日本航空宇宙学会誌
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68 巻 , 2 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
連載 TOP POINT~学会賞受賞者の声~
特集 超小型衛星打上げ機:SS-520 5号機の開発 第2回
  • 大塚 浩仁, 佐野 成寿, 羽生 宏人, 山本 高行, 伊藤 琢博, 岩倉 定雄
    2020 年 68 巻 2 号 p. 32-37
    発行日: 2020/02/05
    公開日: 2020/02/05
    ジャーナル 認証あり

    本解説では,超小型衛星打上げ機(SS-520 4,5号機)の機体システム開発の概要を示す.本ロケットの開発意義は,搭載した宇宙用機器に品質の高い民生部品を活用して超小型衛星打上げシステムを作り上げたことと,従来の開発手法に加え新たに取り組んだ民生品の品質保証の考え方を構築してフライト実証したことである.また,既存の観測ロケットに衛星打上げ能力を持たせるためには,いくつかの課題を克服する必要があった.抜本的な構造軽量化,搭載機器の小型軽量化,衛星とロケット一体となった機能の最適配分,誘導制御系の工夫,飛行安全,Test as Flyをベースとした検証試験等々,限られたリソースと開発期間の厳しい制約条件のなかで随所に創意工夫を施した.本解説では,その開発におけるポイントを総括した.

特集 SIP革新的構造材料 第3回
  • 石田 雄一
    2020 年 68 巻 2 号 p. 38-42
    発行日: 2020/02/05
    公開日: 2020/02/05
    ジャーナル 認証あり

    平成26~30年度において,内閣府総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「革新的構造材料」のA03ユニットで,エンジン部品への適用を目的とした耐熱炭素繊維複合材料(CFRP)の研究開発を進めた.エンジン部品を従来のチタン合金から耐熱CFRPに置き換えることで,軽量化・高燃費化のみならず,国産シェア拡大が期待できる.本ユニットの参画機関はJAXA,(株)IHI,東京理科大,(株)島津製作所,東京農工大(平成27年度より),(株)カネカ(平成29年度より)で,材料技術(基礎評価および開発)・成形プロセス技術・高温試験技術の3本の柱から成り立っている.本報では,耐熱CFRP開発の現状とSIPプロジェクトでの成果について報告する.

特集 機体騒音研究とFQUROHプロジェクト 第3回
  • 高石 武久
    2020 年 68 巻 2 号 p. 43-49
    発行日: 2020/02/05
    公開日: 2020/02/05
    ジャーナル 認証あり

    エンジン推力が絞られる着陸進入時において,脚から発生する空力音は,主要な航空機騒音源の一つである.FQUROHプロジェクトでは,JAXA実験用航空機「飛翔」を用いて,主脚から発生する音の低減を試み,その飛行実証に取り組んできた.2016年の1回目の飛行実証試験で得られた,人間の聴覚を考慮したA特性音圧レベルで0.8~0.9 dB(A)を上回る騒音低減をめざして改良を行った結果,主脚収納部上流へのディフレクタの装着,主脚扉内面への多孔質材の貼付,主脚の車間多孔板の孔径縮小,タイヤホイール穴塞ぎといった対策を組み合わせることで,事前の風洞試験において4.5 dB(A)の騒音低減を見込むことができた.2017年に2回目の飛行実証試験を実施した結果,直上通過時の主脚付近からのA特性音圧レベルで4.2~4.4 dB(A),主脚単体のEPNL(実効感覚騒音レベル)評価で4.0~4.8 EPNdBの騒音低減効果を達成することに成功した.

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