第1報では,二次元直線フィンを対象に,二次元フィン効率のモデル式を構築した。また,湿り空気の結露を伴う伝熱において,凝縮潜熱を見かけの熱伝達率の上昇と見なした結露モデルを考案した。本研究では,それらのモデルを含む伝熱簡易計算法が,さらに広範な条件に対しても高精度に適用できるよう,フィン温度の二次元近似関数の構築を基本に,乾き領域を有する結露状態での伝熱モデル,顕熱潜熱の各バイパスファクターが一致しない場合も含む潜熱バイパスファクターの一般化モデルを提案する。フィンの熱伝導方程式を直接数値的に解く数値実験結果と比較し,その有用性を確認した。
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