電氣學會雜誌
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47 巻, 462 号
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  • 馬場 粂夫
    1927 年 47 巻 462 号 p. 3-25
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    新に造り出された高速度遮斷器を説明して且つ實驗的研究をしてある。該品は保持電磁石と引外し電磁石とを獨立して設けた。接觸を引外す爲磁極は始めから引張るので別に動く距離がないから時間の損失はない。磁氣回路が別々だから電流方向も正逆はない。亦引外し線輪と其分流器との時間定數を適當に配按して見ると動作時間の早さは保持電磁石に引外し電磁石を重疊せる形式の遮斷器と何等差を認めない程是を短縮し得る。引外し自在に關しては亦一新考案が施されておる
  • 宇田 新太郎
    1927 年 47 巻 462 号 p. 26-51
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    前半に於ては、電波反射器の一般的理論を述べ、且つ三角型反射器の場合に於ける理論上の計算を試みてある。
    後半に於ては、一般にある有限長の金屬棒が電波進行内にある時の作用、即ちそれが電界の強さの分布に及ぼす影響や、電氣的に一つの振動系をなす棒の長さと各方向に於ける輻射勢力との關係等を研究したのが主要な點である。電波に對して金屬棒は良好な反射器所謂"wave reflector" になり得る事は、餘りによく知らもた事實でいふまでもない事である。然しこれと全く相反した作用即ち"wave director"としての棒の重要な働きについては、多く知られてゐない。從つてこの點を理論及び實驗より特に明らかにする事がまた主なる目的である。
  • 高角度短波長ビームの發射
    宇田 新太郎
    1927 年 47 巻 462 号 p. 52-62
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    高調波に同調した空中線より發射する電波の有様を實驗的に研究した結果の報告である。第一には、接地しない空中線を基本波及び第二、第三、第四高調波で勵磁した場合の結果を擧げ、第二には接地空中線を第三、第五、第七、第九高調波で勵磁した各場合の實驗結果を述べてある。高調波で振動する垂直空中線より發射される電波は所謂空間電波が主である事、且つ高い高調波になるほど空間電波がいくつかに分れ、從つて最大發射を與へる方向も數個存する事を示してある。第三には、第二高調波で振動する垂直空中線より發射する空間電波に指向性を附與するために、同じく第二高調波で振動する反射器を使用する事が試みられてある。一本の反射器を使用した場合または三本を用ひ三角型に排列した場合等を實驗的に比較研究し、反射器の効果を調べてある。最後に數本のwave directorを適當に排列すれば、一層好結果が得られる事を述べてある。
  • TERUO UEDA
    1927 年 47 巻 462 号 p. 63-69
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    三相補償誘導電動機
    誘導電動機の力率補償法として現在種々の方法が實施されて居るが、容量の小なるものては補償手段を電動機體内に併合せる形式のものが設計的考察からして經濟である事が述べられ、次に斯かゝる見地から小容量のものでは補償誘導電動機は所謂高力率の誘導機として都合の宜敷しいものであると云はれてゐる。
    其一型式を引用して、ベクトル圖を構成して一般的の説明を爲し、次に特性計算の一方法を示して實用上都合の良い計算順序を例示し、其計算法に依つて刷子角度の種々のものに於て特性を計算し、其結果を總括して刷子角度の斯種電動機の特性に及ぼす影響を研究して最良好の刷子角度の意味が明示されてゐる。計算は試驗に供せし電機から所要の常數を取り而して其計算結果は其試驗機の算術試験の結果と比較して、以つて本計算法に依つて補償電動機に於ても其特性決定の爲めに特に負荷試驗を行はずとも單に損失試驗のみにて充分である事が示されてゐる。
    斯種電機の一次電流には一般に高調波の含まれる性質がある事を述べられ、試驗機に於て取れるオスシログラムを添付し、尚ほ補償誘導機を補償發電機とせる場合が簡單に考察されてゐる。
  • 1927 年 47 巻 462 号 p. 102
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
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