50サイクル,3,300V,840A迄の電力をPlain breakで油中遮斷を行つた多數の實驗結果を綜合したものであつて,同一遮斷條件下に於いても各遮斷毎の遮斷状況に可成りの隔りがあり,遮斷電力の大となる程其の不齊一性が増すことを指摘し且つ其の理由を述べ,遮斷器の設計には夫等の最惡遮斷状況を考慮して行ふべきことを指示してゐる。又是等の平均値を以て油中遮斷現象の一般的傾向を表し得るものとし,遮斷電流及び電弧消滅後の再起電壓と電弧長,電弧勢力,ガス發生量等の相互關係を表す實驗式を擧げ,其の他遮斷速度,直列遮斷點數,電弧に並列なC及びR,並に油面に加はる靜壓力等の遮斷現象に及ぼす影響に就いて述べてゐる。
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