都市活動に伴う建物の水需要構造を把握するため,第1〜5報に,事務所,ホテル・旅館,百貨店・量販店,医療施設,小・中学校について報告している.本報は前報に引き続き,全国11都市において小・中学校を対象として実施したアンケート調査を基に,小・中学校の使用水量について解析したものである.前報においては,建物・設備規模および設備保有状況,水使用設備規模指標を示し,使用水量にかかわる種々の要因相互の関連性について分析している.本報ではさらに,使用水量原単位および使用水量変動パターンを示すとともに,重回帰分析により校舎面積・全人員(生徒・教職員)あたりの使用水量の多元的予測式を提示した.
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