空気調和・衛生工学会 論文集
Online ISSN : 2424-0486
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12 巻, 33 号
選択された号の論文の21件中1~21を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1987 年 12 巻 33 号 p. Cover1-
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1987 年 12 巻 33 号 p. Cover2-
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    1987 年 12 巻 33 号 p. Toc1-
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1987 年 12 巻 33 号 p. App1-
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1987 年 12 巻 33 号 p. App2-
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
  • 中原 信生, 梶原 豊久, 伊藤 尚寛
    原稿種別: 本文
    1987 年 12 巻 33 号 p. 1-12
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    本研究は,同時冷暖房時に発生する室内混合損失の機構を解明し,それを防止するための建築構造を含めたシステム設計法を提案することを目的としている.本報ではまず,実験計画法に基づいて実大装置による実験を行い,影響要因の定量化を行うとともに,混合損失防止策についても言及している.主な結果として,ペリメータとインテリアの制御設定温度差が最も大きな影響を及ぼし,ペリメータ設定温度を低くするほど混合損失が小さくなることが判明した.さらに,両ゾーンの環境の質を一定に設定したうえでそれを実現するには,ペリメータ部にふく射暖房を併用することが有効であることが実証された.
  • 伊藤 尚寛, 中原 信生
    原稿種別: 本文
    1987 年 12 巻 33 号 p. 13-22
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    室内混合損失は,空調における省エネルギにとって必要欠くべからざる問題であるが,その実態はこれまでほとんど不明であり,また,定量的予測方法も確立されていなかった.前報では,実験計画法を適用した実大実験により混合損失に影響を及ぼす要因を定量的に明らかにし,その防止策について考察を行った.本報ではさらに解析を進め,より汎用的な混合損失量の推定式を提案する.さらに,それを用いて種々の運転条件下における期間損失発生状況のシミュレーションを行い,実態把握に代わるものとして,空調用エネルギに占める混合損失量の割合を推測する.
  • 大田 了介, 北條 勝彦
    原稿種別: 本文
    1987 年 12 巻 33 号 p. 23-31
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    筆者らがさきに行ってきた長方形断面をもつ分岐ダクト内の分岐後の流れを調べるために,本研究では分岐後の流れをモデル化し,これを直管内の層流三次元流れに置き換え,Patankarらと同様の方法によって数値解析を試みた.この解析では,実験によって得られた分岐後の流れを参考にして,それに相当するような偏りをもつ速度分布モデルを考えた.そして,これを直管ダクトの入口条件として与え,下流にいくに従ってどのような流れになっていくかについて調べた.また,ダクト入口で偏りをもつ流れが軸対称な流れへと収束するまでに要する軸方向距離についても求めた.
  • 莊 達民, 辻 克彦, 福原 驍
    原稿種別: 本文
    1987 年 12 巻 33 号 p. 33-40
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    プッシュプル流れを二次元,層流,等温と仮定し,ψ-ω法でプッシュプル流れの数値モデルを探求すると同時に,次の三つの問題の解析を行った.1)側流を受けないときのプッシュプル限界流量比2)側流を受けるときのプッシュプル流れの曲がり3)吹出し開口に設置されるフランジの影響さらに,数値計算の結果を検証するために実験を行い,流速の実測値または流れの可視化と計算結果を比較した結果,両者は比較的よく一致し,プッシュプル流れの研究において数値計算は有効な手段になるとの結論を得た.
  • 水野 稔, 細野 一夫, 内藤 和夫
    原稿種別: 本文
    1987 年 12 巻 33 号 p. 41-50
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    暖房室の壁からの貫流損失の計算は,正しくは壁間のふく射伝熱のために連立方程式を解かなくてはならない(精解法).しかし,簡略的に壁間のふく射伝熱を室内気温と壁温の差に対するふく射熱伝達率に置き換え,総合熱伝達率を用いて計算されることが多い.この論文では,精解法と同じ貫流損失を与える平均ふく射熱伝達率の値を,対流暖房方式,ふく射暖房方式および非加熱室に対し基本的かつ具体的に検討した.その結果,貫流損失に及ぼすふく射伝熱の影響について,建物条件および暖房方式などとの関係を明確にした.そして,特に対流暖房方式に対して,従来の値は貫流損失をかなり過大に評価することなどを示した.
