日本臨床麻酔学会誌
Online ISSN : 1349-9149
Print ISSN : 0285-4945
ISSN-L : 0285-4945
6 巻 , 6 号
選択された号の論文の12件中1~12を表示しています
  • 塩澤 茂
    1986 年 6 巻 6 号 p. 425-433
    発行日: 1986/12/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
  • 岩月 賢一
    1986 年 6 巻 6 号 p. 434-442
    発行日: 1986/12/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    Anesthesia, which once started merely as a technique and procedure to kill pain during operation, has developed into an independent medical speciality including pain management, intensive and critical care as well as cardiopulmonary resuscitation. This fact is to be welcome, but on the other hand it seems worthwhile to reconsider how anesthesiologists should be and what their proper activities are, because their working fields have extended too widely. The author emphasizes that the orthodox tasks of anesthesiologists are analgesia and management of patients in relation to operation and that outstanding knowledges and techniques in anesthesia are the essential background for their participation in pain clinic, intensive care unit and other related fields.
    In the practice of anesthesia "safety first" should be kept in mind as a supreme requirement. In pain clinic they should be aware of the indications and limitations of their techniques and make more efforts to alleviate postoperative pain. In intensive care unit it is desirable for them to have more concern about terminal care. Recently brain death has drawn an increasing attention, particularly in connection with human death and organ transplantation. Anesthesiologists should take a prudent attitude when they are confronted with a case of suspected brain death in resuscitation.
  • 森岡 亨
    1986 年 6 巻 6 号 p. 443-451
    発行日: 1986/12/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    人工呼吸が生命維持効果の反面, 病変治癒を妨げてはいないかの反省が出ている時に, 一方では膜型人工肺での救命率が高くなってきた. 人工心肺による呼吸管理の歴史的展開, 呼吸管理法としての実用化のために払われた基礎的研究の紹介, 膜型肺によるECMOから救命率の好転を招いた新概念ECCO2RとECLAへの移り変わり, 興味ある自験症例と国内外における救命成績, 膜型肺による呼吸管理の適応とその安全な施行のための注意, 内外の研究動向などを展望し, 人工肺による呼吸管理のための周辺機器は未開発なので, 臨床麻酔科医自らが生体管理の担い手として研究に取り組むべき時期に来ていることを説いた.
  • NEW. JR. WILLIAM
    1986 年 6 巻 6 号 p. 452-468
    発行日: 1986/12/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
  • 古橋 正吉
    1986 年 6 巻 6 号 p. 469-475
    発行日: 1986/12/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    1. Risks of Patients and Environment
    The risks to patients from equipment and the environment may be classified as follows:
    a) High risk: Equipment in close contact with a break in the skin or mucous membrane, or introduced into a sterile body area. Sterilization is usually required of items ire this category.
    b) Intermediate risk: Equipment in close contact with intact skin or mucous membranes. Items in this category usually require disinfection, although cleaning may sometimes be adequate.
    c) Low risk: This category includes e.g. floors, walls, ceilings, sinks and drains. Cleaning is usually adequate, although some environmental areas may be classified as high risk and disinfection may be preferred, e.g. operating rooms and ICU.
    2. Hygienic Hand Disinfection
    The hands are often contaminated with various microbes as a result of patient care or therapeutic work, or from hospital environment. The contaminated hands are also a cause of nosocomial infections. The selection of the hand-washing method and disinfectants to be used, therefore, is important.
    3. Disinfection of Medical Equipment
    Ventilators, humidifiers and associated tubing and equipment are frequently contaminated with Ps. aeruginosa or other Gram negative bacilli. Ventilators can usually be disinfected with nebulized disinfectants solution or fromaldehyde gas. The smaller ventilators can often be decontaminated by ethylene oxide or possibly with low temperature steam.
    Humidifiers should be autoclavable but, if this is not possible, they can be treated with hot water or low temperature steam or a chemical disinfectant.
  • 田中 淳介, 高橋 宏, 水谷 太郎, 内藤 裕史
    1986 年 6 巻 6 号 p. 476-481
    発行日: 1986/12/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    褐色細胞腫2症例の術中の血圧上昇に対し硫酸マグネシウムを静脈内投与し, その前後の循環動態, 血清カテコラミン濃度およびマグネシウム濃度を測定した. 症例1では平均動脈圧が10%, 体血管抵抗が17%低下したが心拍出量は変化しなかった. 投与後のマグネシウム濃度は4.72mEq/lであった. 症例2では平均動脈圧が7%, 体血管抵抗が31%低下したが心拍出量は33%増加した. その時のマグネシウム濃度は2.56mEq/lであった. 2症例ともに腫瘍操作直後の血清カテコラミン濃度は上昇しており腫瘍からの分泌の抑制には無効であった. 褐色細胞腫の術中の高血圧に硫酸マグネシウムの投与は有効で, その降圧機序は主に血管拡張作用によると思われた.
  • 安中 寛
    1986 年 6 巻 6 号 p. 482-485
    発行日: 1986/12/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    自閉症患者18例の麻酔を経験し, 前投薬として十分な量の抗痙攣作用を有する鎮静薬 (たとえばペントバルビタール3~4mg/kg) に, 鎮痛薬および副交感神経遮断薬を加え, 異常に強い恐怖を取除くことが重要であると判った. このことは術後の鎮静および精神障害の軽減にも有益である.
