本稿ではビルマルチ空調機を対象とした DR において,ベースライン電力推定のためのパラメトリックモデルを生成する手法について述べる。ビルマルチ空調機の分刻み電力・室温数式モデルを用いて,推定対象ビルを模した仮想ビルモデルを構築する。数式モデルの各パラメータは推定対象ビルの平常運転データから電力と室温の双方をフィッティングすることにより得る。5 階建ての架空オフィスビルを対象にフィッティングを行い,DR の時間粒度と推定誤差の関係を調べた。
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