日本航空宇宙学会誌
Online ISSN : 2424-1369
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ISSN-L : 0021-4663
64 巻 , 11 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
連載 TOP POINT~学会賞受賞者の声~
特集 超軽量宇宙展開構造物
特集 超軽量宇宙展開構造物 第1回
  • 古谷 寛, 坂本 啓
    2016 年 64 巻 11 号 p. 322-326
    発行日: 2016/11/05
    公開日: 2016/11/15
    ジャーナル 認証あり

    展開膜構造を用いた宇宙機システムが検討されている.衛星のデオービット用展開膜やソーラーセイル,あるいは太陽光発電衛星など,軽量で大面積の膜構造物を宇宙空間で構築することで,これまでにない宇宙ミッションを可能にすることが考えられるためである.これらの構造物は地上で小さく収納し,宇宙空間で大きく展開することで宇宙空間に構造物を構築することに特徴があり,このような超軽量な宇宙展開構造物を展開する方法として,伸展ブームを用いた展開方法は超小型衛星から比較的大型の衛星まで適用可能である.また,大面積の膜を展開するためには,その折畳み方法も収納・展開特性を決める重要な要因となっており,伸展ブームとの組み合わせ方で様々な新たな宇宙ミッションへの利用が可能となってくる.本稿では,著者らが現在開発中のブームと膜が一体となった展開膜構造について紹介する.

特集 低ソニックブーム設計概念実証プロジェクト第2フェーズ飛行試験(D-SEND#2) 第8回
  • 牧野 好和, 中 右介, 金森 正史, 石川 敬掲
    2016 年 64 巻 11 号 p. 327-333
    発行日: 2016/11/05
    公開日: 2016/11/15
    ジャーナル 認証あり

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)の低ソニックブーム設計概念を実証するためのD-SENDプロジェクトでは,低ブーム設計概念を適用して設計・開発した試験機を成層圏気球から落下,飛行させて低ブーム設計概念を実証する第2フェーズ(D-SEND#2)試験を2013年と2015年に実施した.特集の第8回として,本稿ではプロジェクトの目的である低ソニックブーム設計概念の実証結果の概要を述べる.2015年の第2回飛行試験で計測されたD-SEND#2のソニックブーム圧力波形は,大気乱流の影響を受けたため想定した設計波形とは異なっていたが,JAXAで新たに開発した推算ツールを用いてその影響を評価することにより,D-SEND#2に適用した低ソニックブーム設計概念の効果を実証することができた.

特集 安心・安全な宇宙利用のために
特集 安心・安全な宇宙利用のために 第1回
  • 石井 守
    2016 年 64 巻 11 号 p. 334_2-337
    発行日: 2016/11/05
    公開日: 2016/11/15
    ジャーナル 認証あり

    近年,宇宙利用の総合的な安全安心を意識した“宇宙状況認識”(Space Situation Awareness : SSA)の検討が各国で進められている.これは,宇宙デブリ,地球近傍天体および宇宙天気を総合的に検討することで総体としての宇宙の安全利用を議論するものであり,米国では20世紀後半,欧州でも2005年頃から盛んに検討されている.また,航空運用など社会基盤における宇宙天気情報の利用検討も複数の国際機関において進んでいる.一方我が国では,宇宙デブリに関する議論は活発に行われるものの,宇宙天気情報の社会利用については進んでいないのが現状である.本特集では,宇宙天気の社会利用についての議論の現状を紹介するとともに,デブリ・地球近傍天体の専門家との情報交換を通じ,我が国におけるSSAの在り方について議論を深めることを目的としている.

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