日本原子力学会誌ATOMOΣ
Online ISSN : 2433-7285
Print ISSN : 1882-2606
64 巻, 11 号
選択された号の論文の21件中1~21を表示しています
巻頭言
時論
Perspective
特集
  • 1.核鑑識および核・放射線テロ現場初動対応関連技術における機械学習モデルの応用
    木村 祥紀
    2022 年 64 巻 11 号 p. 610-613
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/11/10
    解説誌・一般情報誌 フリー

     日本原子力研究開発機構核不拡散・核セキュリティ総合支援センターでは,規制外の核・放射性物質に関連する核セキュリティ事案の技術的な対応手段の一つである核鑑識に関連する技術開発を進めており,核鑑識プロセスに関連するさまざまな技術的課題の解決を目的として機械学習モデルを応用した新しい技術の開発を行っている。本稿では,核セキュリティ分野における人工知能技術の応用例として,核・放射線テロ現場初動対応を含む核鑑識関連技術における機械学習モデルの応用に関する研究とその成果,今後の展望を紹介する。

  • 2.重要インフラ管理のためにわれわれはどのようにAIを活用できるのか?
    田中 淳裕
    2022 年 64 巻 11 号 p. 614-616
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/11/10
    解説誌・一般情報誌 フリー

     人工知能技術(AI)が社会インフラのさまざまな場面で使われてきている一方で,それに伴い新たな脅威も生じてきている。情報インフラの脆弱性を突くマルウェアはインターネットの発展とともに新しい攻撃が出てきているが,最近ではAIを用いることでより高度な攻撃が可能となってきている。またAIを用いて静止画や動画像の自然な合成を行うことで,もはや人間が画像の真偽を判定できなくなってきている。更にはAIの学習原理や動作原理を逆手に取ることで,AIに意図的な誤認識を生じさせる技術や,学習に用いたデータの一部を推測する技術も知られている。本稿では,視覚情報処理を例として取り上げ,人間の誤認識とAIの誤認識について最近の研究動向を紹介する。またリスクを含むAIを社会インフラに適用する際に必要となる研究について,リスク管理の視点・社会制度の観点で概要を述べる。

解説
解説シリーズ 技術継承私塾
報告
Column
視点 原子力とリスクコミュニケーション
FOCUS
理事会だより
feedback
Top