  • 水野 宏道
    原稿種別: 本文
    1987 年 12 巻 33 号 p. 51-60
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    ふく射・対流型放熱器は伝熱機構が全く異なるふく射と自然対流により放熱するが,放熱面の構成で全放熱量に占める両者の割合が異なり,放熱特性もかなり相違する.放熱特性を普遍的に把握するためにはふく射と対流成分を分けて考察する必要がある.本報では必要精度でふく射放熱量を算出する基本式としてEnclosure theoryを適用し,放熱器または周壁の一部に正反射面が存在する場合,周壁温度,空気温度が未知の場合に対応可能な定式化を行った.次に,正反射面の存在が放熱器ふく射放熱量に与える影響を実験時の条件などを引用して試算し,全周壁に対し正反射面の面積比が小のとき,拡散反射面とした結果との差異が極めて小さいことなどを示した.
  • 中原 信生, 岡田 嘉寿雄, 丹羽 英治
    原稿種別: 本文
    1987 年 12 巻 33 号 p. 61-73
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    CPC型集熱器を用いた冷暖房・給湯システムが適用された知多市民病院の年間運転実績を解析し,シミュレーションとの対応を行った.システムは第3報のシミュレーションで用いたものとほぼ同一であり,熱媒にはシリコンオイルを用いている.運転状況は大変良好でトラブルは全くなく,また集熱効率も年間値で31.3%,冷凍機システムの成績係数は1.3,夏の冷房時のソーラシステム成績係数は6.2であり,高温集熱の効果が十分に表れて省エネルギ性を発揮した.また,システムシミュレーションとの対応も良好で,理論と実績とが整合しやすい,安定した性能を示すシステムであることが確認された.
  • 山口 克人, 加賀 昭和, 吉川 [アキラ]
    原稿種別: 本文
    1987 年 12 巻 33 号 p. 75-83
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    クリーントンネル内のプロセス域を十分清浄な状態に保つためには,プロセス域や通路域を含め,トンネル内全体の気流を制御することが必要であり,それを適切に行うためには,実験的な方法と並んで気流分布を数値解析によって予測することが有効な方法であると考えられる.本報では,二次元,層流のクリーントンネル気流に対してψ-ω法による数値解析を行った.計算したのは,トンネル内に設置される装置あるいは作業台を想定した箱の形状と位置,トンネル内を流れる気流の流出方法などを変化させた合計19種類である.周囲壁から孤立した箱の周囲に与えるべき流れ関数の値は著者らの既報の方法を用いて求めたが,本報ではさらに,流出口が複数である場合,流出口に挾まれた壁面に与えるべき流れ関数の求め方,さらには流出口に孔あきパネル,グレーティング,ドア・グリルなどの流動抵抗が取り付けられた場合の,流出口相互間の流量比の変化の計算方法などを提案した.得られた計算結果の主なものについて,模型による可視化写真と比較した.計算は,流れのパターンに関しては,箱の形状や位置,空気の流出条件の変化などによる流れの場の変化の様相をほぼ正しく予測していることがわかった.
  • 窪田 英樹
    原稿種別: 本文
    1987 年 12 巻 33 号 p. 85-95
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    居住域の気流分布に支配的な影響を及ぼす吹出し気流の特性について解析し,軌跡・軸上流速および気温差を無次元座標で表示した.噴流の解析モデルについて考察を加え,その結果を踏まえて,本解析では,流速・気温断面分布の相似性と噴流幅が流軸長に一次比例するとの仮定を採用している.基礎となる運動量と熱量の平衡式に関してその変数を規格化することにより,パラメータは吹出し角度と温度傾度のみとなり,少数の図表に結果を表示し得た.本論文では噴流の特徴を浮き彫りにし,室内気流分布を計画するうえで有効な近似式も提示した.
