日本臨床麻酔学会誌
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7 巻, 6 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • David B. Swedlow
    1987 年 7 巻 6 号 p. 445-483
    発行日: 1987/11/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
  • とくに死亡時刻について
    大谷 勲
    1987 年 7 巻 6 号 p. 484-494
    発行日: 1987/11/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
  • The Influence on Intraoperative Blood Loss in Total Hip Replacement
    長坂 浩, 中村 信一, 有馬 端, 松本 延幸, 松本 勲, 堀 孝郎
    1987 年 7 巻 6 号 p. 495-499
    発行日: 1987/11/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    人工股関節全置換術 (THR) における全身麻酔と硬膜外麻酔を併用した群との比較を特に出血量と輸血量について行なった. 術中出血量は、全身麻酔群では1090.2±496ml(mean±SD), 硬膜外麻酔併用群では869.2±368.8ml, 術後出血量は, 全身麻酔群では460±188.5ml, 硬膜外麻酔併用群では436±253.6mlで術中と術後の輸血量を加えた全輸血量は, 全身麻酔群で1156.1±507ml, 硬膜外麻酔併用群で915±416.4mlで, 術中出血量, 全輸血量ともに, 硬膜外麻酔併用群で, 有意に少なかった. 術前術後のHb値は, 両群とも有意差がなかった. THRの麻酔では, 硬膜外麻酔を併用すると, 術中出血量, 輸血量を減少させ, 出血および輸血による合併症を軽減できる点で有利であると考えられた.
  • 道籔 裕, 岸 義彦, 東 佳世, 松井 喜彦, 高階 雅紀, 美馬 〓
    1987 年 7 巻 6 号 p. 500-505
    発行日: 1987/11/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    1984年から1986年までの3年間に10例の破裂性腹部大動脈瘤に対する人工血管置換術の麻酔管理を経験した. 対象症例の平均年齢は68.1歳で, 50%は術前すでに出血性ショックを来していた. 浸潤麻酔に diazepam と fentanyl を併用して手術を開始し, 開腹直前に気管内表面麻酔下に挿管を行いGO-mNLAで麻酔を維持した. 筋弛緩薬は大動脈遮断の完了を待って投与した. 手術は大動脈を用手, 次に鉗子で遮断し人工血管で置換した, この遮断により血圧は全例上昇したが, 遮断中は十分な容量投与により利尿を促し declamping shock に備えたため遮断解除時には血圧が若干低下したにとどまった. 主な術後合併症は腎不全と出血で, 転帰は生存4例, 死亡6例であった. 以上, 破裂性腹部大動脈瘤の麻酔管理ならびにその問題点について若干の文献的考察を加えて報告した.
  • 熊谷 雄一, 佐藤 一範, 下地 恒毅
    1987 年 7 巻 6 号 p. 506-510
    発行日: 1987/11/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    人工心肺装置 (CPB) を用いた開心術において, CPBが関与すると思われる合併症が種々あり, stone heart もそのひとつである.
    今回著者らは, VSD+PHの1歳1ヵ月の Cornelia de Lange 症候群の女児で, stone heart を疑った症例を経験した. 本症例は, 人工心肺装置 (CPB) 離脱直後に心筋が硬直したため, カテコラミン, Ca拮抗薬, ダントロレンの静注, 大動脈バルーンパンピング等が施行された. しかし, 硬直は改善せず, 不幸な転帰をとった. stone heart は, 非特異的な心不全で, 発生率は低いが発症後の治療成績が不良であり, 予防が重要と考えられている. 稀な疾患ではあるが, 麻酔管理上その発生原因と予防処置について認識しておく必要があると考えられる.
  • 平林 由広, 吉沢 由利子, 井上 荘三郎
    1987 年 7 巻 6 号 p. 511-515
    発行日: 1987/11/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    411症例延べ458回の衝撃波体外砕石療法の麻酔管理について検討し考察を加えた. 硬膜外麻酔を第一選択とし409症例に延べ456回施行した. 全身麻酔は硬膜外麻酔の適応のない2症例に施行した. 循環器系の変化としては不整脈またはST扁位が12例に認められた. これらの変化は一過性で, 衝撃波発射の中止によりただちに消失し, 臨床的にも重篤な愁訴はなかった. 衝撃波治療との直接の因果関係は不明であった.
    衝撃波体外砕石療法の麻酔管理は硬膜外麻酔が最も適していると思われた. しかし、硬膜外麻酔が十分に効いている場合でも腰背部の圧迫感が残存すること, 迷走神経に由来すると思われる上腹部の不快感が少なからずあること, 特殊な体位で固定されるための不安感が強いこと, 浴槽中に宙吊りで保持されるため cardiac emergency への対応が困難なことなど解決されるべき問題も多く残されている.
  • 細田 蓮子, 水野 禎子, 下村 啓, 夏目 長門, 松浦 正司, 新井 豊久
    1987 年 7 巻 6 号 p. 516-524
    発行日: 1987/11/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    24例の開胸, 開腹手術患者で Swan-Ganz カテーテルを用いて, 全身麻酔覚醒時の酸素消費量 (VO2) や循環諸量に及ぼす硬膜外麻酔併用の効果を検討した. 硬膜外麻酔有効7例では, VO2をはじめ酸素運搬能 (DO2) などの変動は抑えられ, 血漿カテコラミン (CA) も低値であった. 一方, 硬膜外麻酔無効5例と, 全身麻酔のみの対照12例の諸量の変動は大きくVO2, DO2の著増, 混合静脈血酸素飽和度 (SVO2) の低下, 酸素摂取率 (O2ER) の増加, アシドーシスが認められCA値も上昇した. 従って, 麻酔覚醒時の諸量の変動は手術侵襲による疼痛と神経内分泌反応によるCAの放出が重要な因子で, 硬膜外麻酔による求心路遮断が, 麻酔覚醒時の循環, 代謝の安定化に有利に働くと推定された.
  • 1987 年 7 巻 6 号 p. e1
    発行日: 1987年
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
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