を除き,投薬終了15日後にも各臓器から検出された。4. 臓器中のCP含量は腎臓,血液,筋肉,肝臓の順に高く,総ニトロ体含量は肝臓,腎臓,筋肉の順に高かった。
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  • 城 泰彦, 畑井 喜司雄, 落合 忍仁, 宮崎 照雄, 窪田 三朗, 江草 周三
    12 巻 (1977 - 1978) 1 号 p. 63-66
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
    Recently a disease which is characterized by swelling of the kidney has been observed among pond-cultured ayu, Plecoglossus altivelis in Tokushima Prefecture. Yeasts were frequently isolated from the kidney of diseased fish. These yeasts were identified as Candida tropicalis and C. sake.
    The swollen lesion of the kidney was histopathologically showing necrosis of renal tubules, edematous dissociation of hematopoietic tissue and dilatation of sinusoids.
    Histopathological observation could not find the relationship between swelling of the kidney and these yeasts. Thus, occurrence of yeasts in the kidney is very likely to be the result of secondary invasion.
    We could not make clear the cause of this unknown disease.
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