電氣學會雜誌
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47 巻, 465 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 高田 實, 月浦 啓逸
    1927 年47 巻465 号 p. 329-344
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    東京市電氣局溜池變壓所に据付けられた水銀整流器のフオーメーシヨンや各種の試驗を記述したものである、尚水銀整流器を採用した理由に就いて述べ、又試驗の結果から直流側及交流側の波形の分柝、力率、能率等を計算してある。
  • 大山 松次郎, 暈 善太郎
    1927 年47 巻465 号 p. 345-351
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    本報告は、ニクローム電熱コイルより發する輻射線(即ち赤外線を多量に舍む)を數種の金屬面に當てゝ、その反射の有様を實驗的に檢べたものである。測定器としては熱電堆を使用した。
    磨いた面、曇つた面、並に粗い面に對する正反射、擴散反射及び反射率の變化に付て實驗し、粗い面の反射率變化に付てはWoodの理論を吟味してある。
    實驗結果は、電熱器の反射器等の設計に參考となるデーターであらう。
  • 眞下 俊一
    1927 年47 巻465 号 p. 352-356
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
  • 多田 重豫
    1927 年47 巻465 号 p. 357-371
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
  • I. 東京に於ける空電の方向
    小幡 重一
    1927 年47 巻465 号 p. 372-379
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    本篇は東京に於ける空電の方向に關する研究の序報である。簡單なるRadio-goniometerにオツシログラフを併用して記録した結果によれば東京に於ける空電の方向は季節により大略一定して居るものの如く、殊に夏季及初秋空電の最も著しい季節に於ては本州中部山岳地方に起源を有もるもの大多數を占めるものゝ様である。
  • 拔山 平一, 永井 健三
    1927 年47 巻465 号 p. 380-395
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    理想的變成器の最大出力の問題は、充分知られてゐる(參照7)。本論文に於ては、稍實際に近い問題として、變成器の最大出力の理論を述べ、設計方法を示し、計算の例を與へた。實驗上のditaは、全く省いたが、之は此實地問題を、實地家にゆだねる主意であつて、本論文の理論は、相當實驗上の經驗を經た後に、考察した事である。又最大出力の條件は、必ずしも實際上の變成器設計の主要條件とならぬが(參照8)、之も本文では論じてない。
  • 宇田 新太郎
    1927 年47 巻465 号 p. 396-403
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    本篇は電波ビームの方向を制御する新らしき一つの考案を述べたものである。その原理は空中線の周圍に適當に排列された振動系の固有周波數を變へる事によつて、その一部分は反射器として、他は之をデイレクターとして交互に働かすにある。かくすれば空中線より發射する電波はデイレクターに依つて導き出され、その前方に主として發射されるから、ビームの方向を容易に變へ得る。この點を實驗上の結果より明かにしてある。
    最も簡單な前後左右四方に電波ビームの方向を變へた場合より、8方向乃至16方向に變へた夫々の場合に於ける實驗結果が擧げてある。而てこの種の装置を無線燈臺とすれば、極めて簡單な利點のある事を述べてある。
  • 杉江 敏雄
    1927 年47 巻465 号 p. 404-423
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    三相直捲整流子電動機の最も普通の型式に就て其一般的特性に及ぼす刷子角度ρ及捲數比μの影響を論じ、更にヴエクトルダイヤグラムと飽和曲線を用ひて筆者が導きたる新特性計算法を述べ終りに筆者の設計によつて製作せる電動機に就て此特許計算法を應用し、斯くして得たる特性曲線と試驗の結果より得たる特性曲線との比較を試みてある。
  • 拔山 平一, 堀川 初夫
    1927 年47 巻465 号 p. 424-433
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    本編記載の研究は、陽極に電流を通じて、夫を高温度に保ち得る樣に装置した、(第一圖)及び(第二圖)に示す樣な内部構造を有し、10-5粍(水銀)以上の眞空に排氣した、三極眞空管を用ひて行た。その陽極の物質としてニツケル及びタングステンを用ひた。ニツケルは電解的に得たニツケル箔、タングステンはタングステン線を用ひた。ニツケル陽極の温度は、光色高度計を用ひ、タングステン陽極の温度はI、Lungmuir氏の研究(1)の結果を用ひて決定した。温度と二次放射電子流の關係は、ニツケルの時はVg=509.9ボルト、Vp=261.0ボルトに一定に保ち、タングステンの時はVg=500.1ボルト、Vp=79.8,90,98,110,120.2,130,142,8,148.8,163.4,ボルトに保ちて、前者は室温から大體950°C迄、後者は同樣室温から1800°K迄に變化して、其の間の關係を求めた。
    此の關係を夫々第六圖及び第十圖に示した。即ちニツケルは温度400°C附近迄は二次放射電子流は除々に増加し、夫れ以上の温度からは減少する事を認めた。猶800°C附近に於て一寸再び二次放射電子流の増加して後再び減少する事を認めた。此等はニツケルの電氣抵抗の温度に對する變化の現象とほヾ平行である。次にタングステンの時は、タングステンの温度が、一次放射電子流を生ずる温度迄は一定である事を確めた。尚タングステン線に就いて850°K及び1350°Kの時に於ての(Ip-Vp)曲線を取つたがCritical Potentialは室温の時より遙に明瞭を欠いて、曲線は一般にSmoothに取れた。此の事實はタングステン分子のエネルギーを低温と高温に於て比較する事より説明出來る事である。
  • 土手 杢治
    1927 年47 巻465 号 p. 434-439
    発行日: 1927年
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    Tinsley-Gallの座標電位差計は交流の精密測定に對して漸次採用されつゝあるが著者は此に使用する直角電流を生ぜしむる一方法を考案せり。此方法は裝置簡單にして抵抗の變化のみにより此電流の位相並びに大いさを調整し得るものにして特に150サイクル以下の周波數に於て便利なり。本文は此他にチンスレー會社の設計せる方法並びに他一種を記述せり。
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