電氣學會雜誌
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42 巻, 403 号
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  • 井上 昇
    1922 年42 巻403 号 p. 83-98
    発行日: 1922年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    コロナ電壓計の理論及び構造を述べ、特にその應用上缺點として數へられたろコロナ檢出法の改良に關し、余の滞米中ジヨンスホプキンス大學研究室にて、ホワイトヘツド博士指導の下に完成せし實驗の結果を述へやうとすろのである。高電壓の測定に球状間隙を用ふる代りに一本の導線を用ひ、その上にコロナを生ぜしめて導線の太さ及び周圍の空氣の状態より電壓を知るのがコロナ電壓計に外ならぬのであるから、如何に精確にコロナの生じた事を檢出し得るかがコロナ電壓計應用上の價値の定まる點であろ。元來コロナは三個の現象によりその形成を知ることが出來ろ、即ち(1) 肉眼にて見得ろコロナ、(2) 形成に伴ふ音響及び(3) 附近の空氣中に及ぼす電離作用であるが、コロナを肉眼で視ろことば實用上不便且つ不精確であろ。そのため音響の増大即ち増音器の考案と、附近の空氣の電離作用を應用してのコロナ檢出用増幅器の考案とを思ひ浮んだのであつて、茲に考案した増音器及び増幅器何れとも眞空球を利用したのであろ。而して最後に交流高壓波頂値測定上に於いてコロナ電壓計と球状間隙とを比較したのであろ。
  • 別宮 貞俊
    1922 年42 巻403 号 p. 99-113
    発行日: 1922年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    本編は獨逸に於て盛に論議せられて居る、接地リアクトルについて其の理論を紹介したものである、弱電流線に對する誘導障害が目下送電關係者及び通信關係者間の重要な問題であるから、接地リアクトルの研究が從つて極めて重要なることを力説して居る。又接地リアグトルを使用した曉に、故障を撰出すろ繼電器については尚一層の研究を要し、從來の方式を改良すべきことを提言して居る、又附録に於てPetersenコイル及び消弧變壓器の理論を述べ、消弧變壓器は只二箇のリアクトルを用ゐて目的を達して居るのみで本質的にPetersenコイルと異る所のないことを證して居る。本編は次ぎの如き内容を有して居る。
    (1) 緒論
    (2) 絶縁式三相送電線に於ける一線の接地
    (3) リアクトルになる中性點の接地
    (4) 三相リアクトルにふる各相の接地
    (5) 弱電流線に及ぼす誘導障害
    (6) 結論
  • 清水 義一
    1922 年42 巻403 号 p. 114-170
    発行日: 1922年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    大正七年九月著者は關西支部講演會に於て「單相發電機の發電子反作用と電壓波形」なる題目の下に正強波交流發電機及普通の交流發電機但し界磁の圓鑄形にして且つ葉鐵によりて構成せらるるものに就きて講演したのである(會誌第362號及第368號を見な)而して茲には正弦波交流發電機に關して其後の研究結果を發表するのである。
    先づ二個の界磁を有する正弦發電機に關し其恒久的現象に就て基本方程式の純理論的解決を行ひ以て前講演に於て發表せし結果の誤りなき事を證し,次に正弦波發電機の實用的解决としては既記二個の界磁を有するものなりは一個の界磁のみを有するものの方が構造上に於て遙かに簡單なる事を示し次で正弦發電機に就て其短絡電流及電壓變動率の公式を與ふるのである。
    次に基本方程式の完全なる解决を行ふ事に就て、負荷の突發的變化に伴ふ一時的電流の解式を求め、偖て其應用として突發的短絡電流の波形及其最大値を見出すのである。尚突發的短絡電流の解決に負荷の一般的變化を論ぜずとも直接に基本方程式なり算出せられ得ることを示し、又若も之等の正弦發電機が三相或は二相に捲線せらるゝなれば其一相に短絡を生ずる塲合に負荷なき他の二相に如何なる電壓が生ずるやた示すのである。
    三相發電機及普通の單相發電機の理論は、編を改めて之を説述せん。著者の研究に依れば二個の界磁を有する正弦波交流發電機の恒久電流の解式が變壓器の其れと酷似し、又正弦發電機及三相發電機及普通の單相發電機の短絡に關し誘導電動機及變壓器に於て吾等技術家が常に親む所の6即ち1-1/vVf(但しv及Vfは發電子及界磁の磁氣漏洩係數)なる係數が交發流電機に於ても亦大に活用せらるべきものなることを知るのに頗る興味深き事柄である。
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