魚病研究
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21 巻 , 3 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
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  • Lillian F. MAYBERRY, John R. BRISTOL, Djuro SULIMANOVIC, Nikola FIJAN, ...
    21 巻 (1986) 3 号 p. 145-150
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     実験室で人工孵化させ, 他の魚と隔離して飼育した10日令と60日令のコイを取り上げ, それぞれ連続切片標本をを作成し, R. thelohani(rodlet cells)の有無を調べた。10日令魚には検出されなかった。しかし, 60日令魚では入鰓動脈および動脈球に遠い腹大動脈中に散在していた。さらに, 動脈球に近いところでは動脈の内皮付近に集り,動脈球においては組織内部に存在していた。しかし, 供試5尾中1尾においては動脈球組織内には認められず, 腹大動脈の外膜に見出された。
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  • Erlinda R. CRUZ, Catherine T. TAMSE
    21 巻 (1986) 3 号 p. 151-159
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     1.00mg/lから1.80mg/lの濃度範囲の過マンガン酸カリ溶液にサガビー稚魚を96時間, 止水条件で曝す実験を行った。これらは非致死濃度であったが, 鰓, 肝臓, 腎臓の各組織には病理組織学的に顕著な変化が認められた。病変は濃度の増加および曝露時間の延長に従って激しかった。実験魚を過マンガン酸カリを含まない海水に移したところ, これら組織の病変は240時間後には部分的ないしは完全に回復していた。
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  • S. N. CHEN, S. C. CHI, G. H. KOU, I. C. LIAO
    21 巻 (1986) 3 号 p. 161-166
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     ウシエビ組織の細胞培養を試みたところ, 鰓, 神経, 筋肉, 腸, 中腸線では細胞の発育が見られなかったが, 生殖腺および心臓では発育が観察された。生殖腺由来細胞が最も良く発育した培地は, FCS 10%, 筋肉エキス30%, 食塩0.006g/ml, ロブスターまたはウシエビの血リンパ液10%を添加した2倍濃度の L-15培地であった。生殖腺由来細胞はこの培地で28-31℃で7-10日培養後, フルシートの状態に達した。初代培養は上皮性細胞が主体で, 週1回の培地交換で2ヵ月生存した。また, 3代まで継代培養することがでできた。
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  • 小野 信一, 永井 彰, 須貝 憲明
    21 巻 (1986) 3 号 p. 167-175
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     本疾病について電顕観察を中心に病理組織学的検討を行った。病魚は鰓において鰓弁の棍棒化などの著しい進行性病変が観察された。病変は鰓弁の先端部で始まり, 下方に達する。重症魚では鰓弁同士の癒着も生じ, この癒着は鰓弁全体に広がる。この時期には鰓薄板内の毛細血管は狭窄し閉塞状態になる。さらに, 病魚の肥厚した鰓薄板上皮細胞内に多数のウイルス粒子が認められた。このウイルス粒子は直径250~280mmで桑実状を示し, 形態的にはポックスウイルス郡に属すると考えられた。
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  • 五利江 重昭, 中本 幸一
    21 巻 (1986) 3 号 p. 177-180
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     1984年3月に,兵庫県福良湾で養殖中のヒラメ病魚より分離されたウイルスをRTG-2細胞で1代継代し,ヒラメを供試魚として人工感染試験を実施したところ,以下の結果を得た。1. 10 3TCID50/mlのウイルス液を 1ml腹腔内に接種し,水温10℃で21日間飼育した供試ヒラメでは,10尾中2尾が自然発症魚とほぼ同様の症状を呈してへい死し,接種ウイルスと同様のCPEを示すウイルスの回収が可能であったこと,また接種ウイルスが明かに魚体内で増殖していることから,本分離ウイルスがヒラメに病原性を有することが再確認された。2. 同様にウイルスを腹腔内接種したヒラメを15℃で飼育したところ,へい死は見られず,また生残魚の組織内ウイルス感染価も検出限界(10 2.8TCID50/g)以下であった。このことから,本ウイルス感染によるヒラメのへい死は飼育水温の影響を受けることが実験的にも確かめられた。3. 10 6TCID50/mlのウイルス液を0.1 ml筋肉内接種し,10℃で飼育したヒラメでも5尾中1尾がへい死し,接種ウイルスと同様のCPEを示すウイルスが回収された。4. 1%NaCl加TSA,普通寒天,ユーゴンの各寒天培地を用いたヒラメ供試魚の細菌検査は,全て陰性であった。
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  • 宮崎 照雄, 界外 昇
