電氣學會雜誌
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46 巻, 455 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 別宮 貞俊, 土手 杢治, 漆畑 松次郎
    1926 年46 巻455 号 p. 585-600
    発行日: 1926年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    三相交流機に不平衡負荷のかゝりたる場合にはその電流、電壓を知るには交流機に特有なる三種のイムピーダンスを必要とすることは明かなり。以上三種のイムピーダンスの中、一は所謂同期イムピーダンスにしてその値は周知の如く無負荷飽和曲線_??_び短絡曲線より簡單に求むるを得れども、零相及び逆相イムピーダンスは其の物珥的_??_義が同期イムピーダンスの如く公知ならざるを以て、測定法も亦著者の一人に依りて發表せられたる數種の方法以外公表せられたるを聞かず。
    本論文に於ては既に發表せる方法以外の方法の理論を示し、且各種の方法にて測定せる値を比較せり。
    然して實用に便利なる逆相イムピーダンスの測定法は交流機の二端子を短絡し、一端子を適當なる抵抗を通じて短絡せる他の端子に接續し、各相の電流の大さを測定してこれより本文に記_??_せる方法により簡單に求むるにあることを結論とせり。
  • 小林 勝一郎
    1926 年46 巻455 号 p. 601-611
    発行日: 1926年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    種々の形状のhornの中で、ヴエロシチー、ポテンシヤルの満足する一般方程式として、1919年A. G. Websterは次の如く與へた。
    ∂2φ/∂t2=υ2[∂2φ/∂x2+d(loga)/dx ∂φ/∂x]
    この式に基いて、有限長のexponential hornの送音端に於ける音響インピーダンス密度_??_1の形を導き、次に開放端に於ける空氣膜の外部に對する音響インピーダンス密度を、開放端が無限に擴るリジツド、フランジを有するものと假定してRayleighに依つて計算し、この値を用ゐて、實際のhornの寸法を周波數から_??_1の値を算出し、又一方に於いてhornを驅動する受話器のモーシヨナル、インピーダンスを測定して_??_1の値を實測し、この兩者を比較し、その一致することを示してある。
  • 千葉 茂太郎, 橘田 茂雄
    1926 年46 巻455 号 p. 612-621
    発行日: 1926年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    三極管又は四極管の整流作用を利用する時は測定せんとする回路より電力を吸牧する事極めて少ない電壓計を組立てる事か出來る。此等電壓計はまたその指示が極めて高き周波數まで誤差の無い特長を有する。
    本文で眞空管電壓計の三種類に就て設明をした、A-型(Moullin電壓計A-の如く)ではプレ-ト電流-グリツド電壓特性が利用され、B-型(Moullin電壓計型B-型の如く)ではグリツド電流-電壓特性が利用され、C-型(シーメンス製可聽周波數電壓計の如く)では双方の特牲が利用されてある。
    此等の種類の電壓計を組立てそれの試驗結果を示しフイラメント電流、プレート電壓のカリブレーシヨン曲線に及ぼす影響を述べた。特にグリツド回路にコンデンサーCリークRを入れたC-型電壓計に就いてその特性とMoullin電壓計B-型との差違と述べた。
    最後に電壓計の應用方面を述ベラヂオ周波増幅器、可聽及びラヂオ周波濾波器の試驗にそれを用ひた結果のあるものを示した。
  • 帆足 竹治
    1926 年46 巻455 号 p. 622-631
    発行日: 1926年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    ある電氣回路にかふる電壓が瞬間的に變化した場合の過渡現象を計算する爲に用ひらるるHeavisideの展開定理が回路常數の瞬間的に變化した場合の計算にも亦用ひ得らるる事は勿論である。茲に其の二三の例を示す。
  • 渡邊 寧
    1926 年46 巻455 号 p. 632-638
    発行日: 1926年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    本篇は三極眞空管のインプツト•アドミツタンスに關する拙著論文の補遺である。次の三項に就いて述ぶ。
    (1) 高周波用CR型ボテンシオメーターに依るインプツト•アドミツタンスの測定方法を述べ、波長3000m.に於ける實驗の一例を示す。
    (2) インプツト•アドミツタンスを小にする方法の一ツとして、ある周波數に對して陽極補極間の靜電的聯結を誘導體を以て補償する場合のインプツト•アドミツタンスが、この補償程度と如何に關係するを論ずる。
    (3) 次にかゝる補償方法がインプツト•アドミツタンスを僅少ならしむるに有効なるためには、補償用線輪の抵抗値が小なる事が必要であるがその値は周波數と如何なる關係にあるかを考察する
  • 黒柳 謙吉
    1926 年46 巻455 号 p. 639-685
    発行日: 1926年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    鐵道電化の概況を地圖と表で説明し電氣機關車の表を添へ、次に現在の直流電氣機關車に就て電動機、制御装置其他を書いた見聞記である。
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