空気調和・衛生工学会 論文集
Online ISSN : 2424-0486
Print ISSN : 0385-275X
ISSN-L : 0385-275X
42 巻, 245 号
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学術論文
  • 第3報−電力負荷平準化技術の効果と経済性の検討
    三原 邦彰, 小野 永吉, 荒井 良延
    2017 年 42 巻 245 号 p. 1-8
    発行日: 2017/08/05
    公開日: 2018/08/05
    ジャーナル フリー

    電力需給対策のため、ZEB 化と共に電力負荷平準化について考慮することが重要である。本研究では、事務所を対象に現状および将来的な太陽光発電、蓄熱槽、蓄電池の最大受電電力抑制の効果と経済性についてケーススタディを実施した。その結果、現状・将来共に蓄熱槽の初期費用に対する最大受電電力の削減効果が最も大きい。ただし、現状これらの投資回収は難しいが、将来的に太陽光発電や蓄電池の初期費用低減や電力料金の上昇を考慮すると投資回収が可能になることが示唆された。今後、太陽光発電の普及に伴い、ZEB 化への取組みとともに、蓄熱槽や蓄電池などによる電力負荷平準化が重要になると考える。

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