日本原子力学会誌ATOMOΣ
Online ISSN : 2433-7285
Print ISSN : 1882-2606
62 巻, 11 号
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巻頭言
時論
座談会
  • 井内 千穂, 井上 正, 小出 重幸, 佐田 務, 佐治 悦郎, 滝 順一, 竹内 純子, 田中 治邦, 松浦 祥次郎, 藤田 玲子, 山口 ...
    2020 年62 巻11 号 p. 614-629
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/02/10
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     福島第一原子力発電所事故から9年余。新規制基準などにより原子力発電所の安全性は向上したが,再稼働をはじめとして原子力全般を見る世論は依然として厳しい。事故後の反省とそこから得られた教訓は十分に反映されてきているのか。原子力をめぐるこれからの地平にはどのような姿が見えるのか。原子力関係者がこれから行うべき取り組みとは何か。

解説
Column
解説シリーズ
  • 第6回 廃止措置と廃棄物の処理処分を目指して(1) 低レベル放射性廃棄物の処理処分とウラン鉱山閉山措置に関する技術開発
    辻 智之, 杉杖 典岳, 佐藤 史紀, 松島 怜達, 片岡 頌治, 岡田 翔太, 佐々木 紀樹, 井上 準也
    2020 年62 巻11 号 p. 658-663
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/02/10
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     日本原子力研究開発機構ではバックエンド関連の研究・技術開発として,原子力施設の廃止措置や安全で環境負荷低減につながる低レベル放射性廃棄物の処理処分技術開発と,地層処分の基盤的研究開発を進めてきた。これらバックエンドに関する原子力機構の研究・技術開発の最前線を2回にわたって紹介する。

連載講座
FOCUS
  • NEA活動から見る原子力安全の国際動向
    熊谷 裕司, 齋藤 智之
    2020 年62 巻11 号 p. 669-673
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/02/10
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     福島第一原子力発電所の事故以来,「セーフティ・ファースト」は世界共通の認識となっており,各国において原子力安全に関わる活動はますます重要性を増している。ただし原子力安全の範疇は広く,一機関がすべてを網羅できるわけではない。OECD/NEAの加盟国は,いわゆる原子力先進国から成り立っており,加盟国から提案された原子力安全を向上する取り組みを各国の第一線の専門家と共に行っている点で他機関とは異なる。本稿では,原子力安全に関わる主要活動を紹介するとともに,日本への期待を述べる。

報告
  • 新設でこそできる安全かつ合理的な設計を目指して
    原子力発電部会「次期軽水炉の技術要件検討」WG
    2020 年62 巻11 号 p. 674-678
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/02/10
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     新設軽水炉がより安全でかつ合理的な設計となることを目指し,福島第一原子力発電所事故 (1F事故) の教訓を踏まえて実現すべき技術要件を検討した。この活動に際しては,新設軽水炉の安全防護策は深層防護とリスク管理の思想に基づくことを原点とし,まずは,その考え方を整理した。深層防護の実装にあたっては新設だからこそ可能な対応を取り入れて個別の安全対策の設計方針を検討し,新設軽水炉のあるべき姿を技術要件の形でまとめた。

  • 学生・教員とシニアとの対話活動
    大野 崇, 松永 一郎, 若杉 和彦, 石井 正則
    2020 年62 巻11 号 p. 679-683
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/02/10
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     シニアネットワーク連絡会が「学生とシニアの対話事業」を始めて15年になる。この事業はわが国のエネルギー選択に欠かせない原子力について,次世代の原子力技術と文化を託す学生や小中高の教員に伝承するものである。昨今の原子力に対する厳しい風潮にもかかわらず,この対話を通しての研修事業に賛同,参画していただける学生や先生方が少しずつではあるが増えている。2019年度は19回実施,26校・団体に参加いただいた。2020年度はコロナ対応を余儀なくされるが,WEBの活用にも挑戦し,引き続き対話活動を継続してゆく所存である。

理事会だより
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