空気調和・衛生工学会 論文集
Online ISSN : 2424-0486
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7 巻, 18 号
選択された号の論文の16件中1~16を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1982 年7 巻18 号 p. Cover1-
    発行日: 1982/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1982 年7 巻18 号 p. Cover2-
    発行日: 1982/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    1982 年7 巻18 号 p. Toc1-
    発行日: 1982/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1982 年7 巻18 号 p. App1-
    発行日: 1982/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1982 年7 巻18 号 p. App2-
    発行日: 1982/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
  • 中原 信生
    原稿種別: 本文
    1982 年7 巻18 号 p. 1-16
    発行日: 1982/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    本報では,まず空調システムの高品質化のために必要とされる制御内容と,ハードウエアの適用性・効果について述べる.次いで前報までに示した理念と実践対象によって,大阪大林ビルに適用した最適化制御のうち,空調メインシステムに関するもの,すなわち外気取入れ・環境解析最適化,空調機吹出し温度最適化,予冷熱運転・空調機起動の最適化の三つのサブシステムについて,その意義,ソフトウエアならびに実績について述べる.この部分では,外挿法・指数平滑・学習係数などによる予測法を用いている.また,即応性を増すためにペナルティ関数を導入する必要性も述べた.制御の動き,結果としての環境値の実績を十分に確認し,最適化制御の有用性を確かめた.
  • 中原 信生
    原稿種別: 本文
    1982 年7 巻18 号 p. 17-31
    発行日: 1982/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    本報では,熱源メインシステムに関する最適化制御のうち,蓄熱運転・熱源選択の最適化について述べる.空調システムの中でも,蓄熱システムは設計意図が実運転と整合し難い部分である.本設備の基本フィロソフィであるミニマムエネルギとエネルギ有効利用をつかさどるこの部分では,温度プロフィルを媒体として設計と制御との整合を図った.ここでの負荷予測にはカルマンフィルタによる逐次推定を採用して,システムの非定常性・非エルゴード性に対応させ,さらに即応性を増すべく対日・対時の2段階予測を行う.本制御を適用した結果,過蓄熱を防ぐことができた.また,負荷と外気温などとの相関分析を実績値を用いて行い,予測モデルの妥当性を検討した.
  • 中原 信生
    原稿種別: 本文
    1982 年7 巻18 号 p. 33-47
    発行日: 1982/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    本報では,熱源メインシステムの中で,熱回収運転の最適化,機器効率の最適化,すなわち蓄熱温度変更・サージング防止冷媒バイパス・ファンコイル送水温度調節について,それぞれの意義・ソフトウエア・実績を述べる.熱回収においては前報と同様にカルマンフィルタを適用し,冷熱と温熱のバランスを追及した.蓄熱温度はシステム成績係数を評価関数とした.以上のほか,ポンプ搬送システムの台数制御,全熱交換器効率制御などのシーケンスを述べ,本最適化制御の全容の紹介を終えた.最後に実績をもってその効果を示すため,冷凍機成績係数,ビルの各種エネルギ消費量,省エネルギの評価指数について示し,本論文の締めくくりとした.
  • 西岡 利晃
    原稿種別: 本文
    1982 年7 巻18 号 p. 49-61
    発行日: 1982/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    高温工場の換気設計は,温度を一様と仮定した方法がすでに確立している.実際には暖房した一般の居室以上に温度分布が存在するので,温度分布を考慮した換気設計を行うため,模型を用いた温度分布の実験を行った.この報告は,第1報として機械換気の実験に関するものである.温度分布は水平方向に比べて垂直方向に顕著であり,温度成層をなしている.温度成層を温度差比として数量化し,その性質を実験的に検討した.温度差比は熱負荷と換気量の比の関数として表され,この温度差比の実験式を用いて温度成層を考慮した換気計算法を示した.
  • 山東 睦夫, 藤井 篤, 種村 栄, 野口 哲男
    原稿種別: 本文
    1982 年7 巻18 号 p. 63-75
    発行日: 1982/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    外径100mmのガラス管を使用した真空断熱円筒形集熱管が,名工試法によって試験された.一般的な平板型集熱器とその構造が大きく異なるので,得られた集熱特性は一般の平板型のそれと少し異なっていた.この集熱特性の解釈について,次のことが結論された.1)集熱板面積を基礎にしたη切片が1.0に近い値を持つのは,主に集熱器の背後の物体により反射された太陽エネルギが,集熱板の裏面において吸収されることによる見掛け上のη切片の増加のためである.2)外界のパラメータの変化による集熱効率の変化が小さく,効率曲線から個々の測定値が分散しない.3)熱損失量が少ないので,太陽エネルギの入射がないときに測定された熱損失係数を用いた集熱特性の推定は誤差を含む可能性がある.