  • 渡辺 誠之, 岩隈 いずみ, 大石 一男, 後藤 俊介, 津田 英照, 無敵 剛介
    1986 年 6 巻 6 号 p. 486-492
    発行日: 1986/12/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    心筋梗塞•狭心症の発症の原因として, 本邦では冠スパズムの占める割合が比較的多いことが指摘され, 麻酔管理中にも種々の原因により発症し, 実際に術中冠スパズムと診断された報告も多数みられる.
    今回, われわれは術中冠スパズムの既往のある患者 (69歳, 男性, 術前診断名: 膀胱腫瘍) の硬膜外麻酔併用の全身麻酔管理に際し, 光伝送法による耐ノイズ性の背面心電図と心電図第II誘導, 橈骨動脈圧, 中心静脈圧をデーターレコーダーに連続記録しつつ, 慎重な術中循環管理を試みたにも拘らず, 術中に再度冠スパズムの発症をみたため発作時の循環動態変化と心電図変化を一拍毎に捉える機会が得られた. 最初の変化はR-R間隔 (心拍数) と血圧にあらわれ, 次に背面心電図上ST部分が上昇, 第II誘導上ST部分, R波高, QRS幅, T波の順に変化を認めた. そこで冠スパズム発生時の誘因と心電図, 血行動態の経時的変化を考察し報告する.
  • 野川 徳二, 片山 尅行, 備仲 健之, 益子 進也, 内田 盛夫
    1986 年 6 巻 6 号 p. 493-499
    発行日: 1986/12/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    誘発反応が麻酔深度モニターとして有用で有るか否かを調べるために, 麻酔中の光誘発脳波の潜時の変化を観測した. 脳波は左右耳部を不関電極とする頭頂部単極誘導で記録し, 光刺激はゴーグル内発光ダイオードにより2~5秒間の一様ランダムな時間間隔で与える. 加算法により光刺激時点より最大陽性点までの潜時 (Pmax) を測定した. Pmax は麻酔深度により延長を示し麻酔終了時には麻酔前の値に回復した. とくに enflurane ガス濃度と Pmax の間に著しい相関が見出された. 血圧変動, NAL麻酔に対しても, Pmax は麻酔深度に応じた変動を示した. 低血糖時には, Pmax は異常に延長し, 麻酔に過敏であることが明らかとなった. Pmax の観測は麻酔深度及び異常発生のモニターとして有用である.
  • 北見 善一郎, 池田 和之, 山村 秀夫
    1986 年 6 巻 6 号 p. 500-505
    発行日: 1986/12/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    大気と同程度の酸素を含んだ笑気•酸素混合気を純笑気にかわって院内各部門の笑気配管に一括供給する方式を導入した.
    笑気と酸素をマニホールド室に設置した混合装置で混合することにより配管誤接続あるいは流量調整弁誤操作による低酸素症が回避されることとなった.
    混合装置は安価で信頼性が高く, これからも笑気を使う施設には有用な安全対策と考える.
  • 比嘉 和夫, 真鍋 治彦, 野田 萬里, 檀 健二郎
    1986 年 6 巻 6 号 p. 506-514
    発行日: 1986/12/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    基礎疾患のない54例の帯状疱疹患者の水痘-帯状疱疹ウイルスに対する補体結合抗体価を経時的に測定し, 皮疹の重症度と神経ブロック療法の期間について検討した. 皮疹重症例ほど抗体価は早期から高くなっており, 発症2週目に重症例, 中等症例では27.9±0.3倍, 26.3±0.5と倍最高になり, 軽症例の24.3±0.4倍 (p<0.001) よりも高い値を示していた. 最高の抗体価と神経ブロック療法による帯状疱疹痛の治療期間には有意の (r=0.51, p<0.001) 相関が認められ, 抗体価が高いほど長期の治療を必要としていた. 一方, 60歳以上の症例では, 最高の抗体価が同じであれば, それ以上の加齢による治療の長期化はみられず, また三叉神経領域が特に長期の治療を必要とはしていなかった. したがって, 最高の抗体価は帯状疱疹の重症度の客観的な指標となり, 最高の抗体価により帯状疱疹痛に対する神経ブロック療法の期間を推測することがある程度可能になると考えられた.
  • 菅井 直介, 稲田 豊
    1986 年 6 巻 6 号 p. 515-519
    発行日: 1986/12/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    腰部硬膜外麻酔に笑気とペンタゾシンを併用した患者において, 臭化ベクロニウム0.04mg/kg一回投与後に, 母指内転筋のテタヌス (50Hz, 1秒間) 収縮及び単収縮を12秒毎に同時に継続して記録した。ベクロニウムは単収縮よりもテタヌス収縮をより早く, より高度に抑制し, 回復はテタヌスにおいて遅かった. 神経筋遮断の発生時には, テタヌス収縮力は保持されたが, 回復時に初めて fade が現われた. fade の回復過程でテタヌスの最初のピークが後の部分と同じ高さになってから (平衡点 equalizing point), 1秒間のテタヌス収縮の後の部分がより大きな力を発生するのが見られた. これらの結果は人におけるベクロニウムの作用機序について手掛りを与えるのではないかと考えられる.
feedback
Top