  • 山崎 博司, 金本 浩明, 佐古 光雄, 千葉 徳男
    原稿種別: 本文
    1987 年 12 巻 33 号 p. 97-102
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    核沸騰には沸騰開始時の履歴現象といった遷移現象が存在しており,それらの機構を解明することは,沸騰熱伝達を有効に利用するうえで重要である.ところが,これらの遷移開始点は広範囲に分布しており,現象を実験的に検討するには,実験条件を一定に保った多数回の実験を行い,実験データを統計的見地から考察することが必要となる.そのために,電気加熱法による沸騰実験装置のデータ測定系および電流制御系を2台のマイクロコンピュータを用いて完全に自動化した.本報では,装置の詳細を報告するとともに,その性能について報告する.また試行実験として,自然対流から核沸騰への遷移現象について実験を行い,その結果についても報告する.
  • 貝塚 正光, 岩本 静男
    原稿種別: 本文
    1987 年 12 巻 33 号 p. 103-113
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    室内の熱環境は,気温・湿度・気流・放射などの物理的条件と,着衣・代謝などの人体側条件とによって評価される.これらを総合した温冷感指標の一つとしてPMVがP.O.Fangerによって提唱されている.通常の空調室内では,これらの物理的条件やPMVは一様ではなく,その不均一さは在室者の不快や空調効率の悪化を招く.例えば,コールドドラフト,大きな上下温度差,大きな片側放射冷却や加熱などの障害を生じたりする.したがって,熱環境をより的確に評価するためには,このような物理的条件やPMVなどの分布をも把握する必要があり,数値予測法はそのための有力な方法となりつつある.室内気流や気温の分布の数値予測法については,例えば貝塚に概観されているように,多くの研究がなされており,実用的にも用いられる段階に至っている.また,本論文で取り扱う室内放射授受の計算法についてはB.Gebhart,P.O.Fangerなどがすでに定式化している.さらに,坂本は加熱面のある模型室内に対して気流流動と放射授受を組み合わせた計算を行っており,平松・貝塚は二次元暖房室内のベクトル放射温度や作用温度の分布の計算をも示している.本論文は,室内熱環境の数値予測法を確立するための研究の一環として,特に放射授受による熱環境の分布のみに着目し,壁面温度・ベクトル放射温度・平均放射温度・PMVなどの算法を定式化し,床暖房または強制対流暖房を想定した室内に適用し,両暖房方式の特性の一面が把握できることを示すものである.二次元室内を対象とした平松・貝塚では,気流流動と放射授受の計算を組み合わせ,気温や対流熱伝達率の分布をも未知量として数値予測を行ったが,本報では放射授受の計算法を吟味するために気流流動の計算は組み込まず,気温と気流は一様なものと仮定し,対流熱伝達率は既知なものとして適切な値を用いた.このような計算法は,基本的にはP.O.Fangerがすでに示したものと同様である.異なる点は,気流計算と組み合わせることを考慮して室内表面を細かく分割したこと,放射場の方向性を表す中村によるベクトル放射温度を計算したこと,人体の形態係数を微小立方体の形態係数から近似する中村の方法を用いたこと,射度(radiosity)の代わりにB.Gebhartの吸収係数を用いたこと,形態係数の計算に山崎による優れた算法を用いたこと,などである.なお,本論文の一部は筆者らによって,参考文献8),9),10),11)にすでに報告したものであることを付記する.
  • 宮武 修, 永渕 尚之, 田中 逸夫
    原稿種別: 本文
    1987 年 12 巻 33 号 p. 115-123
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
    冷水を満たした蓄熱水槽上部に長方形ダクトから温水を流入させた場合の液温度過渡応答を測定することにより,直方体の蓄熱水槽の熱的特性に関する実験的研究を行った.実験では槽幾何形状(ダクト幅・槽長)および入力条件(温水と冷水の温度差,液流量)を変えた.実験結果から,最終的に水槽内の任意の領域の蓄熱効率ηV'を予測する半経験式を,流入部基準のアルキメデス数Ar_0,液のペクレ数Peおよび2個の無次元槽幾何形状パラメータφ_1,φ_2の関数として導いた.(d_e/b)^2Ar_0<44の範囲においては,短絡流が生ずることにより,蓄熱効率が急激に低下することが判明した.
  • 原稿種別: 付録等
    1987 年 12 巻 33 号 p. App3-
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1987 年 12 巻 33 号 p. App4-
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1987 年 12 巻 33 号 p. App5-
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1987 年 12 巻 33 号 p. App6-
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2017/09/05
    ジャーナル フリー
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