    21 巻 (1986) 3 号 p. 181-185
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     1985年春, 大阪府内の釣堀で飼育中のフナに運動性エロモナス症(Aeromonas hydrophila)が発生した。病魚は体表に糜爛形成と皮下出血, 黄赤色の腹水貯溜, 腸炎を示し, 病魚からの分離菌株は強いβ溶血を呈するのが特徴であった。病理組織学的には, 細菌の組織内侵襲を伴う腸炎, 肝細胞内血鉄素沈着, 脾臓・腎臓での類血素沈着, 血鉄素貧食マクロファージの肝臓・脾臓・卵巣内への浸潤が共通して見られた。臓器内での血鉄素と類血素の沈着は, 病魚体内で激しい溶血が生じたためと判断され, 細菌の溶血素がその原因と考えられた。
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  • 高橋 幸則, 伊丹 利明, 古根川 紀潮
    21 巻 (1986) 3 号 p. 187-191
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     コイの体表粘液ならびに腸管に存在する溶菌性物質について, その酵素化学的性状を検討した。体表粘液および腸管の Micrococcus lysodeikticus(アセトン・エーテル乾燥菌体)に対する溶菌活性の反応至適 pH, 温度ならびにモル濃度は, 前者でそれぞれ pH6.5, 20℃, 0.001Mであり, 後者ではそれぞれ pH6.0, 40℃, 0.001Mであった。熱安定性については, 100℃・10分間の加熱に対して, 体表粘液, 腸管ともに中性(pH7.0)およびアルカリ性(pH9.0)域よりも, 酸性(pH4.0)域での安定性が高かった。
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  • Fulvio SALATI, 楠田 理一
    21 巻 (1986) 3 号 p. 193-199
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     Vibrio anguillarum の3血清型(J-O-1, J-O-2, J-O-3)および V.ordalii からフェノール水法により生成したリポ多糖の化学分析を行った。V.anguillarum のリポ多糖は血清型の順にタンパク2.5%, 4.8%, 1.3%; 糖36.3%, 30.0%, 20.0%; 脂肪酸7.1%, 11.3%, 6.6%を含んでいた。V.ordalii のリポ多糖はタンパク17.5%, 糖13.8%および脂肪酸1.4%を含んでいた。脂肪酸は V.anruillarum では主としてミリスチン酸, パルミチン酸, ステアリン酸で, V.ordalii ではラウリン酸, パルミチン酸, ステアリン酸, アラキン酸で構成されていた。
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  • Fulvio SALATI, 楠田 理一
    21 巻 (1986) 3 号 p. 201-205
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     Edwardsiella tarda の菌体から抽出した lipid, 粗リポ多糖(LPS), ホルマリン死菌(FKC)および脱脂肪菌体(CWL)の各ワクチンをウナギの筋肉内に接種して血中凝集抗体価, 白血球の貧食率および有効性を調べた。その結果, 交代価は lipid が最も低く, LPS が最も高かった。白血球の貧食率は lipid が最も低く, 対照より低い値となった。有効性は lipid が最も低かった。以上のことから, E.tarda の lipid はウナギに対する免疫を抑制するものと思われる。
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  • 宮崎 照雄, 城 泰彦
    21 巻 (1986) 3 号 p. 207-208
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     1979年4月に徳島県下の養殖アユに発生した細菌性鰓病について病理組織学的に検討した。病魚は摂餌不良となり水面直下を漂っていた。部検的に鰓の肥厚が共通して観察された。その鰓の鰓薄板吸収上皮上に Flavobacterium sp. と思われる長桿菌が着生・増殖しており, 鰓薄板の変形・癒着, 鰓弁の棍棒化が起っていた。棍棒化した鰓弁では有糸分裂像を伴う上皮細胞の増生が顕著であった。鰓弁の棍棒化が顕著な病魚の肝細胞は萎縮的になり, 腎臓の近位尿細管は硝子滴変性を呈していた。
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  • 宮崎 照雄, 窪田 三朗, 神谷 憲一
    21 巻 (1986) 3 号 p. 209-210
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     1981年から1985年にかけて, 奈良県および三重県下の養殖幼コイの間に, 眠り病症候群が発生した。その病魚の一部について, 病理組織学的検索の結果, Ichtyobodo necator の鰓寄生が認められた。本虫の寄生を受けた鰓には, 鰓薄板呼吸上皮の剥離・壊死, 鰓薄板の癒着, 鰓薄板間上皮の増生による鰓弁棍棒化がそれぞれ観察された。鰓弁の棍棒化の顕著な症例では肝細胞の混濁腫脹, 腎臓尿細管上皮の硝子滴変性が起っていた。また, 1%食塩水1時間浴で, 本症病魚の治療効果が認められた。
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