日本原子力学会誌ATOMOΣ
Online ISSN : 2433-7285
Print ISSN : 1882-2606
65 巻, 12 号
選択された号の論文の17件中1~17を表示しています
巻頭言
時論
Perspective
特集
  • 1.東京電力HDにおける人材育成の取組み
    松澤 泰弘
    2023 年 65 巻 12 号 p. 701-704
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/12/10
    解説誌・一般情報誌 認証あり

     原子力事業者における人材育成の取組みの例として,東京電力HDの事例を紹介する。福島第一原子力発電所事故の反省を踏まえ,本社・発電所に分散していた訓練部門を集約して原子力人財育成センターを設置し,「安全意識」,「技術力」,「対話力」の向上に取り組んでいる。また,原子力発電プラントの停止が長期化している状況における運転員の訓練や福島第一原子力発電所の廃炉に関する人材育成の取り組み状況についても紹介する。

  • 2.原子力機構における人材育成の取組
    宮村(中村) 浩子
    2023 年 65 巻 12 号 p. 705-707
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/12/10
    解説誌・一般情報誌 認証あり

     国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(以降,JAEAと略す)では,国内外の原子力分野における人材育成について,原子力人材育成センター(以降,人材育成センターと略す)を中心に,JAEAの各部門が専門性を活かした取組を実施し,わが国の総合力の向上に努めている。また,共同事務局を務める原子力人材育成ネットワークでは,産学官が連携してオールジャパン体制で原子力人材育成活動に取り組んでいる。本稿ではこれらの人材育成活動について事例を交えて紹介する。

  • 3.日立GEにおける人材育成の取組み
    松井 哲也
    2023 年 65 巻 12 号 p. 708-710
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/12/10
    解説誌・一般情報誌 認証あり

     福島第一原子力発電所事故以降,原子力人材の確保と育成が産業界にとって大きな課題になっていることは周知のとおりであり,例えば,原子力人材育成ネットワークの報告によれば,『産業界の人材獲得・育成は将来の事業性を見据えて行われることから,第一に予見性のある原子力将来ビジョンが明確に示されることが重要』と指摘されている。そのような状況を踏まえ,本稿では,原子力プラントメーカの一つである弊社における人材育成の課題と対応に関し,人材採用の観点と社内での人材育成の観点について報告する。

解説
  • 田中 健一
    2023 年 65 巻 12 号 p. 711-715
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/12/10
    解説誌・一般情報誌 認証あり

     グレーデッドアプローチの考え方(概念)を理解し,これを廃止措置に適用することで合理的な廃止措置の活動(計画,実施および終了)が可能になる。ここでいう“合理的”とは,廃止措置の進捗に伴い変化する廃止措置対象施設の状況およびそこで行われる活動の複雑さならびにこれに起因するリスクの程度に応じて,廃止措置の活動に適正な資源(人,もの,金,情報)の配分がなされ,安全の確保が確実なものになっている状態を指す。また,この適用には明確に定義された科学的および/または工学的な判断基準が必須である。本稿では,これらについて概説する。

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