  • 藤原 良樹, 門 久義, 細川 [ヨシ]延
    原稿種別: 本文
    1982 年7 巻18 号 p. 77-84
    発行日: 1982/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    絞り形態をもつ管路構成要素,例えば各種の弁,オリフィス,円筒絞りなどに生ずるキャビテーションに関する研究はかなりあるが,絞りの種類に応じてキャビテーション係数の定義が異なっている場合が多く,このような絞りのキャビテーション性能を総括的に考察しようという試みはほとんどない.本報告は,最も基本的な形状の絞りでキャビテーション実験をした結果,絞り上流の諸量を基準として定義したキャビテーション係数が,絞りのキャビテーションを表示するのに最適であることを明らかにし,さらに消滅キャビテーション係数に対する実験式を導き,それが他の形状の絞りに対しても適用できることを示した.
  • 嵩 哲夫, 藤井 清美, 高橋 勝彦
    原稿種別: 本文
    1982 年7 巻18 号 p. 85-98
    発行日: 1982/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    レイノルズ数R_<1h>が200以下の場合における分岐管内の流動機構が,系統的に研究された.対象とした分岐管は,分岐角度θ_0が45°,90°および135°で面積比mが1.0なるもの,ならびにθ_0が90°でmが1.5および2.0なる総計5種類である.得られた結果を要約すれば,次のとおりである.1)分岐管内を通る非圧縮性流体の流れを,定常,二次元,層流の場合に対してNavier-Stokesの方程式を有限差分近似し,R_<1h>が1から200までの範囲で解いた.そして,分岐管内の流れに及ぼすθ_0,m,R_<1h>および流量比Q_2/Q_1などの因子の影響を考察した.2)実際の分岐管内における流れを,R_<1h>が5から200までの範囲で可視化法を用いて実験的に研究した結果,R_<1h>≦40における様相は二次元的であるが,R_<1h>≧70では三次元的であることが明らかになった.ただし,管軸を含む平面近傍の流れは常に二次元的に流動しており,また,Q_2/Q_1=1.0における流れは,θ_0,mおよびR_<1h>に関係なく,三次元的に流動していることがわかった.3)数値解析と実験によって得られた結果は,定性的に一致する.特に,R_<1h>が十分小さい場合における両者の結果は,定量的にも一致する.
  • 伊藤 郁男, 米原 紀吉
    原稿種別: 本文
    1982 年7 巻18 号 p. 99-106
    発行日: 1982/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    噴流直下では,高い熱伝達率hが得られることが報告されている.しかし,hは衝突後に半径方向に急激に低下し,その有効範囲も明確ではない.水噴流を冷却に効果的に利用する場合,むしろ平面全体におけるhの分布や有効領域を知ることが必要である.本研究ではまず常温下の,単一ノズルによる水噴流を水平面に対して鉛直下方に衝突させた場合のhを実測した.そして水膜流において層流境界層を仮定し,速度および温度プロフィールの四次多項式近似によって,半径に対するhの一般式を導いて実測値とよい一致をみた.さらに冷却有効半径を求め,実用設計への参考として,冷却能に対する水流量と衝突動力の必要条件を検討した.
  • 伊藤 郁男, 米原 紀吉
    原稿種別: 本文
    1982 年7 巻18 号 p. 107-116
    発行日: 1982/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    前報の単一ノズルに対し,本報ではより広範囲な水平面を冷却する場合を考えて,9本のノズルを正方格子状に配列し,平均熱伝達率を実測した.水膜流はノズル間隔が狭くなるほど跳水半径γ_jが小さくなり,ノズル間境界における水膜厚さδ_<m2>が厚くなっており,γ_j,δ_<m2>の実験式を得た.また,ノズル1本あたりの正方形領域に対する平均熱伝達率を誘導した.この理論式とマルチ実験の実測値とはよく一致したので,マルチノズルにおける平均熱伝達率は,単一ノズルにおけるそれがそのまま用い得ることを見いだした.さらに,別途にマルチ噴流の代わりに伝熱平板の周囲に枠をはめて単一水噴流で代行させたシミュレーション実験を行い,両者は良好な一致をみた.
  • 宇田川 光弘
    原稿種別: 本文
    1982 年7 巻18 号 p. 117-130
    発行日: 1982/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    住宅の年間暖房負荷の簡易計算に,暖房期の定常熱収支式を用いる方法を検討した.まず,RC造・木造の個人住宅と集合住宅の3種類の住宅について,札幌・東京・鹿児島の3地点を選び,断熱仕様を変えて全部で17通りのシミュレーションを行い,建物熱損失係数・暖房期平均室温・平均外気温・熱取得を用いて,定常熱収支式から求めた年間暖房負荷がシミュレーション結果とよく一致することを示した.次に定常熱収支式を実用化するため暖房負荷に影響する5因子を取り上げ,実験計画法に基づく81通りのシミュレーションを行った.このシミュレーションの結果から簡易計算法で考慮すべき要因を検討し,実用的な簡易計算法を提案した.
  • 原稿種別: 付録等
    1982 年7 巻18 号 p. App3-
    発行日: 1982/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
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